ぱあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああありないっ☆
どうも主でええええす!
これコピペだから本当はこんなテンション高ないんやよね(エセ)
突然ですが先生ころしたくね(?)
クラス全員でやったらやれる(ダブルミーニング)くね?
殺しちゃおっk(((殴
「木更津さーん!起きてください、今7時ですよ」
「この世界が時間どうなってるかはわからんけどね」
「おはようだなー!おやすみもあるぞー!」
「あ”ー…体いてー」
ゆかいな仲間たちにより起こされた。
7時ってまだ寝てていい気がするが、まあこの状態でぐっすり寝れるわけないししょうがない気もする。
「今日はどこ行くんだ…?」
「とりま一周しよって話だけど貴志が邪魔いよね」
「なんだと!?”ふうやまい”つみで偉い人にいうぞ…!」
「不敬罪ですかね…」
「ぽい」
相変わらず、といった感じだ。
俺達が歩き出そうとしたその時、凄まじい轟音が鳴り響く。
ドーーーーーーン!!
そして風が吹き荒れ、木々が俺たちに倒れてきた。
「よ、避けろ!」
とっさに叫び、それに合わせて貴志や天神が動く。
しかし、
「きゃああああ!?」
花芽が逃げ遅れたらしく、木の一本に当たりそうになっていた。
「花芽!」
俺が花芽のフードを引っ張り、間一髪で逃げ切れたようだ。
とりあえず安全確認。
「す、すみません…」
「平気か?けがしてないか…?」
「え、へ、平気ですけど…その…」
「?大丈夫か?」
「えと…近い…です」
「あ」
どうやら心配するあまり近づきすぎてしまったらしい。
昔から言われてきた「距離感バグってる」の意味がなんとなく分かった。
離れすぎてるって意味だと思ってたんだが…。
近いって意味だったのか。なるほどー。
それはそれとして…「近いです」のちょっと恥ずかしそうな顔が…なんというか…えっと…
俺が謎の感情に振り回されている時、天神の無機質な声がすっ飛んできた。
「花芽平気だった?」
「はい、なんとか」
「んー、じゃああの振動起こした張本人が来てくれたみたい。挨拶しよ」
「えっと…?」
「あそこ」
そう言って天神が指さした先には、
がちがちの鎧で固めた体に、巨大な拳、そして人間の10倍ほどある肉体。
「巨人」としか言いようのない化け物がこちらを見つめている。
恐らくこいつが守護者なのだろう。
そして、その守護者の上には銃をこちらに向けている男が座っている。
「NPC共がしゃしゃり出やがって。一対四はハードモードだけど」
「僕と”オータム”は超強いイケメン美女だから!でしょ、オータム」
彼の問いかけに答えるように守護者が体を動かす。
小さな動きにも風が加わり音が加わり…ダイナミックな動きになってしまっている。
「NPC…?」
「それはこいつ倒してから聞こ」
「た、倒す?戦うんですか」
「もちろんだろ雑魚敵共!まあ戦いにすらもならないほど即死できるから安心しろよ」
「なんなんですかこの人…私たちNPCじゃないし…それに、戦うなんてしたことないし、勝ち目ないですよ」
「…ちょっと待ってて」
そう言うと天神は自身の胸に両手を当てた。
途端、天神の体から羽毛の生えた部位が現れる。
視覚的に理解する。
彼は「卯人」だ。
卯人っていうのは、兎になれたり人間になれたりする種族だ。
兎形態になると運動能力が飛躍的に上がり、戦闘に役立つ。
なので、警察や軍人のほとんどが卯人で、卯人なしじゃ戦闘はほぼ成り立たない。
「卯人…?」
「そ。だから死にたくなきゃ僕のいうことに従って。いったんあの頭おかしいゲーム脳は俺…じゃなくて僕がぶっとばす」
「みんなは動かなくていいよ。変に動かれた方がだるい」
「それでいい気はすんだけどなーんか手伝いたいよな」
「確かに、私たちも今後戦闘は避けられないでしょうし。慣れておくっていうのも重要ですよね」
「手伝うぞー!」
「…あっそ」
天神は少し顔を俯かせ、そして顔を勢いよく上げた。
「花芽は貴志の観察でもしてて。お邪魔虫いないだけで超助かるから」
「お邪魔虫…まあ分かりました。頑張りますね」
「ん。木更津はこれ持ってて」
天神はそういうと天神がいつも持っているパソコンを俺に渡してきた。
「パソコン?」
「うん。それパソコンにしては珍しく写真機能専用カメラがついてるからちょっと重いんだけど頑張って。あと万が一壊したら君が最後に見る光景は壊れたパソコンだろうね」
「えーと、つまり?」
「壊したらお前も壊すから覚悟しろ」
「あ…うす…」
敵に命を狙われるのは分かるが味方にも狙われるのはおかしいだろ…。
「じゃ、作戦開始」
そう言って天神は懐からフルーツナイフを取り出し、守護者の上に座る男に向けた。
「雑魚敵共が小賢しいな…!この最強プレイヤーに盾突くとは!やっちまえオータム!」
そう言い巨人の男は銃を自身の前方に放つ。
どうやら俺たちを狙っているわけではなさそうだが…
すると、オータムと呼ばれる巨人が天神めがけて拳を振り下ろした。
天神は涼しい顔をして攻撃を避けている。
卯人は走る速度やジャンプの高さが上がるため、避けることは得意らしい。
天神は徐々に巨人たちに近寄っている。
双方近距離で戦うタイプなので、近づくことは容易そうだが、巨人の攻撃も当たりやすくなる。どうするんだろうか。
「雑魚敵にしてはやるじゃないか!中ボス、といった所か?でもな、主人公には誰も勝てないんだよ!
