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84 - 第4章 胸のざわめき 第84話

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2025年08月29日

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夕方。

咲が台所でお茶を入れていると、リビングから亮の声がした。


「妹、悪い! 調味料切らしてたの忘れてた! 悠真、一緒に買い出し行ってくれ」


「は? 俺?」と悠真が苦笑する。

亮は財布をひらひら振って、「任せたー!」と部屋に引っ込んでしまった。


気づけば、玄関に立つのは咲と悠真の二人だけ。


「……ごめん、付き合わせちゃって」

咲が小声でつぶやくと、悠真は肩をすくめて笑った。


「気にすんな。むしろ助かるよ、妹ちゃんが一緒で」


その言葉に胸が跳ねて、慌てて靴を履く。

夜風の吹く外へ出たとき、並んで歩く距離がほんの少し近く感じられた。

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