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第六章 神秘
《王宮地下60メートル》
そこは、ナシル国民以外が初めて足を踏み入れる場所だった。
長く続く地下通路。
冷たい壁。
無機質な照明。
訪れた者たちは、そこに特別なものがあるとは思っていなかった。
しかし、その先に広がっていた光景は、彼らの想像を遥かに超えていた。
純白の壁。
中央には、幅10メートルにも及ぶ黒いタイルの通路が、遥か先まで真っ直ぐ伸びている。
それは単なる歩道ではない。
車両の通行を想定した、巨大な中央通路。
天井には、無数の光を反射する美しいシャンデリアが並び、地下空間であることを忘れさせるほど幻想的な光景を作り出していた。
ここは本当に地下60メートルなのか。
先ほどまで歩いていた、冷たく無機質な地下への道は一体何だったのか。
そう思わせるほど、その場所は別世界のようだった。
そして、その聖堂の最奥。
そこに存在するものこそ――
各国が喉から手が出るほど欲しがっている存在。
異世界への接続点。
通称『水晶』であった
そして各国調査団の全員が、そこで目を疑うこととなる。
《水晶》内部の聖堂を抜け、長く続く道を進んでいく。
やがて、前方に光が見えた。
出口だった。
未知の世界へ繋がる扉。
そう呼ばれてきた場所の先に、一体何が存在するのか。
隊員たちは警戒を強めながら、ゆっくりと外へ出る。
コメント
1件
おお、めっちゃ神秘的でいい雰囲気やったわ!地下60メートルの冷たい通路から、いきなり純白の空間とシャンデリアの幻想的な光景に切り替わるギャップが痺れる。各国が欲しがる「水晶」の存在感も、ちゃんと重みがあって良き。最後の出口の光で終わるところも「続きどうなるん!?」ってなるやん。ウーパールーパーさんの世界観の見せ方、ホンマ上手いわ🔥