『寒い…そろそろ手袋とか必要ね…』
秋。虫も多いし、嫌いな季節。
『なーにが食欲の秋よ、食欲なんてないわ』
『来たわよ〜』
「あ、来たー!」
「お姉ちゃん、今日も話そーねっ!!」
喋り方が子供…っ!
これじゃああの時何言ってたのか聞けないじゃない…。
しょうがないわ、また今度…。
『勿論よ。』
「ありがとっ!
そうだ、お姉ちゃん!」
『何かしら?』
「春、初めて僕達が会った時あるよね?」
『あるわね。』
「その時ね、僕、『君は多分、この先も迷い続けることになるよ』って言ったんだよ!」
『!』
『あら、そうなのね。』
「それとね、僕______」
ポンッ
「変身できるの〜!」
『わっ!』
『吃驚(ビックリ)したじゃないのっ!』
「はは、ごめんごめん笑」
『あんた、同一人物よね?』
「ん、そーだよ?」
『意外とすごいのね、アンタって。』
「一言余計だよっ!」
『ね、今日は用があってここに来たの。』
「お、なになにー?
もしかして、僕に会いに来たとか?笑」
『…そうよ。』
「えっ!?!?」
『ふっ、何よその顔笑』
「いやいやいや、本当に当たるなんて思ってなかったからさ!」
『そうなのね笑』
「まぁでも、僕も君に会いたかった!」
『えっ』
「両思いじゃーん!笑」
『そ、そうね…』
顔が赤くなっていくのを感じる。
「顔あかーい!」
「もしかして照れてる?笑」
『照れてないわよっ!』
「嘘つかなくていいのに〜笑」
「でも、君と両思いでよかったよ。」
『それもそうね、嬉しいわ。』
「それでさ、折角両思いって分かったんだし、付き合わない?」
『いいけど…』
「やった!ありがとうっ!!」
子供みたいね…
『これからよろしくね。』
「こちらこそ!!」
君と私が付き合った日。
コメント
2件
秋は子供か、、、冬はなんだろう、、、 めっちゃ気になる、、、