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あボイコットだ写真撮ろ
更新きた(っ ॑꒳ ॑c)とか思いながら開いたらびっくり…。 梓さん?クロネさん?え??? 春休みの内からテスト勉強してるだけで凄いですよ! 社会難しいですよね、頑張ってください!
瀬兎さんの小説は脳の保養だぜ…(?) 梓さん!?!?
勉強のモチベが湧かないため公開します…
いや、気合いでやれよっていう話なんですが🙃
桃葉side
ー最終日 体育館ー
…自然と目が覚めてしまった
…いや、覚めなかったら死ぬし…覚めた方がいいんだろう
起き上がると…クロネさんと梓さんがいた
クロネ「それでは…作戦通りにお願いします」
梓「はい…お気をつけて」
…2人が話している
作戦?というものが何なのか分からない…でも…
…なんでだろう
どうして助手である私は頼られないんだろう
…いや、原因は分かってる…全てに鈍臭いからだ
何をしても失敗ばっかりな私なんて頼られなくて当然だろう
でも…
それでも私は…
頼りになる助手になりたいんです
…いや、ダメだ…こんなこと考える前に頑張らなきゃ…
クロネ「…桃葉?」
彼は今気付いた…とでも言うように目を見開いた
クロネ「おはよう」
桃葉「おはようございます。今日も頑張りましょうね」
私がそう笑いかけると彼は言葉を濁した
クロネ「…あ~…うん…そうだね」
…そんなに変なこと言ったかな
…やっぱりクロネさん様子が変…
梓「とりあえず…霊と瀬梨さんを探しに行きましょう」
私達の横から梓さんが言う
そうだった…油断してたらすぐ遅刻判定されるんだ…
桃葉「は、はい!行きましょう!」
放送室前
桃葉「!…瀬梨さん!霊さん!」
放送室前には彼女らの姿がある
瀬梨「あ!おはよぉ!扉開かないかなぁって思ってさ」
霊「開かなかったけどねぇ」
霊さんはクスクスと笑う
瀬梨「もう…霊君性格悪い…!」
梓「…」
瀬梨さんがそう言うのを見て梓さんはスッと笑顔を消した
…いや、まぁ…そうか、弟だし…性格悪いって言ったらそうなるか…
梓「…とりあえず行きましょう。遅刻になります」
彼女は表情を戻し微笑んだ…流石としか言えない…
瀬梨「はあい!」
クロネ「…ごめんなさい。俺少し用事があるので…すぐ戻りますね」
…用事…か
桃葉「…分かりました。早く帰ってきてくださいね」
クロネ「うん。ありがとう」
体育館
フウリン「…おはようございます。最終日ですね」
彼女は少し物足りなさそうに言う
フウリン「…と…あら?探偵さんが来ていませんが」
梓「…用事があるようなので」
フウリン「あら…そうなんですね。まぁ遅刻まであと5分なので…もう少し待ちましょうか」
…5分が経った
桃葉「…な、なんでクロネさん来ないんですか…!?」
瀬梨「さ、さすがに遅い…よね」
桃葉「わ、私…探しに…」
私がそう言った時、梓さんが私の肩を掴んだ
桃葉「…な…何ですか…?」
梓「落ち着いてください。私はそんなこと言っていません」
梓「…もう少しで来ますよ。絶対」
フウリン「もう少し…じゃダメなんですよ。もう遅刻なので」
フウリン「…もう私が探しに…」
彼女がそう呟いた時、彼の声が体育館中に響いた
クロネ「すみませーん遅れましたー」
桃葉「クックロネさん!!逃げてください!!殺されます!!」
フウリン「逃げ場なんて…ここにあるとお思いで?」
彼女はクロネさんに近づき、ピストルを額に当てた
フウリン「見ていてください。大切な人が無残に殺される様を」
フウリンは振り返り私を見ながら微笑んだ
桃葉「やめて…やめて…ください…!!」
桃葉「クロネさんは私を救ってくれたんです!!あなたの狂った思考とは違って本当に!!」
桃葉「…嫌です…恩返ししたいんです…何でもしますから…クロネさんだけは…」
私はただ泣きながら懇願するしかなかった
嫌だった
これ以上人を失いたくない
大切な人を失いたくない
そんな一心で私は何回も…何回も願い続けた
クロネ「…俺はそんな大した人じゃないんだけど…まあ…ありがとう」
彼の優しい声が聞こえる
…嫌だ…これが最後なんて…
クロネ「でも大丈夫。俺は…こんなところで死なない」
私は思わず顔を上げた
…少し彼の言葉が響いたのもある
でもそれ以上に…
昔見た…私を救ってくれたクロネさんと同じ顔だったから
フウリン「…何馬鹿なこと言って……時間を与えた私が馬鹿でした…それでは…」
フウリン「!?」
彼女は驚いたように目を見開く
梓「残念でした…!!全ては作戦通り…というやつですよ…!!」
梓さんから聞いたことがないような震えた笑い声だった
続く