注意事項は前の投稿を見てください
バッドエンド的なやつ
地雷の方はお気を付けて
ワンクッション
俺の努力なんか誰にも_______
P「でも、猿山家だからこれが当たり前なのか……笑」
R「ッ、……!?」
R「ははっ、そうだね笑……」
届かなかった
天乃なら分かってくれると思ってた
そんな自分が馬鹿馬鹿しくて
今すぐにでも死にたかった
【放課後】
P「でさ〜、笑笑」
R「あはは……、面白いね」
どうしても言葉が詰まる
天乃は俺のヒーローじゃなかったの?
ヒーローなら俺の事救ってくれるのに
やっぱヒーローなんていなかったんだ
もう、どうでもいい
天乃だけが俺の救いだった
なのに天乃にも裏切られた
全部がどうでもよくて
でも、やっと決まった
もう死のう
救われるんだ
猿山家という責任を負わなくていい
最高じゃんか
【家着】
R母「おかえり」
R母「早く勉強しなさい」
R「……むり」
R母「は?何言ってんのよ。逆らう権利なんてないのよ?」
R「もういいよ。面倒臭い」
R「これ言う為だけに戻ってきたからもう出てくね」
(出ていこうとする)
R母「待ちなさいよッ!!」
R「ほんとに、うっさい……」
バタン
R母「あっ、……」
R「どこで死のっかな〜」
【海】
R「死ぬならやっぱ海だよね〜」
R「ちっちゃい頃はよく来てたなー、」
まだあの時は母さんも優しかったのに
自慢の母さんだったのに
大人になったらこんなに変わっちゃうんだなー、
R「ま、そんな昔の事思い出しても過去の事だし意味無いか」
海の水が膝までくる深さの所まで行く
R「やっと死ねるんだ…、笑」
ざぶざぶ、と音を立てて最後に海で遊ぶ
こんな綺麗な海で死ねるなんて
俺は幸せだな
どんどん、深い方に歩いて行く
あと一歩で足がつかなくなるぐらいまで来た
俺は笑ってあと一歩を踏み出した
足がつかなくなり、目の前に空気の泡が目の前に拡がる
酸素も無くなっていく
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい
でも、あの時の方が何倍も苦しかった
もう息ができない
あと少しで溺死する
俺は小説でよくある走馬灯を見た
小説では親の事や、学生時代の事、家族との思い出
そんな事が頭によぎるらしい
でも、俺は違った
家族の事でもなく、思い出でもなく
ただ天乃の顔が思い浮かんだ
笑った顔、悲しんでいる顔、喜んでいる顔
色んな天乃の顔が思い浮かんだ
俺は、彼奴の顔が好きだった
透き通った白い肌
黄金に輝く瞳
笑った時のくしゃっとした無邪気な子供のような顔
どんな顔でも綺麗で、美しいとしか思えなかった
そんな彼奴の顔が走馬灯として流れた
俺は、天乃のことがほんとに好きだった
でも、俺との思い出はあんま良くないかもしれない
俺が居なくなっても、誰も困らないだろう
まぁ、一つだけ後悔したことはある
その後悔を持ちながら死ぬのはモヤモヤするが
死ねるならなんでもいい
そんな事を思っていたらどんどん意識がなくなっていく
そんな時、俺は完全に意識を離した
【数週間後】
TV「続いて次の放送です。高校三年生の猿山らだ男さんが数週間前行方不明になりました。猿山家の期待がいなくなり、親御様もとても心配されております。________」
P「らだっ、ほんとにどこ行ったんだよ…、お願いだ、早く、戻ってきてくれ、…」
【数ヶ月後】
TV「続いて次の放送です。数週間前に放送した行方不明の猿山らだ男さんが海の中で死亡した状態で見つかりました。体の状態として、結構前に死亡したと考えられます。」
P「はっ、…!?え、待って、嘘でしょ、?らだっ、」
【葬式】
P「ゔぅ、っグス、らだっぁ、…」泣
らだが死ぬなんて考えもしなかった
溺死なんて、自殺としか考えられない
なんで自殺したのか、俺には分からなかった
分からなくて、ただ単に泣いて
自分が情けなかった
P「…、あれって、らだのお母さん…、?」
確か、前に家で勉強してた時にらだのお母さんが帰ってきて、らだに追い出されたよな、
そん時のらだの顔…、
泣きそうな、とても焦ったような顔をしていた
らだのお母さんはらだにとってどんな物だったのか
らだ自身からお母さんの話は聞いたことがない
聞こうとすると絶対に否定された
まぁ、そんなの思っても意味が無い
ただ俺はらだの死に泣くことしか出来なかった
終わりーん
オチが思いつきませんでした!!
まぁ、おかしくてもそこには触れないでもらって
んじゃ、ばいばーい
コメント
5件
めっさ良かったっす、、、まじで神すぎる
rdぁぁぁ… BADENDもいいけどやっぱうちはhappyendだな…