!わんく!
出久くんの愛が重い
メンヘラ気味ってこれであってるのだろうか
病んでる
口調迷子
上鳴くんがちょっと酷いこと言う。
ごめんない上鳴くん推し。
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「屋上からのワンチャンダイブ!!」
まただ,まただ,なんでこんな酷いことばっかり言えるんだろうか?
本当にヒーロー志望なのだろうか?
なんでこんな酷い恋しちゃったんだろ,
「うぅ,,,ぐすっ、、」
こうなったらもう死んでやる!
ダダダダダダ
いきなり出久が走り出した。
「ちょ,おま、どこ行くんだよ,話は終わってねぇぞ!!」
ダダダダダダ
ガシャン
「はーっはーっ、きちゃった笑」
壊れかけの精神とちゃんと働かない脳みそで自分がしていることに気づく。
(うわぁ〜僕死のうとしてんじゃんまぁいいや)
ガタン
震える身体で,フェンスを掴み上る。
時間は夕方の4時位。
忘れ物をして急いで帰る生徒や,友達と楽しく話して帰宅する生徒たちが沢山いる。
「僕も,友達欲しいな,来世では友達欲しいな,,」
ガシャン!
「デク!お前何してんだよ!」
明らかに焦っている声だ。
「何って,ワンチャンダイブだよ?」
「戻ってこい!!」
今まで死ねとかしか言わなかった彼の口から,
戻ってこいなんて,誰も予想できるはずがない。
「なんで?今まで死ねって言ってたのに?経歴に傷がつくから?」
出久が泣きながら尋ねてみる。
「お前が,,,好きだからだよ!」
(んえ?ええええええええ?
好きって絵?????)
今までまともな思考をしていなかった出久の脳みそが,猛スピードで回転する。
もう,言ってしまっていいだろうと思ったのだろうか,出久も口が滑っていた。
「僕も!」
ついに言ってしまったと真っ赤になってしまう出久の顔をみて笑う勝己。
あんな顔見たことないやと考える出久。
ガシャ,,
ダダダダダダ
ギュ!
出久は泣きながら勝己に抱きついた。
「うゎぁん,,,,,うぅ,ぐすっ、」
「鼻水つけたら殺す」
「わかってるよ,,」
それから一年たち、二人は雄英高校に進学した。
「かっちゃんーーーーー!おはよーー!」
嬉しそうな出久の声が聞こえて来る。
「はよ、、」
「今日から学校だね!!」
「……..だなってもう1ヶ月ぐらい、経ってんだろ」
少し反応が薄いような勝己。
「えーーー!なんでそんな反応薄いの!?ちょっとボケてみたのに!!!」
勝己の脳みそは出久が可愛すぎて機能していないのであった。
「クソッ,お前が朝から可愛すぎるからだよ!!!」
ぼわっ!
出久の顔と勝己の顔が一気に赤くなる。
「へ???」
少し気まずい雰囲気で2人は歩いていった。
女子の元気な声が聞こえてきた。
「おはよう!デク君!」
「おはよう麗日さん」
「おっはよー!緑谷!」
「おはよう芦田さん」
元気だなーと思いながら教室に入っていく。
「デクくんどうしたん?顔赤いで?熱でもあるん?」
朝の出来事がフラッシュバックする。
「カァァァ,そんなことないよ💦」
「あ"ぁぁ?朝からうるせーよデク」
勝己が出久の会話に反応する
「爆豪くんちょっとそれは酷いんとちゃう?」
麗日が反論する。
「席につけHR始まるぞ」
「はいっ!」
お昼ご飯の時間になった。
いつも通り勝己と出久は二人でご飯を食べにいく。
「かっちゃんどれ食べる???」
出久が尋ねる。
「…四川麻婆」
「あはは,かっちゃんいっつもそれだね」
と言いつつ毎日カツ丼を食べる出久
心の中で勝己はつっこむ。
「お前もだろ。」
「かっちゃんなんか言った?」
声に出てしまっていたようだ。出久が尋ねる。
「なんでもねぇ,」
「え?僕に隠し事?ないよね?」
出久が少し食い気味で尋ねる。
「ちげーよ。」
「そう!よかった。」
「あーーー席取られちゃう!早く行こ!」
「おう」
さすが雄英の食堂、活気に溢れている。生徒数が少ないため,席が少ない。
「上鳴くん,切島くん前いい?」
