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SixTONES集

第8話 - J2（微🔞）

2025年08月28日

#SixTONES

#SixTONESBL

けけ。

皆様こんにちは、主です。

久しぶりに動きます！遅くなりすみません！

注意⚠️

この作品にはBL.nmmnが含まれます。

苦手な人は閉じましょう。

J2で、ジェシー攻（吸血鬼）、樹受です。

吸血鬼、モブが出てきます。では、どぞ。

〜田中樹side〜

幽霊の類は信じない派。どうも。田中樹です。

俺はSixTONESってグループで活動してんだけど、同じメンバーのジェシーに片思い中だ。

このことは誰にも言ってないし、言う予定もない。ただ、俺は遠くからジェシーを見つめているだけで俺は幸せだった。

そんなある日俺はソロの仕事が終わり夜遅くに帰っていた。久しぶりに夜の街を歩くなと思い浸っていると、俺の鼻を異臭が掠めてきた。

樹「ッ！ぅッ！」

明らかにおかしい匂いに鼻が曲がりそうになる。

すぐにでも逃げなければいけないのは分かってるが、どうにも気になって仕方がない。

鼻を抑えながら目の前に見えた路地に入り込む。明らかに匂いの出発点はここからだった。

壁を伝って匂いの元へ足を運ぶと、今度は叫び声が聞こえてきた。

??「いやだ！誰かっ！助けてくれぇぇぇ！」

声のした方に向かいたいが、匂いがキツくて躊躇ってしまう。きっと、近い。

??「やだ！ヤダヤダ！…あぎゃっ！」

途端。叫び声がやみ、静けさだけが残った。俺は、ゆっくりと声のしていた方向に足を運ぶ。ー見えてしまった。

俺の進んでいる道の奥に赤黒い何かが広がっている。紛れもない血だった。

俺は鼻と一緒に叫びそうな口も抑えて足音を立てないように近づく。曲がり角につき、ゆっくりと見てみる。すると…

人がいた。でも、様子がおかしい。赤黒く飛び散った血の中にこちらに背を向けて立っている男がいてその目の前には人が倒れていた。血まみれで。男は、途方にくれているのか、月を見上げ動かない。

