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ある日のこと。
「そろそろ他メンに話した方がいいんかなー」
「いっそ皆に襲ってもらうとか?」
「あり!」
2人は話し合いつつも、メンバー女体化作戦を実行することとなる。
「なっちゃん誰行く?」
「え~…1番ちょろそうなみこととか?」
「確かにみことはちょろい。俺いるまの家行ってみようかな」
「じゃあ今日実行で明日落ち合おうぜ」
「おっけー」
___
「――来てくれて、ありがとう、みこと」
夕焼けが完全に沈み、室内には柔らかいオレンジ色の間接照明が灯っていた。
ひまなつはいつもの気怠げな雰囲気のまま、けれどどこか落ち着かない様子でみことを玄関で迎えた。
「えっと……なんか、あった? 声、ちょっと……違ってた、し」
みことは心配そうに近づき、中に入るやいなや――
「うん……実はさ、ちょっと……変なことになっちゃって」
そう言って、ひまなつはTシャツの裾を掴み、ゆっくりと持ち上げる。
顕になった肌は、いつもと違った。
華奢で、やわらかく、丸みを帯びたライン――
腰のくびれ、ふくらんだ胸、そして……確かに“女の子”のそれだった。
「なっちゃ……? え、なんで……?」
「なんか朝起きたら、こうなってた。自分でも、理由はわからないんだよな」
「……でも、なんで俺を……」
「だって――試してみたかったんだ。みことに、この体、堪能してほしくて」
一瞬、空気が止まる。
みことの心臓が、どくん、と大きく跳ねた。
「そんなの……俺、どうしたら……」
戸惑う彼の顔を、ひまなつはふわりと笑って見つめた。
「大丈夫、優しいの、知ってるから。……ねえ、お願い。触って、みことの手で、俺のを、ちゃんと……感じてほしい」
そっと差し出された手を、みことはおそるおそる握った。
指先から伝わる温度に、確かに “女の子”になった、ひまなつの存在を感じた。
やがて、ベッドへと並んで座り、キスは自然に始まった。
唇を重ねるたび、息が漏れ、熱が高まる。
服を脱がせ合い、みことは震える手でひまなつの体に触れた。
胸の膨らみ、細い腰、そして濡れた秘部――
恥ずかしさと興奮がないまぜになって、彼の身体も限界に近づいていく。
「……だ、大丈夫?痛くない…?」
「うん、ありがと。でも――」
ひまなつは、そっとみことをベッドに押し倒すと、自ら彼の腰へ跨がった。
「えっ、ちょ、なっちゃん!? ま、まだ準備も……」
「だいじょうぶ。濡れてるの、ちゃんとわかるでしょ?」
秘部がとろりと糸を引いて、みことのそこに押し当てられる。
柔らかな肉が先端をくわえ込むと、ひまなつの目が細くなる。
「っ……あ、ああ……っ ……ごめん、待てない。今、すごく、したいの……っ」
そのまま、ひまなつは自分の意思で腰を沈めていく。
みことの熱が、奥深くまでずぶずぶと入っていくたびに、ひまなつの喉から甘く艶めいた声が漏れる。
「っあ……っ、ん、みことの……っ、中、まで……っ、入って……きてる……っ」
「な、っちゃ……お、俺、ほんとに、入ってる……っ?」
「うん、みことの、ちゃんと、中に……すごい、これ、女の体って……っ、やば……っ」
恥じらいよりも、圧倒的な快感と好奇心が勝っていた。
ゆっくりと、そして徐々に速く――
ひまなつは自分のリズムで腰を動かす。
水音がいやらしく部屋に響き、みことの下半身が熱と締めつけで痺れていく。
「なっちゃん、しめ、つけすぎ……っ! だめ、イきそう、かも……っ」
「いっしょに、イこ……みこと、俺の中で……いって……っ、もっと、感じて……!」
ぐっと奥を締めたその瞬間、
2人の体がびくんと跳ね――
「ひっ、くぅ、ぅぁああっ……!」
「んん~ッ!!」
絶頂が重なった。
震える身体を重ねたまま、ぬくもりがじんわりと広がっていく。
やがて、ひまなつはみことの胸にそっと顔を預け、満ち足りた声で呟いた。
「……みことに、抱かれてよかった。……ありがとう」
「こっちこそ……びっくりしたけど、なっちゃがそう言ってくれるなら安心…」
2人はそのまま、肌と鼓動を重ねながら、穏やかにまどろんでいった。