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「告白したばっかで、湊を困らせたのに、キスとかしちゃった、から、」


少し気まずそうに話す颯馬。


「僕も、一瞬戸惑ったけどさ、颯馬の気持ち嬉しかった、でも、告白の件は、断りかねない、勉強とかあるし、」


「うん。そうだよね、俺もいきなりごめん、でもさ、俺、本気で行くから。」


え、?本気で行く、?


「だから、覚悟しておいてね?」


チュッ


おでこに伝わる暑い感触。


「それまでは我慢するから、今だけは、ね?」


ドキッ


心臓が驚くほど早く動いている。


「じゃあ、もうすぐ期末だから、お互い頑張ろうね。」


頭にぽんっと置いて部屋から出ていった颯馬。



周りに聞こえそうなほど心臓がバクバクしているのは、颯馬には聞こえてない、よな、?

こいつを好きになるなんて(完)

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