⚠️中也妊娠します!!注意です!!⚠️
俺は今、ものすごーくやばい状態にいる
××××年男性でも妊娠をすることが発覚した、つい最近のことなので、男性同士の同性結婚は検討中だそうだ
××××年に初めて男で妊娠した人間は、俺とよりちょっと年上程度だった、つまり人類の進化でこうなったとするのなら、俺でも妊娠をする可能があることになる、
それは何としてでも避けたいが、最近体調が優れない、それが1週間前から続いている、それもどれも妊娠をした時に出る症状ばかりだ、「念の為」といいキットを買い調べてみたところやはり妊娠をしていた
「最悪だ、、、」
思わずそう口に出してしまった、でも致し方あるまいだろう
俺の名は中原中也 22歳 ポートマフィア幹部だ
ポートマフィア幹部となれば仕事量が桁違いだ、そんな中 育休なんて取れないだろう、取れたとしても組織の不利益に繋がる、なるべく首領相談なんてこともしたくない、勿論姐さんにもだ
そもそもの問題だが、この子供の父親は「太宰治」という人間失格野郎だ、そんな奴が父親になるなんて無理だし、そもそも其奴も嫌がるだろう
遠い昔の記憶だが彼奴は「子供なんか嫌いだ」と言っていた記憶がある、俺が妊娠したと知ったら彼奴は軽蔑するだろうか、、、いっその事軽蔑された方が楽かもしれない
「とりあえず病院に行くか」
病院に行くという結論に至り俺はポートマフィアの息が掛かった産婦人科へ足を運んだ
「今日はどうされました、、、、って中原幹部様ではありませんか」
「真逆、、、」
「嗚呼、その真逆だ」
察しがいいのか、すぐに医師は気づいた、最近ニュースにもなっているし、気づくのも当たり前だ
「はぁ、その様子だと森鴎外先生にも仰っていないのでしょう、、、心当たりは?」
「有る、、」
ほんとに察しが良すぎないか?それとも俺がそんなにわかりやすいのか?、どっちにしろプロだなこの医師、あと心当たりを聞いてきたが心当たりがあるやつなんて1人しかないない、元々男に抱かれる趣味なんてなかったし、、、
「有るだけ良かったです、これから検査をしますので、お時間頂きますが大丈夫ですか?」
「嗚呼元よりそのつもりだ」
検査後、俺は妊娠2ヶ月ってところらしい、妊娠したあともやることはやっていたので子供に悪影響だと怒られた、、、まぁ1、2回しかやってないので、大丈夫?らしい
「森鴎外先生にご報告する心算はあるのですか、」
ないことはない、下ろすか下ろさないかも相談して決めなければならない、だがこんな私情により首領を困らせるのは避けたいのだ
「出来れば相談した、、、、、くない」
「はぁ、、、貴方のお気持ちも分かります、ですが森鴎外先生からしたら隠されている方が迷惑なのでは?ずっと隠し切ることなんてできませんよ? 」
ごもっともだ、私情によって任務の失敗も考えられる、取り返しのつかないところまで行って実は、、、なんて絶対に許されない
だが俺にも相談をしたくない理由がある、それは
愛
愛なんて、そんな理由で組織に迷惑をかけることは許されないが、どうしてもその気持ちから目を離すことが出来ない、それに首領に相談をしたら下ろせと言われることも覚悟しないといけない、、、俺は太宰との子を産みたい、そう思ってしまっているのだ
「わかってるさ、そんなこと、だが俺は相手との子供を産みたいと思ってしまっている、、、あんたは知ってんだろ、ポートマフィアがどう言った場所か、そんなところで子を産むなんて夢のまた夢、無理なんだよ」
そう夢のまた夢なんだ、太宰との子供を産むだなんて
「、、、、わかりました、ですが本当にそれでいいのですか?、貴方産みたいのでしょう?」
「嗚呼、でも無理だ」
「、、、、、私から1つ助言です、幸せを掴みたいなら綱渡りは必要です、ほんとうに産みたいのであれば、相談をしてから無理だと言えばいい」
その医師の言葉はごもっともだった、だがポートマフィアとしての俺に幸せなんて必要は無いはずだ
筈なのだが、今の俺は幸せを欲してしまっているのだ、、、今回だけは許して欲しい、、、
「嗚呼、そうだな有難う、1度相談をしてみることにする」
「そうですか」
あくまでも、私は助言をしただけで行動に移すのは貴方、と言いたげだった、少々苛立ったがそんなことはどうでも良くなるぐらい、俺は今太宰によって孕んでしまった子供のことで頭がいっぱいになっている
明日上手く行くといい、そう願いながら俺はその日を過ごした
翌日首領室に入ることになった
「やぁ中也くん、君が私に相談だなんて何事かな?」
少々殺気立った声色で俺に話しかけているのは、ポートマフィア首領、森鴎外だ
「貴重な時間を割かせてしまい大変申し訳ありません、今後の私の方針にも関わることだと判断をし相談をさせてもらいに参りました」
「そうなんだね、じァ早速だけど相談内容について教えて貰っていいかな」
「私が貴方に話したいことは、、」
声を出そうとしても声が上手く発せられない、それほど緊張で声が出なくなってしまっている、俺は一体何に緊張をしていると言うのだろうか、、、
「僭越ながら、、、妊娠をしてしまいまして」
声も体も震える、足が竦む、今首領がどう言った反応をしているかも分からない、ただ謎に染まった恐怖に近いものが俺を支配する
「、、、、」
「なぁんだ!そんなことか!」
「へ?」
思わず変な声が咄嗟に出てしまったのを許して欲しい、こんなにあっさりと、了解が出ると思ってもいなかったのだ
「どうせ相手は太宰くんだろう?」
「まぁ、、はい」
「太宰君が相手ならば、上手く行けば太宰くんの弱味にもなる!それにその子供に異能が引き継がれる可能性もある!!」
首領は子供を産むことで出来るメリットを淡々と話始めたが、デメリットなども沢山ある筈だ、それにこんなにもあっさりと、、、
「首領、ですが組織にご迷惑を、、、」
「!、、、それね、別に大丈夫だよ、君はよくやってくれている、それに休みも取らずに働くことが多いじゃないか、それに君にとってはポートマフィアは家族なんだろう?偶には迷惑をかけて貰っても大丈夫なんだよ 」
「まぁ引き続き作業は大変だろうけどね」
「ッー!!」
首領のお言葉が優しすぎて声が出ない、
その後すぐに執務室へと戻ったが、俺は幸せに身を浸していた
ある昼下がりの武装探偵社では聞いてしまえばみなが恐怖で震える動けなくなる声で一言こう呟かれた
「あの蛞蝓、どういうつもり?」
幸い誰にも聞こえなどいなかったが、その日の探偵社の雰囲気は一日中悪かったそうな
1度切ります、最近時間が無いため、投稿頻度が下がってしまい申し訳ないです、もう少し投稿頻度が上がるようにしていきたいです
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