学園長「2試合目を行う!一覇衆二番手前へ!」
?「よっしゃ!次は俺か!」
呑気に歩きながらやってきたのはあの11人の中で一番デカかった男だった。
?「俺がお相手願うは、尾浜勘右衛門殿です。」
勘右衛門「次は俺か。」
俺は万力鎖を手に持ち校庭に出た。
?「俺は里羅。この試合、全力でやらせてもらいます!」
勘右衛門は里羅を見た。里羅は額に炎の模様ががある黒色の半狐面をしており、先程の蚶良とは違い口布を上げておらず口角が上がっていた。
勘右衛門「里羅殿!お相手願う!」
先手をきったのは勘右衛門だった。そして里羅の急所を確実に狙っていく。
里羅〜おぉ~!確実に狙ってくる!でも‥‥〜
里羅「足元がガラ空きだ!」
里羅は姿勢を低くし勘右衛門の足を蹴った。
勘右衛門「うおっ!」
勘右衛門はそのまま尻もちをついてしまった。その隙に里羅は勘右衛門の首に苦無を当てる。
勘右衛門「まっまいった。」
学園長「勝者里羅!」
里羅「いやぁ~尾浜殿は正確に攻撃を入れてくるからいい肩慣らしになった!」
勘右衛門「肩慣らし‥‥。」
勘右衛門は顔が青くなるのが分かった。
そんな勘右衛門を見た里羅は勘右衛門の肩に手をおいた。
里羅「尾浜殿は俺が相手で良かったな~。相手が湊や神楽だったら酷い目に合ってただろうから、」
勘右衛門は更に顔が青くなるのがわかった。
勘右衛門「里羅さんが相手で良かったです。」
里羅「でしょう?」
里羅は口角を上げて満足そうに戻っていった。
仙蔵「どうしたんだ?そんな青い顔をして。」
仙蔵は真っ青な顔をして帰ってきた勘右衛門に声をかけた。
勘右衛門「‥‥湊、神楽と名乗る者には気をつけてください。」
文次郎「どういう事だ?」
勘右衛門「里羅が言っていたんです。「湊や神楽だったら酷い目に合ってただろう。」と、恐らく湊と神楽というものはあの11人の中で上位の実力を持っているものです。」
仙蔵「なるほどな。」
小平太「私、湊、神楽と言うやつと戦いたいぞ!」
伊作「小平太、一人としか戦えないんだよ‥‥‥今は。」
仙蔵「何はともあれ、湊、神楽が凄い実力の持ち主ということは分かった。この二人に選ばれたものは、心して戦わないとな。」
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