あー、待って話すことない
「大丈夫だった〜?」
しばらく歩いてからDD…さん。は振り返って俺に聞いた。
…大丈夫な訳がない。関節とか骨の概念なさそうなたこみたいなやつもいたし、
すごい鬼!っていう感じのやつもいたし…そう思うとDDさん、って人に近いんだな…
「DDさん…えーと、俺はどうすればいいですか…?」
「ん、DDって呼び捨てでいいよ〜まぁ一旦中入って。今日なんか寒いし、」
これを寒いと言うんだろうか…体感30℃くらいだ、ちょっと暑い。
DDさん…いや、DD?やっぱり呼び捨てで呼ぶには勇気がいる。ほぼ初対面で、
しかも妖怪相手となると、誰でも怖くなってしまうんじゃないかと思う。
「…ね、ちょっと実験…?していいー?」
DD…の言う実験は少し怖い。でも、こうして養って…?くれてるなら断らないほうがいい…
俺は少し怖くなりながら了承すると DD…は俺の手を握って壁際に追いやった。
DDはそのまま顔を近づける。
「は…!…?」
正直イケメンだな…くそっ、…と思ってしまった。
その後少しDDは黙ったまま、 「…ふーんwなるほどねー。」と言って 何事もなかったかのように、もともと座っていた場所へ戻っていった。 何がしたかったのだろう、
「………うみにゃ、ってかわいい顔してるよね」
俺は何も言い返せなかった。言いかえせる気力がなかった。 逃げたいのに逃げられない…
あのとき言いたかった言葉はこれ、とでも言うんだろうか。
「ね、ご飯…食べる?食えるのか知らないけど。」
「…何があるんですか。」
「ま、これ…とか?食える…?」
そうやって出されたのはきゅうりだった。意外なものを出されて少し笑ってしまったが、
生でも食べられるのでこれは有り難い。が、腹は膨れなさそうだ。
「俺ちょっとこれ食えないから食えるんなら食ってくれない?」
「いいの…?デスカ」
「敬語がぎこちなさすぎるでしょwタメ口で言ってよ、」
「わかった。」
DDは「食っててー、風呂入ってくるから」といって別の部屋…?に行った。
生活の仕方は妖怪でも人でもそんなに変わらなくて安心する。
…一人になると途端に不安になる。まだよくここのことは分からない。
ドンドンドンッ
「゜**^&&:~???」
「-_#!!!%%*)ーー…???」
外から…玄関の外からよくわからない言葉が聞こえてくる。…なぜか怒っているようにも聞こえる。
…いまDDは風呂に入っている。これは…どうすればいいのだろうか、、、
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続きが気になって夜も眠れません!