テラーノベル
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時間というのはあっという間で
もう夜になってしまった。
夜……そう、マジックの時間だ
「ねぇ………」
「ん?」
ソワソワしている私を見て気づいたらしい
「あぁ、マジックの時間だったね笑 じゃあ、いくよ」
「…!✨️」
そう言って、照疾さんは1枚のカードを出した
「ここになんでもないカードがあります 一度だけなのでよく見ていてくださいね?」
確かに照疾さんの手にはトランプの、♡のカードが握られていた
次の瞬間
「……!?」
ふわっ…と、カードが消えた
「今夜の星のような開幕で、あなたが種も仕掛けもない世界を愛せるようになれたらいいな」
「……?」
ボソッと、照疾さんが何かを言った
でも何を言ったか聞き取れなかった
そこからはすごかった
たくさんの手品を見せてくれた
帽子から鳩が出てきたり
何もないところからいきなりカードが出てきたり
「うわぁ……!✨️」
時間を忘れて魅入ってしまった
照疾side
ーー君の嘘みたいなホントの時間を抱きしめたいーー
それが僕の願いだった
だからマジックを練習した
まだ完璧じゃない、けど…
言葉だけじゃツライはいえないから
手品をしてあげたかった
マジックが終わるちょっぴり寂しい時間
それでも、君は笑顔だった
コメント
1件
うわあ、マジックの時間、すごく素敵なエピソードでしたね……!✨ 照疾さんが「種も仕掛けもない世界を愛せるように」って願いながらカードを消すところ、心臓がぎゅっとなりました。言葉だけじゃ伝えられない想いを手品に託すって、すごくロマンチックだなあ。 私も、あのちょっぴり寂しい終わりの時間ごと、宝物にしたくなりました。続き、すごく気になります……!