「ところで、聞いてもいいっすか?」
「ん?なあに?」
‥時計も深夜2時を過ぎ、そろそろ就寝しようと2人でベッドに潜り込んだ時にふと藍から話しかけられる‥。
「いつの間にかクリスマスは終わってるし‥みんなは?あと、なんでこんなに腰が痛いん?」
「あっ‥‥そか‥‥‥‥催眠かけられてる時の記憶ないんだっけ?」
「催眠?あの西君の!?俺、かけられてたんですか?」
うん、バッチリ‥と教えると悔しそうな表情になる。
「俺の負けやん!!」
「なにそれ?笑」
催眠に勝ち負けなんてないけどな‥そう思うが、子供みたいに悔しがる横顔が可愛いので黙っておこう‥
「で?俺なんの催眠かけられてたんすか?」
「それ聞く?」
「記憶ないんで‥なんか、気持ち悪いし‥‥」
‥少し考え、正直に全部話す事にした。目の前で見た人を好きになる‥それが山さんだった事を‥。
「えっ?それで俺、山内さん好きになったんですか?」
「俺じゃ嫌だって言うぐらいにね‥」
「マジか‥‥‥で、俺何か山内さんにしてました?」
「‥‥‥襲ってたよ、未遂だったけど」
「ゲッ!最悪じゃん!後で謝らないと‥」
全く記憶にないのだろう。顔色が変わり、あれこれ考えている藍に‥‥
「ねぇ、藍?俺には?」
「えっ?なんで祐希さんにも謝るん?」
「催眠かけられてる間、祐希じゃない!いらないって言われたんだけど‥」
「ホンマに!?ごめん‥‥祐希さん」
催眠にかけられていたわけだから、仕方ない事なのだが‥それでも藍は謝りながら、俺に擦り寄りキスをしてくれた‥。
「祐希さんが大好きだよ‥世界で1番」
キスの後に藍はそう呟き‥首筋にも舌を這わせチュッと吸い付く‥。
「クスッ、珍しいね、藍が終わった後にしてくれるなんて‥」
「終わった?‥えっ?‥‥‥あっ、だから腰が痛いん?祐希さん、催眠かけられてる俺としたん? 」
「そうだよ‥藍が俺を拒否するから‥」
「恥ずっっ、記憶ないなんて嫌‥」
「それならもう一回する?俺は全然平気だけど♡」
いつもの藍ならムリーー!!と言うんだと思った。腰も痛いし、すぐ疲れるから‥‥。
しかし、俺がそう言うと‥妙にモジモジしながら‥上目遣いで‥‥‥
「‥してもエエの?///」
「えっ?」
「えって‥だから、腰痛いけど‥記憶ないし、なんか‥‥祐希さんと‥‥し‥‥‥たい///クリスマスやし‥楽しみにしてたんやもん//って、笑うなぁー!」
途中から笑ってしまった俺を‥眉毛を吊り上げ睨んでくる藍の頬を‥ごめんと撫でながら謝る。
「いや‥クリスマスだから楽しみにしてたの?マジで‥可愛い、藍♡ 」
「もうエエよ///祐希のアホ」
拗ねんなって‥そう言いながら横を向いてしまった愛しい恋人の顔を自分に向かせ、唇にキスをする。
「ねぇ、藍‥だってほら‥」
藍の手を握り、自分のソレに誘導する。
「‥‥祐希さんの方がやる気満々じゃん」
「藍がいればいつだって俺は興奮するよ‥」
「祐希の‥‥えっち」
そこが好きなんでしょ?‥そう聞くと、照れながらコクンと頷いてくれた藍から、布団をめくる‥。
少し前に綺麗に整えた藍の服をもう一度脱がすと、際どいところに赤くなっている箇所がある‥
またこれが増えたら‥藍は怒るかな‥‥
そうおもったが‥藍自身も期待するかのような状態になっていて‥おもむろにそこにもキスをすると‥可愛い声が聞こえた‥
まぁいいか‥‥‥‥考えるのはよそう。
愛の印をたくさん藍に刻むのだから‥
藍は‥俺のものだと‥‥
その想いは日に日に強くなる‥。
愛しい顔を覗き込むと、そこには欲情の色をまとった瞳があった‥。
頬を触る俺の指先をペロリと舐め‥催促するかのように妖艶な笑みを浮かべて‥
愛してる。
どちらからともなく唇を重ね‥
また2人だけの世界に落ちていく‥‥。
どこまでも‥‥‥‥‥‥
End
コメント
7件
らぶらぶ幸せ😭尊い 祐希サイドも好き!独占欲強くてw
てぇて
クリスマスの祐藍尊い(◜¬◝ ) ただ、西田くん次の練習の時めちゃくちゃ怒られてそう🤣