テラーノベル
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また任務に授業の毎日。今は校庭で手合わせ中。
「ふうー」
傑との手合わせが終わった。結果は私の勝ち。
「芹那は体術得意なんだね」
「芹那、俺より体術出来んだよな。ま、術式の扱いは俺の方が上手いけど」
「あ?誤差だろ」
「へえ」
「でも傑も強いよ。なんせ悟に勝ったんだから」
「ありがとう」
「さて、次は俺とだ傑ー」
「受けて立つよ」
悟と傑は手合わせを始めた。
「硝子」
「ん?」
「煙草1本ちょーだい」
「ほら」
火も貰う。
「あんがと」
「自分でいい加減買え」
「何の銘柄がいいかなー」
「私とお揃いにするか?」
「するー」
そんな話をしていると手合わせが終わった。今回は傑の勝ちだ。
「くそー!」
「悟は術式に頼りすぎてるからだよ。だから体術になった途端ダメダメ」
「俺より術式扱い苦手なくせに!」
「誤差だよ」
「芹那はどうしてそんなに体術が得意なんだい?」
「うーん、悟ほど術式に胡座かいてなかっただけだよ」
「成程」
「傑、芹那」
「ん?夜蛾せんじゃん」
「どうかしましたか」
「2人でこれから当たって欲しい任務がある」
「「了解です」」
「2人とも行ってらー」
「煙草ついでに買ってきて」
「私のも買ってくるー」
「こら。教師の前で堂々と宣言するな」
頭をはたかれた。
「痛てー。じゃ行ってくる」
合同任務が終わった。傑が呪霊を取り込みたいそうだったから私は援護。はっきり言って雑魚だった。
「これ、私要るかー?」
「そうだね」
「傑」
「ん?」
「それって美味しいの?」
傑の手の中にある呪霊が丸くなったもの。
「いや、美味しくないよ」
「ふーん」
「ちょっ!」
私は傑から呪霊の玉を取ると一思いに舐めた。
「うげー」
「っ、だから言ったろ。美味しくないと」
「こんなもんいつも飲んでんの?やば」
「はあー、返しなさい」
「はーい。」
そう言うと傑は飲み込んだ。
「じゃ口直し買いに行こ」
「え?」
「こんな不味いもん人の為に飲んでんだから、寄り道したってバチは当たらんよ」
「そうかな」
「そーそー。じゃ行こー」
コメント
1件
優しっ