わんくっしょん
酔ってusmの布団に潜り込んだsik
※こちらはnmmn作品になっております。
ご本人様とは全くの無関係です。
文が拙い、ちぐはぐな部分がありますが脳内変換していただけると幸いです。
地雷の方は自衛のため、お戻りください。
真っ暗な部屋の中。
意識が浮上し、閉ざされていた瞼をゆっくりと開く。
手探りでスマホを見つけ、電源を付けると寝起きで浴びた光の眩しさに目を細めた。
待ち受け画面に表示された時間はちょうど日付が変わって少しのようで、起きるにはさすがに早すぎる。
欠伸をし、もう一度寝ようと布団を寄せれば隣に誰かいることに気づく。
「…テツ?」
暗闇の中に薄らと見える人影はどうやら相棒兼恋人のようで、ほんのりとアルコールの匂いが鼻を掠める。
いつもより若干熱い身体と赤くなった肌からも酒を飲んだことがわかった。
服もそのままのようで酔ったまま宇佐美の布団に潜り込んだのだろう。
気持ち良さそうに寝ているため、ここで起こすのも可哀想だと思い、伸ばそうとした手を引く。
ここで寝かしてもいいのだが、シングルベッドに成人の男2人は少し狭い。
さて、どうしたものか。
少し考えているとうーん、と佐伯が呻いて身動ぎをする。
汗をかいて服が気持ち悪いのか眉間に皺を寄せていた。
(着替えさせるか…)
ベッドから落ちるか落ちないかのギリギリにいる佐伯を一度引き寄せ、自分はベッドから降りると適当なスウェットを引っ張り出した。
サイズは宇佐美の方が大きいため細身な佐伯は難なく着れるだろう。
布団の上に置くと眠っている佐伯の肩を優しく揺する。
「テツ。テツ、一旦起きろ」
頬をぺちぺちと軽く叩くと溶けそうなヴァイオレットがゆっくりと開かれる。
「ぅん…ぃと、くん…?」
「そーよ。服ベタベタするだろ。脱げるか?」
「ん…」
もそもそと起き上がり、シャツのボタンをたどたどしい動きで外し、腕を抜く。
ぽいっ、と放られるとうつらうつらと舟を漕ぐ佐伯の頭に被せた。
「もうちょっと頑張れよ、テツ」
「んぃ」
そうこうしてスボンも履き替えさせ終わる。
明日の朝、ランニングする前に持っていけば問題ないだろうと脱ぎ捨てられた服を集め、椅子の上に掛けた。
ベッドに戻り、腰を下ろすと横から少し掠れた声で服の袖を弱い力で引っ張られる。
「りとくん、…」
こちらを見上げ、目が合うと伏せられた目に佐伯が何をしてほしいのか察し、目にかかる前髪を退けて白い額にキスを一つ。
口は自分がしたかったから合わせるだけのを。
ちゅ、と音を立て、離れると恋人である佐伯にしか向けられない優しい目で微笑んだ。
「おやすみ、テツ」
コメント
2件
かわいいです😭😭😭ありがとうございます!!🥹