何行ってんのかわからない授業をなんとか耐えきり、無事放課後。
私とレイマリちゃんは写真部に所属している。
「こんにちは〜」「こんにちは!」
写真部は部員10人の小規模部活だが、それも相まって部員の距離感はかなり近い。
なんで国立の学校なのに部員が少ないかって?
そもそも部活に所属しない人のほうが多いし、バスケ部や美術部なんかの有名所に人が行っちゃうからね。
そんな写真部の部長は高等部3年の尾川ゼンコパス先輩。
メテヲと同じ一般人らしい。
今日は先日撮った写真を加工して印刷したり、美術部に参考資料として渡したりなど色々した。
気付いたら日か落ちていてあたりは真っ暗。
部長の号令で今日の部活は終わった。
何事もなく、1日が終わった。
〈その少し前のメメントモリ〉
学校が終わり、下校時刻となった。
私は本部の会議などがあるので、部活には所属していない。
と、その帰り道。
ぞわっ、と恐ろしいほどの寒気がしたかと思うと、耳をつんざくような甲高い悲鳴が聞こえた。
一体何事か、と思い声がした方へ走っていくと、そこの状況は悲惨なものだった。
第一に、化け物の姿が今までとまるで違う。その姿は、暖色系の紅葉や銀杏の葉のようなもので形造られていた。
それに、周囲にいる生徒の目は虚ろで、明らかに洗脳されている。その生徒たちは化け物を守るように囲んでいる。
洗脳されている場合、洗脳されている人を攻撃しても意味がない。
洗脳している人を再起不能にしなければ解けないし、自分が洗脳されるのは言語道断だ。
結構な厄介な相手で、相当なベテランでないと倒すのは難しい。
そう思いながら私は武器を創り出す。
秋の次の季節は、冬。
秋は冬に侵略されている、と言っても過言ではない。
つまり、秋は夏を侵略している、という捉え方だ。
私が創り出したのは、冬をイメージした氷の弓。
洗脳にもできる範囲があるので、そこの外側、つまり遠距離から攻撃すればいいという話なわけ。
私は空高く飛び上がった。
氷の矢の先を限界まで鋭くし、弓につがえる。
バシュッ!
「ふぅ、クリティカルヒットォ!!」
言った瞬間、化け物は矢の当たった場所からボロボロと崩れていった。
(それにしてもあの化け物...秋っぽいのと洗脳なんてあの人しか使えないはずなのに...何故...?)
私の心は晴れないままだった。
モヤッとしたまま、1日が終わった。
次から他の方々出します
一応書いておきます
*おどmん の方 *DZR社 の方 *WT の方
*USSS の方 *(予定)🍫🐇 の方←ここだけ伏せ字わからなかったです、すみません
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