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佐原先輩、隣の女性の先輩に注意?されてる…のか?
「シャーペンならあたしが貸すのにっ」
とかぶつぶつ言ってる。
「なんでこんなやつにシャーペン借りてんだよ」
「一年のくせに、悠に媚びてんじゃねえよ」
おーおー、悪口が止まらない。
お下品だこと。
聞こえないふりしよう。関わると面倒だし。
悠「島村ちゃん、ごめんね」
小さい声で謝ってくる佐原先輩。
いや、それ!!!それが私を面倒ごとに巻き込んでんですよ先輩〜。
でもシャーペン貸しちゃったしな。今更だよな。
ってかここ2-Aだよね?
2-Bとか教室絶対隣じゃん取りに行けよ。
なんて。
思ったけど言わないです。えらいので。
「い、いえ〜」
愛想笑いで済ませる。
そんなやりとりしてると。
文化委員長が佐原先輩に声をかけた。
自己紹介佐原の番だぞ、と。
悠「佐原悠です〜2-Bです。まぁゆるーくやるんで、おなしゃす」
心地よく響く低音。
いい声なのは間違いなく。
手をヒラヒラとふり、完璧な笑顔を貼り付けていた。
また、昨日と同じあの笑顔…。
2年生の自己紹介が終わった。
次は私たちの番。
Aクラスの自己紹介が終わると、順番は涼風くんへ。
凛「…涼風、凛です。お願いします..」
おや。クラスの自己紹介のときとは違う。
成長?
いーや、これは先輩がいるからだ。
2年の先輩たちがコソコソ話してる。
何だろ。
「なんか…暗いね」
「眼鏡してるしなんかオタクっぽい?」
「ちょっときもいかも。悠はかっこいいのに」
….ふぅーーー。
バンッ!!!!!!!
勢いよく机に手をついて立ち上がる。
「1-Bの島村はるかです。よろしくお願いします」