ツトム「はぁ〜…………」
大きなため息を吐きながら、部室で着替える。
今日も白布さんとのトスのタイミング何回かズレてしまったし、いつもなら決めれるスパイクを何度も止められた。
白布さんには無言の圧が怖いし。
集中……集中……。
してるんだけどなぁ
ツトム「はぁ〜〜………………」
もう一度ため息を吐きながら、シャツのボタンをとめる。
サトリ「どうしたノ〜?工〜!ため息を吐くと幸せが逃げちゃうヨ〜?」
天童さんが肩を組んで話しかけてきた。
ツトム「ッ……最近思ってるより調子が悪くって」
あまり言いたくは無いがそうだ。
エイタ「確かにトス合わないこと多いな?
なんかあったか?
改善してほしい点があればちゃんと白布にも言っとけよ」
ツトム「ありがとうございます、瀬見さん」
瀬見さんにだって気を使わせてしまってる。
シラブ「……俺は合わせる気ねぇよ」
エイタ「はっ!?お前……ほんと!!(可愛くねぇ……ww)」
白布さんは相変わらずだけれど。
チラッ
白布さんの方を見る。
……意識、しすぎなのかもしれない。
僕が美樹さんのこと好き……
いやいや!!!これはまだ……恋とかじゃなくてなんというか……!!
……好きなのか?僕は…………
こんなの彼氏の
白布さんが知ったらどう思うだろうか。
想像しただけで恐ろしい
絶対に今後口聞いてくれないだろうし怒ると思う
申し訳ない気持ちやいろんな感情が入り交じって……
色々考えてると
ワカトシ「五色、なにか悩み事でもあるのか」
牛島さんが話しかけてきた!
ツトム「何も悩み事なんてありませんっ!
僕はあなたを倒す方法を常に考えてます!」
じゃ!
おつかれさまでした!
と
僕は急いで部室を出た。
……悔しい
ライバルに心配されるなんて。
気を使わせてしまうなんて。
ああ、僕は____
一体どうしてしまったんだ____