この光景を見て、落ち着いて居られるはずもなく。俺は後ずさるすると

ードンッ！ガシャンっ！

しまった。そう思った時にはもう遅く、壁にあった自転車にぶつかって大きな音を立ててしまった。

音に気づき、目の前の人がこちらをゆっくりと振り返る。俺は腰が砕けその場に座り込むことしか出来ず、逃げることが出来なかった。

遂にそいつの顔が明らかになる。

ー恐怖は絶望に変わり、我慢の限界が訪れた

樹「ｯあ…うわあ”ぁぁぁぁ”ぁっ！」

スラリとした手足は血で染まり、切れ長の目は赤く光り輝いている。その目に俺は見覚えがあった。

樹「う…嘘だっ！嘘だぁっ！…そ、そんな訳…」

俺は震えることしか出来ない。まだ…まだ決まった訳じゃないのに。

そっくりさんかもしれない。そんな願いは男が発した声により砕け散った。

??「な、なんで…樹が…」

透き通るハイトーンの声に名前を呼ばれて確信に変わった。あれは…ジェシーだ

樹「っあ…あぅ…」

逃げなきゃ。そう思うのに足がすくんで動けないし、立つ力もなかった。それでもジェシーはこっちに向かって歩いてくる。

1歩1歩と距離を詰めて。足音が大きくなる度俺は俯く。

足音が止まると同時に視界に足が写った。光が遮られ少し暗くなる。

ジェシー「じゅ、樹…あの…」

樹「う、嘘だよな。ジェシーはに、人間なんだろ？いつものように笑ってくれよ。」

俺は夢だと思いたかった。

ジェシー「…ごめん。ちょっとだけ眠ってくれ。」ートスッ

樹「…っえ？」ーバタッ

俺は首に痛みを覚えたあと、そのまま気を失った。

〜数時間後???〜

樹「ん…んぅ…っ」ーパチッ

目が覚めると、見知らぬ部屋にいた。

首に違和感を覚えして触れようとしたとこでハッとした、両腕が動かない。椅子に後ろ手に縛られ身動きが取れなくなっている。

何故こんなことになっているんだろう。と、思考を巡らすと赤い目をしたジェシーの顔を思い出し、ハッとした。

そうだ…俺は…

ーガチャッ

扉が開き男が入ってくる。紛れもないそれはジェシーだった。

俺はろくに動けやしない体を身構えジェシーを見据える。

ジェシーは、そんな俺を気にする素振りもなくゆったりとした足取りで近づいてきた。

ジェシー「目、覚めたんだね。おはよう。」

樹「俺、これからどうなるの？」

震える声をできるだけ落ち着かせてジェシーに問う。

ジェシー「まぁ察したと思うけど俺、吸血鬼なんだ…そして、あの光景を見られちゃったらただで返す訳にはいかないんだ…」

樹「っな…何する気？」

ジェシー「…俺はあの場で樹を殺さなきゃいけなかった。だけど…俺にはできないっ…」

樹「…ぇ？」

ジェシー「っ…お、俺っ…樹の事好きだったからっ…こ、殺したくないっ…」ーﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

告白とともにジェシーの両目から涙が溢れている。ジェシーは涙を乱暴に拭い、しゃがみ込んだ。

ジェシー「人間に産まれたかったなぁ…」

ハッとした。ジェシーだって吸血鬼になりたくてなった訳じゃないんだということ。そして…

樹「じぇ、ジェシーっ！俺もっ！俺もジェシーの事恋愛として好きだ！」

そう言った瞬間。ジェシーは目の色を変えた。

ジェシー「っ！ほ、ほんと？」

樹「ほ、ほんとだっ！俺はSixTONESとして活動し始めた時から、ジェシーの事が好きだっ！」

ジェシー「…じゃあさ、噛み跡つけていい？」

樹「え？」

ジェシー「口だけじゃないって証明してよ。ねぇ。俺怖い？」

樹「っぁ…えっと…」

ジェシー「っお前が好きなのは”人間”のジェシーだろっ？今の俺はっ…俺はっ！

ーただの獣だろ？」ーﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

泣いているその表情の中には諦めのような笑みが浮かんでいる。それなのに俺はその顔も美しいと思ってしまうほど見とれていた。

樹「こ、怖くないっ！どんなジェシーも美しくて、キレイだよ。」

ジェシー「…嘘付かなくていいよ」

樹「嘘じゃないっ！ジェシーが吸血鬼だろうが人じゃなかろうが俺はジェシーという存在そのものが好きだっ！」

ジェシー「っな///そんな…こと…信じられるわけ…」

樹「信じなくてもいいっ！俺は…ジェシーに思いを伝えられただけで、それだけで…満足だよ。」

これは俺の本心だった。ここで殺されてもいいというのは嘘になるが、別に後悔はない。だから、微笑みを浮かべて目を閉じた。

ジェシー「…。」

驚くほど静かな部屋で殺されるのを待つ。

すると、

ーバリンッッ！

ガラスの割れる音と翼の羽ばたく音がして目を開けた。見るとジェシーはこちらに背を向けていた。さっきよりも部屋が明るくなり、風が吹き抜ける。遠くにジェシーとは違うもうひとつの影が見える。