オータム、”go up”!!!!」
そして巨人の男は今度は自分の頭上に銃口を向け、放った。
すると男と共に巨人が高く浮かび上がった。
どうやらあの高度は卯人でも無理らしいが、天神はは顔色一つ変えず守護者を見つめている。
そして、遂に巨人が轟音を鳴り響かせ地に落ちてきた。
ものすごい砂嵐が周囲を覆っている。
周りの状況が一切分からないが、音は落ちてきた時の音以外ほとんど鳴っていない。
しばらくして砂嵐が引いてきた頃、俺が見たのは首をしっかりとはねられた巨人の姿だった。
…?????
状況がよくわからないが、断面がナイフっぽい感じになっているあたり、まあおそらくは…
「木更津と花芽。あとお邪魔虫。出てきていいよ」
左頬に血を浴びた天神が声色変えずに言い放つ。
その声はどこか冷たく、恐怖すら覚える。
「え、てことはおま」
「殺した」
「え」
「戦利品」
天神が手にしているものは血に濡れたhell jokeだった。
それも…
「3本も…?」
「あの巨人の首に入ってた。貴志がもってる分使って脱出しよ」
「で、ですね…」
「あと疲れた。今日はもう寝ようかな。探索とかは各々で」
「え、いや、早くないですか!?あの砂嵐、傍観者視点でも何も見えなかったし…」
「卯人って視力補正もかかるのか…」
「かかんないよ。音でいける」
「卯人って思った以上にすごいですね…」
「怒らせないようにしよう」
「ですね」
「…」
「…てかお邪魔虫は?」
「あ、そういえばいないな。花芽、貴志どこいったかわかるか?」
「っえ?さっきまでその辺の草むらで蝉に喧嘩売ってましたけど」
「蝉に喧嘩売る…w」
「探してみるかー」
貴志を探す流れになった途端、聞き覚えのある声が聞こえた。
「待たせたなー!この俺様がきてやったぞ!感謝しろ!」
「貴志!」
「そのとおおおおおり!」
かなり心配だったが、どうやら平気だったようだ。
そっと胸をなでおろ…
「次はどこにいkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk」
貴志の声がおかしくなり、途端に貴志の体が宙に浮く。
いや、浮くのではなく瞬間移動した、というのが正しいかもしれない。
貴志は上を向いたまま宙に体を放り投げられ、やがて見えなくなってしまった。
「貴志!?」
「貴志さん…?」
「蝉はそっちにはいないけどな」
そして、
貴志が飛びあがった所から、
シャワーのように血が流れてきた。
そして肉片…というべきなのか、灰色の物体が徐々に落ちてきた。
人間の本能はとても優秀で、
この液体と固体は、
「輝煌貴志だったもの」と、認識できるほどに。
「ピンポンパンポーン!臨時ニュースが二つもあるよ!」
「まず一つ目!天神白兎さんがこのゲームのボス・巨人オータムと指導者アリエトを討伐しました!」
「すごいよね~!この功績を称え、天神くんにはhell jokeを三つもプレゼント!」
「そしてもう一つのニュースは!な、な、なんと!」
「輝煌貴志さんが亡くなりました」
「能力が光ってたね~!”殺してくれた人”にはhell jokeを1つプレゼント!」
「これでもっと誰も殺さなくて済んだね~!それじゃあ、頑張って!」
*
「あー…いやその…」
俺・衣川霧は暇すぎて木登りしてたら偶然木の上にhell jokeが二つもあったので仲間に合流したところだ。
しかし、状況…というより放送のせいで地獄みたいな空気になっている。
パーッと明るい感じでいこうとしていたが、「殺人犯にヘルジョーク」のせいで完璧に俺が殺人犯になりそうになっている。
「なんなんすか…タイミングバグってるって…」
「私そういうアブナイ男も好きだけど…♥」
