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『夏。』
・蘭竜
・家族ではなく、幼なじみ設定
・キャラ崩壊、口調迷子
・本誌には関係ありません
・別れる所から始まります
・自殺未遂の描写あり(今回はありません)
・春竜要素あり(上と同じく)
・蘭モブ要素あり(付き合います)
・”蘭”と竜胆が呼び捨てします
苦手だと思う方はご視聴をお控え下さい💦🙇
夏。
蝉がうるさく鳴く日が多い夏。
そんな日、俺は
恋人からある新着メールが届いた。
その内容は────
〈別れよ。好きな人出来た〉
蝉が普段よりもっとうるさく鳴いた気がした
『夏。』
俺の名前は竜胆。恋人でもあり幼なじみでもある蘭と先程まで交際をしていた。
先程まで。何故なら、新着メールの内容が別れ話であったから。その時はパニックになって、直ぐにメール開いて、返信しようとした。けど、
〈ブロックされています〉
そこにはコンピュータの言葉だけが残っており、これは拒否権が無いと思った。
終わったわ、俺のアオハル
翌日
学校に行く気にもならず、今日はサボろうかと思ったが親が部屋にノックなんて鳴らさず俺のベットの目の前へ。
布団を剥がされ、半ば強制で学校に行かされた。もう保健室で一日過ごそうか、てか今教室誰がいんの?仲良い奴が良い
なんてくだらない事を考えて靴箱を見たら
終わった、
蘭だ
別れて早1日。その翌日に見る最初のクラスメイトが元恋人になるともうメンタルが潰れる。多分だけど不登校になる。メンタル潰れすぎて。
ここは平常心で行くしかない。直ぐに他の奴でも来るだろ。
そう思い、重たい足並で階段に片足を乗せる
________
ガラガラガラ
そこには案の定、蘭が。
蘭はチラッと此方を見ると驚いた表情を見せるが、少し微笑み
「竜胆、おはよ」
と言う。矢張り、ここは切り替えるしか…
「おはよう。」
沈黙
どこか気まづくなっていた。この場の空気を吸って吐く度思った。
「昨日はごめんな。急にあんな事言っちまって 」
「いや、大丈夫、、だ。」
「これからはさ、また、”友達”って事で」
友達
その言葉を聞いて胸がキューッと締め付けられた。
「____おう」
この時、俺はどんな顔して言ったんだろう。多分
多分だけど
凄く泣きそうな顔していた。
別れてから2ヶ月が経った。
覚えているのは未練の証拠。
この前、クラスメイトの春千夜がそう言っていた。その時は言い返したけど、今となれば事実なので言い返す事が出来ない。
今日も、普通に、友達と過ごす予定だった
でも
全てが変わった
「竜胆知ってっか?」
「何を」
昼休み。教室には俺と春千夜の2人しか居なくて、俺らは端の机に固まって机に落書きをしていた。
「何って……蘭の事だよ」
蘭
聞きたくない。
直ぐに言いたかった。けど気になる、彼奴が何してんのかって。
半々の気持ちのまま聞いて、その後に後悔した。
「中山と付き合ったって。蘭」
カタン
コロコロ…
持っていたシャーペンが手からするりと抜け、机を転がり、床にへと落ちていく。
1連の流れを見ても俺はビクともしない、
これはどういう気持ちなのだろうか。
祝福?
違う
嫉妬?
違う
どっちも混ざった感情。どうにもならない感情。
「竜胆、?聞いてっか?」
「……おう」
「…そこまで未練があるなら別れなければ良かったのによォ。なんで別れたんだ?」
問い掛けられた。直ぐには答えきれなかった
「ッ____ 蘭が中山の事好きになったからかもしんねぇ…」
「俺だって認めたくねぇよ、!蘭が付き合ったって…けど、もう良いんだ」
唯の幼なじみであり友達なんだから
机に水滴が落ちた。
それを見た春千夜が俺の背中を摩る
その手は妙に温かかった。
廊下に1つ、上履きが見えた。
『夏。』竜胆side END
次回、蘭side
元ぽ っ ぷ こ ー ん 。の ぽ ん ず 。です!!
いやぁー…アオハルしたいですね!🤤 生憎ぽ ん ず はそんな運命の方いません!!!泣くぞゴラ
大変永らくホントに更新出来ず、すみません!またのんびりと更新していきます!
では!蘭sideをお楽しみに〜!✨📖´-