テラーノベル
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「えっ!えっ!でも、もう!」また中がキュンキュンとし始める 。
「あっまた!くっ!」ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。よし、このまま!
「えっ!ちょっと止まって!あっ!」
ふん、ふん、きたきた!イくぞ!
「寒川さん!イくよ!」
「だって!もう!イってるのに!あっあぁ!」
どくん!どくどく!
動きを止め寒川さんを見下ろす。
「どうだった?」
「よかった。とても気持ちよかった…」
事後処理を済ます。
「なんかいろいろありがとう!ハカセくんが優しく教えてくれたから痛くも怖くもなかったや」
「それはよかった。あの、このことあきちゃんには…」
「言わないよ(笑)あきとはケンカしたくないし。多分あきはハカセくんのことが好きだよ。私こそ言わないでくれると助かるな」
「あはは…うん。秘密にする」
あきちゃんの友達とした。もちろん秘密だけど、あきちゃん、知ったら何て言うか…絶対、一生の秘密にしよう。
「じゃあ、また明日」
「うん、明日からも自然にしててね」
玄関を開けると…ちょうどうちの前を通りかかるあきちゃん…げっ!即バレ!?
「ん?美保?なんで?」
「あ、あのね、今うちのクラスでハカセくん、ちょっと有名でさ」
うぅなんとも言えない…
「え?あんた何したの?」
「それは…その…」
「その…言いにくいんだけど、ハカセくんがエッチなビデオを持ってるって…それで観せてもらったの」
「!?えっ!あんた、そんなの!?」
「う、うん。男子で話してたら聞かれちゃって…」
「あき、ごめん!ハカセくんがあきの幼馴染みってのさっき知ったの」
「それは…別に謝ることじゃないけど…そう、わかった」
「あ、じゃあ私は帰るから。(小声で)あき、ごめん!頑張ってね」
寒川さんは帰っていった。
「…カバン置いたらあんたの部屋行くから」
あきちゃんも家に帰った。
うぅ…何を言われるのか…
「来たわよ」
ガチャッとドアを開けながら入ってきた。
「あ、うん…」
「で?どういうこと?」
「さっき言った通りだよ。男子で話してたら女子に聞かれて…で、観たいって来たんだ」
「そんなの持ってたなんて。なんであたしには言わなかったの?」
「そんなの!…恥ずかしいじゃん」
「ふ~ん、で、なんでここで観るの?貸したり…なんか他にもあったんじゃない?」
「いや、そう言ったんだけど、みんな持ってたくないからって…」
「みんな?何人も来たの?」
「う、うん…」
「あきれた…それで?ビデオを観ただけ?変なことしたんじゃ…」
「ないない!もし僕にそんな気があったって、女子がそんなことするはずないでしょ!?」
一か八かだ!
「う…ん。まぁそれもそうか」
乗り切った…?うっ、でも胸が痛い…
「もう止めてよね。もし興奮した女子があんたを襲ったりしたら…」
「わかったよ。これからはもし言われても、彼女に悪いからって、貸す以外しないことにする」
「貸しはするのね」
「だってみんな押しが強くて…今までもやだって言ったんだけど、全員、絶対うちで観るって聞かなかったんだよ」
「わかった。それじゃこれからはあたしが彼女だって言っていいから。彼女のオッケーが出たらいいよって言って、あたしに言いに来させて」
「うん。そうする」
コメント
1件
もう心臓が止まるかと思った…。美保ちゃんとの密室の緊張感が生々しかったのに、玄関でまさかのあきちゃん即バレ!ハカセくんが咄嗟に「貸す以外しない」って落としどころを探ったあたり、苦しさと優しさがにじんでて切なかったな。胸が痛くなるエピソードだったけど、登場人物それぞれの気持ちの動きが丁寧で引き込まれました。次が気になる…!