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数年後。
私は、まだBARと情報屋で仕事をしている。
太宰さんと
『その時まで待ッている』
と約束をしたから。
夢『今日は、来てくれるのでしょうか。』
そんな気持ちがありながらも仕事をする。
と云ッても今日は直ぐにお店を閉める日だ。
夢『来るはず有りませんよね…笑』
?「誰が来るはずないの?」
夢「!」
久しぶりに聞いた優しいような懐かしい声。
声がした方へ顔を向けると矢張りその人は
夢『太宰さん!』
太「久しぶりだねぇ、夢ちゃん」
夢『待ッてましたよ。』
太「ふふっ、有難う。」
太「夢ちゃん、何時もので。」
夢『了解です。』
久しぶり聞いた太宰さんの「何時もので。」
夢『新しい仕事場はどうですか?』
太「探偵社に入ッたのだけど、」
太「賑やかで楽しいよ。」
それを聞いて良い仕事場が見つかッたみたいで
安心した自分がいた。
夢『良かッたですね。』
夢『探偵社ッて武装探偵社ですか?』
太「嗚呼、そうだよ。」
夢『矢張り、そうなンですね。』
太「そうだ!」
太「夢ちゃんッて情報屋をしてるでしょ?」
夢『はい。』
太「それを私の同僚に教えて良いかい?」
夢『いいですけど、何故?』
太「探偵社の仕事に役立つと思ッてね。」
夢『成程。』
太「夢ちゃん、」
太「今日ッて直ぐにお店を閉めるんでしょ?」
夢『はい。そうですよ。』
太「じゃあ、夢ちゃんも一緒にお酒飲もー!」
この後の予定は…何も無いか。
夢『まぁ、良いですよ。』
太「じゃあ、スクリュードライバーを」
夢『了解です。』
スクリュードライバー。
“貴方に心を奪われました”という意味だけど、
味が好きなのでしょうか。
と思い乍作る。
夢『はい。どうぞ。』
太「いいや、
これは私から夢ちゃんへのメッセージだよ」
夢『!』
夢『有難う御座います。』
太「ポートワインッてあるかい?」
夢『えぇ、ありますよ。』
太「それ、夢ちゃン飲んだら?」
夢『!ふふっ。それじゃあお言葉に甘えて。』
太「!本当かい?」
夢『えぇ。本当の私の気持ちです。』
夢『じゃあ、お言葉に甘えて。頂きます。』
と言ッてグラスに継いで飲む。
夢『これから、宜しくお願いします。』
太「嗚呼、こちらこそ。」
そこから、私達は付き合ッた。
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何時もより長くなってしまいました。
カクテル言葉って面白いですね。
良かったら調べてみてくださいね。
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