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2件
2人が千空を見つけた反応がとても気になる
面白すぎて集中して見ちゃった
こんにちは!ものものです!
アニメの最新話見ましたか!?もうほんとに最高すぎました!ゼノ…千空のこと、好きすぎでしょ…。誰か語り合いたいです!
さて、千空の回想シーンが長すぎて流石にやばいと思ったので今回までにしようと思います!
それでは、どうぞ!
今日は千空が百夜と出かけるため、スタンと2人家でまったりすることにした。
『スタン、コーヒー飲むかい?』
『ああ、ブラックな』
『了解』
『…』
『…』
『『なあ/ねえ』』
『『…先にどうぞ』』
『…じゃあ、僕から話させてもらうよ。正直に聞く、千空のこと、好きだね? 』
『俺も聞きたいことがある。ゼノ、千空のこと好きだよな?』
『…そうだね…てことはスタンも』
『好きだよ、千空のこと』
『おお!つまり僕たちはライバルという奴だね。初めてのことで気分が高揚しているよ!』
『フッ、ライバルで興奮してる奴見たことないよ。…ゼノ、提案がある。』
『何かな?』
『協力しないか?2人で千空を大切にするんだ。』
『おお、僕も同じことを考えていたよ、スタン!3人での生活、これが私たちの理想の生活だ!』
『そうと決まればどうやってあの鈍感を気づかせるかだが、』
『?千空は科学が好きだよ?』
『…ゼノ先生よ、そういうことじゃないんだわ。』
『じゃあ、直接言うのはどうかな?日本の文化はアメリカと違って好意を言葉で伝えることが大切だと聞いたことがあるよ。』
『いいじゃん、それ。』
『とりあえず、僕たちの新居を用意しよう!お金は余るほどあるからね!』
『フ、そうだな』
プルルプルル
『ゼノ、電話来てんぜ。』
『はぁ、またか。…どれどれ…!百夜!?』
『は?』
ピッ
『どうしたのかな?』
『ゼノ!!千空が居なくなっちまった!』
『…状況は』
『俺がトイレに行ってる間にベンチに座ってて貰ったんだが、戻ってきたら居なくなってたんだ』
『場所は?』
『◯◯◯だ。』
『分かった。今行く。』
ピッ
『スタン』
『分かってんよ。車でかっ飛ばすよ』
『ああ、構わない』
嗚呼、千空。どこにいるんだ。どうか無事で居てくれ…それでなくては…僕は…
ボクガボクデナクナッテシマウ。
キキーッ
『百夜!千空は!』
『ゼノ!まだ見つからねえ。とりあえず警察には連絡してある。』
『…』
ベンチに何か付いてんね…まさかっ、!
『ゼノ。』
『何かな』
『これは…俺の責任だ』
『どうし…スタン』
目の前が濁っていくのがわかる。ベンチについていたのはケチャップ。書かれていたのは軍のマークであった。…間違いない、千空は、軍の人間に連れ去られたのだ。
『スタン…説明してくれ。どういうことだ。 』
『クソッ!…千空は軍の人間に連れて行かれた。…俺が取り戻す。ゼノ、◯◯倉庫まで警察を連れて来てくれ。おそらくそこにいる』
『…スタン、任せていいんだね?』
『ああ』
『ゼノの幼馴染だよな?…頼む!!どうか、千空を…千空を助けてやってくれ!!』
『オーライ、任せな』
千空、無事でいてくれよ?もし何かあったなら…
オレガオレデイラレナクナル。
『…百夜。』
『ゼノ?』
『絶対に千空は助けてみせるから、安心して欲しい』
『ああ、ありがとn』ゾッ
ゼノの笑顔は安心できるはずなのに、
何故かゾッとするほどのキレイな笑顔だった。
チッ、やらかした!まさかこんな簡単に自分が捕まると思わなかった。おそらく軍の人間だろう。気配や筋肉のつき方、歩き方の特徴などで予想し、咄嗟に印をつけておいたが…。それにしても何故俺だ?ここに来てまだそんなに経ってないはずだが。
『起きたか』
俺の微かな動きに気づいたのであろう。軍人の1人が声をかけた。
『…何故誘拐した。俺には何の心当たりもないんだが。』
『おいおい、ハッタリか?お前、スタンリーの大切な奴だろ。』
『っ、何言ってるんだ?俺にはそんな奴知らn 』
バキャッ(お腹を蹴られる)
『ゲホッ!…っつ!』
『とぼけんなよ?もう調べはついてるからな。』
不味いな、…痛ぇ、腹が燃えてるみたいだ。
『おい、まだ意識飛ぶなよ?まだまだ傷つけてなきゃ”あの人”に顔向け出来ねぇからよ。』
おい!!、という声に数人のガタイの良い男達が近づいてくる。
スタン、ゼノ…助けてくれ…。
声にならない掠れ声を出して…殴打される中、意識を失った。
バタンッ!!!