??「やぁ！ジェス！元気かい？俺は会えて嬉しいよ！」

ジェシー「俺は嬉しくもなんともねぇ。」

今までとは違う口調でジェシーは語る。

ジェシー「なぜここに来た？」

??「んー。別に何でもよくなーい？

そんなことよりさ、その子俺にくれない？」

ジェシー「…は？」

??「俺さその子街で見たんだ！すっごい可愛くていじめがいありそーだったから！

それで探ってみたらさ…見つけたんだ！」

喋ってる途中で相手がどこかへ消えたと思ったら俺の耳元で声がした。

??「…ねぇ。俺の従者になってよ。」

樹「っは?!」

いつの間にか俺の背後に回られていた。

??「吸血鬼ってのは本来人間の従者が必要なの。

わかる？俺について来れば生かしてやるって言ってんだよ？」

ジェシー「っ！お前っ！」

ジェシーがこちらに走ってきてもう1人の吸血鬼を吹っ飛ばした。吹っ飛ばされたはずなのにそいつの顔には笑みが浮かびゆらりと揺れていた。

??「ひっどいなぁ〜ジェス〜笑

どうせその子殺すんだろぉ？俺が貰ったっていいじゃんかぁ〜」

ジェシー「…黙れ。」

と、ジェシーは俺の紐を全て解き俺を抱き寄せてこう言った。

ジェシー「たった今こいつは俺と従者って名の契約を交わしたんだよ。

お前にはやらねぇ。」

??「っは笑冗談はよせよ。」

ジェシー「俺は樹を信じることにした。それだけだ。」

??「…ふふふっ…フハハハハハッ！信じるだぁ？そうやってお前は何度も裏切られ自らの手で殺してきたじゃないか！救いようのねぇ馬鹿だなぁ！」

ジェシー「っ！…」

ジェシーの体が震えだし、拳に力が入っていく。このままじゃダメだ。

俺が…俺がなにかしなきゃ…もう、俺ができることはこれしか無かった。

??「だからさ、とっととその子寄越せよ。」

俺は差し伸べられた手を払ってそのアホ面を睨みつけて叫んだ。

樹「誰がお前なんかの従者になるもんかっ！俺はっ俺はジェシーの事が好きだっ！

殺されようが、お前に着いてくより何倍もましなんだよっ！」

??「口先だけの奴。俺嫌いなんだよ。そこまで言うなら証明しろよ?!出来ねぇだろ？そんなもんなんだよ！人間なんて！」

樹「っ！できる！俺らの事ナメんな！」

と言い俺は呆然と突っ立ってるジェシーの襟を両手で掴み自分に引き寄せた。そして唇と唇を重ねる。ーﾁｭｯ

ジェシー「ｯ?!?!?!////」

樹「んむっ////」ーﾁｭｯﾁｭｩｯ

ジェシーが胸を叩いてくるまで俺たちはキスをした。

樹「…わかったか？俺はジェシーが好きだ。たとえそれが嘘であってもお前なんかに着いてくよりよっぽど良いっ！」

??「ふーん。なぁーんだ！つまんねぇの！俺帰ろ。」

と、自らが破った窓から翼を広げて飛んで行った。俺はジェシーを見上げる。ジェシーは、顔を赤くして目を見開いていた。

ジェシー「な、なんであんな…///」

樹「だって…好きなんだもん///」

俺はジェシーを見上げて

樹「良いよ。俺、ジェシーの従者になりたい。ジェシーのそばにずっといたい！」

ジェシーは目を見開き驚いていた。俺はジェシーにハグをする。

樹「もう…どこにも行かないし、どこにも行かせないっ俺の…そばにいて？」

ジェシー「…ふっ笑それは、こっちのセリフ。怖くなって逃げたりすんなよ？」

樹「だーれが逃げるか！バーカ」

ジェシー「こりゃ生意気な従者さんだねぇ笑」

樹「生意気ですいませんね。」

ジェシー「…ねぇ、樹。噛み跡付けていい？」

樹「あぁ。もちろん。」

気づいた時には天井で仰向けになり馬乗りしたジェシーを見つめていた。

ジェシー「樹。大好きだよ。」

樹「俺も愛してるよ。」

ジェシーの顔が近づいてくる。肩に暖かい吐息がかかり俺らは愛し合った。

最後まで読んでいただきありがとうございます！

吸血鬼っていいよねって話です！

人外が出てくるような作品書いてみたくて書きました。個人的には満足です！

では！

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