テラーノベル
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純愛系…しらんけど
D x A
A視点固定
あー、ギャンブルしてえ…
でもボスの野郎に少しはギャンブル中毒の癖直せって言われたし…直す気ねーけど。
でもDにもお金の使い方に気を付けてって言われたもんな…まあDなら仕方ないか!
そう思いながらもコーヒーを飲もうとすると、口の中に何かが入ってくる感覚がする。
「なんだ…って甘!?」
俺は甘いの嫌いなのに!そう思いながらもなんか勿体ないとか思いながら飲み込んだ。うぇえ、あっま、やべーだろこれどうなってんだ…
「あれ、飲み込んだんだ、吐くかと思ってた。」
そう言いながらでてきたのはD。こいつ重度の甘党すぎて…いつか糖尿病になんじゃね?とか思ってる。
「ってかこれ…めっちゃ甘いんだけど…」
「えへへ、甘いでしょ!美味しいよ!」
「あー、だから俺は甘いの嫌いだっつーの…」
「えー、こんなに美味しいのに?」
そう言いながらDは俺の目の前でそのチョコの丸っこいやつをパクパク食べる。よく食えるなって思ってる。
「はは、にしてもD、そんなに甘いもんばっかじゃ糖尿病になるんじゃねーの? 」
「んな、なわけないでしょ、僕だって許容量は知ってる!」
「ほんとかよ?お前のことだからずっと食ってるし歯磨きしてなさそうだけどなー?」
「歯磨きくらいするよ!ばか!」
そう言いDはムスッとした、俺のせいでまーた怒っちゃった、まあ可愛いんだけどさー…
「あーごめんごめんって!甘いの買ってやるから…」
「…わーい!」
両手を広げて喜ぶ。まるで小さい子供みたいに。
「じゃあ早速行こうよ!もうお菓子なくなったんだ!」
「はや、まあいいけど…」
そうして俺らはスーパーに来た。スーツ姿できたら普通にヤバそうだけど…
「…てかD」
「んー?」
「なんで俺の上に乗ってんだ?歩いてもいいんじゃ…」
「だってAは乗り物だからねー」
そう、Dはいつも俺を乗り物にする。こいつは何故だか知らんが体をすげえ小人みてえにちっさくできる。そんで、俺がいたら真っ先に俺を乗り物にするんだ、俺がいないときはたまにBとかボスとかに乗るらしいけど…
そして買い物を終える。まだDはずっと乗ってるままだ。
「あー、そろそろ降りたら ?」
「やだー。」
「えー、なんでー?」
「なんか落ち着くから!」
いやいや、俺の頭の上はお前の家かよって。そう思いながらも可愛いし、別に悪いとはあんま思ってない。
そう思ってたらふと何か頭に…って思ってたら、Dが俺の帽子取ってた。いやいやなんで…
「あーおい!帽子返せって〜」
「へへへ、帽子の予備予備〜♪」
「いやあるだろ…」
「前奪ってきた仕返しだ!!!」
やれやれ、と思っていた、そうしてたらDが急になんか言ってきた。
「ねーA、目つぶって、こっち見ないでね〜」
「へ、なんだよもう、何かいたずら?」
「いいから!早くしろ!」
「あーもう、分かったよ…」
そうしてつぶると、頭が触られてる感覚がする。小さいので何か、撫でてるみたいな…
「…えー、あ、D?まだー、?」
「まだ待って!」
…撫でてる?俺を撫でてるのか?なんだ、仕返し、?俺がいつもD撫でてるから…
「目、開けていいよ、 」
そんな声がして目を開ける。すると目の前にDがいた、身長がもとに戻ってた。
「はは、なんだよD、何やってたん…」
そう言おうとしたらまた撫でられた、ちょっとびっくりした。だってこいつから撫でてくるなんてあんまないし…
「…ん、D?どうしたんだよ、」
「え、Aがいつもやってる仕返しだよ、だから僕の意思じゃない!!」
そう言いながらも少し笑いながら撫でてくる。なんかやられる側だと変な感じだな…ちょっと恥ずかしいみたいな。
「へ、そーか、?」
「そうだよ、勘違いしないでね。あと、お菓子買ってくれてありがと、じゃ、僕もう帰る…!」
そう言って逃げ出すように走っていった。
…なにこれ、すごい恥ずかしいけど…なーんか嬉しい、いや、めっちゃ嬉しい!…Dは嫌々みたいに思ってたのかと思ってたけど…仕返しってことは、あいつも少しは…まあいいか、勘違いかもしれねえしな!
「…あー、なんか今日は気分がいいや。」
そう思いながらもギャンブルはできないから…
「…貯金でもしてみよっかな。」
そう思いながら家路に向かった。
コメント
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うわーAとDがいちゃついてる〜!……ボスにはイチャつく相手もいませんでした(自滅)