ちょうど上鳴と切島が座っていた。
あいにくそこの席しか空いてないのであった。
「おーいいぜ!」
「おう,いいぜ緑谷!」
「かっちゃんー!こっち!」
出久が叫ぶが声が聞こえている様子はない。
「もー!かっちゃん!!」
「あ,わりぃ」
「誰かと喋ってたの?ねぇ?」
「混んでて聞こえなかった」
「そう,,」
出久には勝己と話す少女の姿が見えていたようだ。
絶対に何か隠し事している。と感じた出久だが,とりあえずお昼ご飯を食べることにした。
「そういえばさぁ,緑谷と爆豪仲いいけどどうゆう関係?」
上鳴が訪ねる。
「「恋人」」
二人の声が揃った。少し驚いたが,上鳴と切島はすぐに理解した。
「へー!爆豪お前,彼女?あっ,彼氏いたんだ。」
「悪りぃかよ?」
「いやいや意外だと思って!お前口わりーじゃん?」
「お前,アホ顔殺すぞ?」
勝己がキレる。
勝己は嫌な予感がした。多分出久がキレている。
「は?なんつった??は?」
「アホ顔お前終わったなぁ」
勝己が煽る。
「いやぁ,緑谷お前もさぁ,よく爆豪のこと好きになったよなぁ,」
上鳴がそれに反論する。
口が滑ったのだろうか,本音が出てしまったようだ。
上鳴の顔が少し焦っている。
出久が泣き出してしまったのだ。
「ひぐっ、ぐっ、、ぅう、」
泣き止む様子は一切ない。
自虐的な出久が,口を開く。
「ごめんね,,,かっちゃん,僕がこんなだから。ごめんね,だから嫌いにならないで,,ぅぅっごめんなさい。」
「上鳴お前言い過ぎだって,,何考えてんだよ」
今まで口を閉じていた切島がようやく口を開いた。
「ごめんね,切島くん,ごめん,ごめんね,うっ、、」
チャイムが鳴った。
出久が走り出す。ダダダ
「おいっ!デク!」と勝己
「おい!緑谷どこ行くんだよ!」と切島
「緑谷,悪かった,」と上鳴
だが,声は聞こえてないようだ。
寮
「デクくん,部屋からでてこおへんなぁ?」
昼の出来事を知った人たちが,出久の心配をする。
罪悪感に包まれながら,下を向く切島。
お詫びのメールを送る上鳴。
様子見に勝己が出久の部屋に行く。
出久の部屋
その頃,出久は自傷行為をしていた。
「はっ,はっ,また,やっちゃった,深く切っちゃったな。」
コンコンッ
勝己が出久の部屋のドアを叩く音がする。
自傷行為に夢中になっている出久には聞こえていなかった。
「入るぞ」
ガチャ
「あっ……………….」
「は?」
自傷行為をしている出久をまたか,とみる勝己。
「おまっ!馬鹿!またやってんのか,,,!!」
沈黙が続く。
「いや,これはその,違くて,ハッハッ,,ぅぅ」
「いゃ,何が違うんだよ,なんでこんなことした?やるなって言ったよな??」
勝己が出久に怒る。
「ごめんなさい………..」
「で,なんでこんなことやった?」
ドドドドドド
勝己の怒鳴り声が聞こえて切島,麗日,八百万が出久の部屋に集まってきた。
「爆豪くんどないしたん?そんな大きい声出して。」
「そうだぞ爆豪!どうした?」
「どうされたのですか?爆豪さん。」
三人の心配した声が出久の部屋に響く。
「かっちゃん,みっ、見られてないよね?」
自分の心配じゃなくて,見られてないかの心配をする出久。
「って,デクくんその血どないしたん?!」
麗日が焦りながらも心配した様子で尋ねる。
「緑谷さん,これ使ってください。」
八百万が個性で作った包帯とタオルを勝己に渡す。
「ありがと,」
「デク,動くなや,お前このままだといつか死んじまうぞ?」
今にも泣いてしまいそうなひどい顔をした勝己が言う。
「大丈夫だよ,僕がいなくなっても誰「はぁ?!俺がいんだろうが!!!!!!!!!!」」
プツン
出久の中で何かが切れた。
「え?だってだって,,みんな僕のこと嫌ってるんじゃないの?え?だって,「お前何言ってんだよ!!!!!!!!!!」」
出久が話している途中に,勝己が怒鳴った。
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好きだっ、、♡