『千空!!!』
誰か、嘘だと…嘘だ、と言って欲しい。
目の前に映るのは、殴打されてボロボロになった千空。俺の目の前は真っ赤に染まった。
『遅かったな。スタンリー、お前のキティh』
バキャッ
まず1人。
『おい、何しt』
ボキッ
2人。
『や、やめろ…』
ゴキャッ
3、4、5人。
『も、やめ…』
バキッ
まだだ。まだ足りない。千空の痛みは、苦しみはこんなものじゃない。
壊せ、壊せ…殺せ。
その時だった
『すた…』
微かに聞こえた掠れ声にすぐさま反応し、千空の方へ走る。
『千空!!千空!大丈夫か!!おい!』
なんとか意識は保ってはいるが、薄らと目を開いているだけでギリギリであることが見て取れた。
『ゴホッ…なんとか、な。』
『ちょっと待ってな。今、コイツらを殺すから。』
とっくの昔に引き千切れた理性はもう、機能して居なかった。あるのは、千空を害した奴らを殺すという衝動のみ。
その時、誰かに袖を掴まれた
『…やめ、ろ。もう、いい。』
千空だった。
『何で?アンタを傷つけたんよ?生かしておく意味ないじゃん。 』
『それでも、ッだめ、だ』
バタンッ!
『警察だ!大人しくしろ!』
警察がボロボロの男達を拘束する。
『スタンっ!!千空は……千空!!!!』
ボロボロの千空にゼノも近寄る。ゼノは、顔を真っ青にして千空を見つめていた。
『ゼ、のか?』
『…千空。君を傷つけた奴はどんな手を使ってでも死刑にするよ、安心して。』
『おい、…ゴホ何処に、安心する、ことがあんだよ…、おれは、のぞんじゃ、いねぇ』
『すまない、千空…。本当に…こんなことなら…』
ゾワッ
「千空ー!!千空!大丈夫か!…ごめんな、俺がトイレに行ったばかりに…」
「気に、すんな…死んだわけじゃねえんだ」
『すみません、この方は救急車で病院まで運びますね』
『お願いします。』
ピーポーピーポー
『『千空、もう、絶対に逃がさない』』
それから俺は病院で治療を受け、日本に帰国した。当然だ、アメリカで狙われたのだから。
ゼノとスタンにはあれから一度も会っていない。ゼノとのメールも普段とあまり変わらなかった。ただ、百夜に一つだけお願いされた。
決して2人に対面するな、と。
「ふぅん、つまりアメリカに行けば殆どの確率でその2人が居て、出会うことになるだろう…と。」
「千空が危ないんだよ?」
「うん、まず先に言いたいんだけど、」
「「「「「その軍人たち、殺そう? 」」」」」
仲間たちの突然の殺害発言に流石の千空も顔が引きつる。
「おい、物騒だな。あっちも多少手加減したんだろうよ、じゃなきゃ俺は今頃肉塊だわ。」
「冗談に聞こえないよ千空ちゃん、ジーマーで。」
呆れた調子でゲンが話すと少しだけ空気が緩んだ気がした。
パチンッ
「はっはー!でも、コーンを諦めるわけにはいかないからアメリカ大陸には行く、違うか?」
「そうだな。百夜との約束があるが、人類を全て救うためには避けて通れねぇ道だ。冬まで時間がない、さっさと横断するぞ!」
「おう!コーンをいただいてロケット?ってやつをぶっ飛ばそうぜ!」
千空・クロムの発言に皆の士気が高まる。
ただ1人、たった1人だけが千空の話と百夜の言葉を考えていた。
「今の話を聞く限り、向こうはとんでもない感情を千空に向けている気がするんだよね…」
羽京はすでに沈んだ太陽を見てひとりごつのだった。
すみません!いいところまで書こうと思ったら、3000字超えてました…。
次回!ついにアメリカ大陸到着です!お楽しみに♪
あと、気づいたらフォロワー300人超えてました!ありがとうございます😊是非これからも見て欲しいです。ハート・コメントもよければ!それでは、またね!