⚠️ドイツ→フランス?
⚠️片思い……?
※NL
ドイツ:男性
フランス:女性
オランダ:男性
オーストリア:男性
嫉妬、妬み、羨望……
心はそれでいっぱいになるんだ。
でも、これが俺の愛なんだと思う。
笑ってしまうほど可笑しい感情。
……本当に恋は難しいな
そんな気持ちが分かるのはいつもちょっとしたこと
ある日、
いつものように会社に来て、
いつものように仕事をしていた。
そんな時だった
オランダ「フランス…、この間の話なんだけど……」
フランス「あー、大丈夫よ。」
オランダ「良かった、ならまた今度〇〇店の前集合な。」
フランス「分かったわ」
オランダ「Danke.」
その光景を見た後、
無意識に、俺の頭の中でオランダとフランスの会話が交互に反復して、
その日の仕事はいつもより集中出来なかった。
初めてだった。
あんなに心がモヤモヤしたのは
フランスとオランダはいつも仲良くなさそうにしていたのに何故急に…?
2人で何をしているんだ?
次々と疑問が浮かんで普段の倍寝付けない。
そこで、旧友であるオーストリアに相談してみようと考えた
彼は遠い親戚で、数少ない心を許している国だから。
オーストリア「恋じゃないんですか?それ、」
聞く相手を間違えたか…?
沈黙の中、初めに頭に浮かんできた言葉に嫌悪感を抱きながら、もっと頭を使って考えようとする。
ふと、オーストリアの顔を見ると、彼はいつものように笑顔で、こちらに体ごと向け次の俺の言葉を待っている。
やっと、オーストリアが本気で言っているんだと分かり、咄嗟に口を開く
ドイツ「恋?俺が?」
オーストリア「ええ、確信は出来ませんが、フランスに。」
ドイツ「フランスに…?」
その名前を聞いた瞬間、心に何か引っかかったような気がした。
オーストリア「はぁ…貴方達は本当に昔から恋愛に関して鈍感ですよね…
良ければ私が手伝いますよ?」
目は笑っていないが、口角は上がっているドヤ顔に半分呆れながらも彼の言葉に頷いた。
ドイツ「ありがとう…」
オーストリア曰く、俺の家系は皆恋愛に鈍感らしい。
だから、信頼できる人には相談するだけでも協力してくれるかもしれない
と言われた。
そこで、もう1人の旧友でかつ、職場も同じオランダにも話してみた。
オランダは応援する
と言ってくれた
だが、俺はその言葉に何故か黒い感情を覚えた。
どうしてだろう、オランダは俺にとってかけがえのない友人なのに。
そんな疑問を抱き、あんな黒い感情は捨ててしまいたいと心で思いながらオランダと別れた。
昨日もオーストリアの所へ行った。
彼曰く、
『フランスとプライベートで会う機会を増やせば好意も上がると思いますよ。』
だと。
フランスに会ったら話してみるか、と心の隅においておく。
急遽開かれた会議の後、
プライベートでオランダとカフェに行ったり散歩をしたりしていた。
久しぶりだな……オランダとこんな事するのは。
次は俺のところで、オランダとあのお店のソーセージを食べに行きたいな。
そんな時、丁度フランスが前から走ってくる姿が見えた。
心の隅においた、オーストリアの言葉を思い出した俺は、フランスを散歩に誘ってみることにした。
フランスとは因縁の関係が続いていたからか、俺が急にそんな話を持ち出したからか、
少し気まづくて窮屈な感じがした。
フランスと2人は慣れないからオランダにも来て欲しかったが……
生憎仕事なため来ることが出来ないそうだ。
でも、俺の心のモヤモヤは今だに晴れていない。
俺は本当にフランスに恋愛感情を抱いているのだろうか…?
と、最近は思うようになってきた。
俺には恋愛小説、漫画で読むあのドキドキというものが分からない。
俺の心は黒に染まるばかりで鮮やかな晴れ晴れとした恋愛とは違うような気がする。
気がつけば、そんな自分に腹が立つようになっていた。
だから、時々こう思うんだ
この気持ちは本当に
恋なのだろうか……?
と。
でも、鮮やかな感情だけが恋じゃないかもしれないよな。
だって、俺はアイツを見るとどうしても……
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