「ぼk…暗黒騎士はこの程度には…動じない…」
「んーとな、今いうべきことじゃ…ない…な。でもすごい大事なことではあって…」
「…早く言って下さいっす」
「じゃじゃーん」
引きつった笑みで俺は懐からhell jokeを取り出した。
「これ、お前らのうち二人にやるよ」
「な、なんだと!?しかしなんというか…申し訳ないというか…」
「暗黒騎士が何言ってんだ。アルなんちゃら帝国助けに行くんだろ」
「そっ…そう…だな!使命を忘れかけていたぞ…!」
「ねー、それ言うなら私にもくれなぁい?♥こんな童貞ショタにあげるのなんてもったいなあい♥」
「そりゃそうだろ!中学生でその…えっと…そ、卒業してたら犯罪だからな…!」
「童貞のが未来あるだろ。俺ビッチ好きじゃないし」
「ビッ…チはちょっと違う…」
「中々危ない発言っすね…」
「音端は欲しくねぇの?」
「そりゃあ欲しいっすけど…見つけたのはご本人ですし…」
「あーいいよそういうの。偶々見つけただけだしな。じゃあ小指と音端にあげるけど、いいの?みにてゃ」
「裏垢の名前で呼ぶなー!黒歴史なんだよー!」
「標準語に戻ってんな…まあいっか。音端、小指、さっさと使え」
「ほ、本当にいいんすか?」
「いいっつってんだろ。小指も、色々あって疲れただろ。中学生にこの状況はきついしな。あっちがどうなってるか知らんが、一旦落ち着ける場所な事を祈ってるよ」
「俺は暗黒騎士だから1000歳だが…まあいい。貴様には恩は忘れんぞ!」
「中学生が卒業してたら犯罪って話はどうなったんだ…まいっか。元気みたいで。んじゃ、頼むぜ」
二人がhell jokeの瓶を開ける。
蓋から煙と光が出てきて、二人は途端に煙に包まれた。
煙が引くと、そこに二人の姿はなく、二人が脱出したことを示している。
「脱出できたみたいだな」
「もー♥よかったの~♥?もっとオトナな魅力がある私とあっちで濃厚なことしたくないの~?♥」
「まぁ、野外プレイも嫌いじゃないけどぉ…♥」
「『みにてゃ、今日は萌えかわな歌ってみたに挑戦してみたにゃ(=^・^=)
結構うまくいったと思うにゃよ~(笑)彼氏もよろこんでるにゃ、あ、彼氏はっ///らめぇ///』(裏声)」
これを解説しないと俺の尊厳が死ぬので、なんとなく解説してみる。
まず、小判が高校生だったころ、いわゆる「歌い手」というものが再ブレイクした。
ばーちゃんがギリ生きてるか怪しいくらいのド昔・2022年くらいから流行ってたらしいが、謎の再ブレイクを果たし、様々な歌上手い奴が動画投稿をしたりし始めた。
しかし、そういう話に毎回ついてくるのが「歌上手くないのに上手いと思ってるやつ」。
小判もその一人で、「みにてゃ」という名前で活動し、さっき読み上げた激イタツイートをしたりしていた。
フォロワーはインプレゾンビが3人。
今では完全な黒歴史となっている。
俺は小判と同じマンションで、小判の家から謎の奇声が聞こえて親と様子を見に行ったらぎり上手いとは言えないレベルの歌が聞こえてきて、今に至る。
「うわあああああああああああああああああ!?死ねよクソがああああああああああああああああ!?」
「みにてゃ頑張れ~wwww」
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
しばらくして、あの放送がきた。
「臨時ニュース!大台音端さんと、人差小指さんがゲームクリアしました!おめでとー!」
「さて、もうhell jokeは足りてるよ!みんなのこれから、期待してるね!」
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