⚠〜4 割程度の芥中要素と
6割程度の太中要素でお送りいたします〜
・芥川かわいそう
・中也病み&嘔吐&自傷表現
・ドSヤンデレ系太宰さん
・純粋優しめやつがれくん
・この話における中也セコムは暴走&絶望中
(※紅葉&エリス&森さん)
↑書き方変えた((
ーー此処までの補足ーー
花吐き病でも、中也が気遣かなかったのは、
花吐き病に加えて普通の吐き気、
其れの嘔吐も混じっていた為、
花だけでなく胃液によって液体状だった。
そのため、吐いて其の儘気絶していた中也は
気づかなかった。
普通の胃液なども吐いたことで、
喉に詰まって窒息する前に
胃液のおかげで外に出され、
なんとか生きていた(奇跡)
わかりにくかった点もあると思うので、
すいません…💦
ーーーーー
吐いて、吐いて、何分経ッただろうか。
家のチャイムが鳴ッた。
それでも、
現在進行形で吐いているせいで
外に出られない。
喉に詰まりかけている花を、
胃液、そして血が押し流す。
『ゲホッゲッホッう゛ッぉえ゛ッッ』
「中也さん!?大丈夫ですか中也さん!」
外から声が聞こえてくる。
此の声…芥川…?
あァ…やべェ…もう、意識…が……………
目が覚めると、誰かの膝の上なのか、
寝かせれている感じがした。
芥川「ッ起きましたか!?」
『………芥川…?』
芥川「はいッ、芥川ですッッ!」
なんと、俺の部屋の中に芥川が居た。
汚れていた床は片付けられ、
俺の服も清潔なものに変わっている。
恐らく、芥川がしてくれたのだろうか。
……だが、どうやッて中に…?
芥川「失礼ながら、羅生門を使い、
ピッキングの様な形で
鍵を開けさせて頂きました。」
芥川「中也さんの声を聞く限り、
かなり苦しまれていたそうなので
………すみませぬ…」
そう謝る芥川。
『否ッ!そんなことねぇよ!
つーか、悪ィな、
部屋とか…服も、すまん。』
芥川「否…僕は…」
そう云ッて呉れる
芥川の優しさが胸にしみた。
芥川「中也さんは…花吐き病、なんですよね」
芥川「首領からその事を聞き、
身の回りに世話をしてやれ、と…」
その言葉に吃驚する。
『あー、そンな事になッてたのか…』
『悪ィな、全然帰ッて良いんだぜ?
迷惑かけて悪ィな…』
芥川「いえ…僕は…」
そう言葉を濁す芥川に、
少しの疑問を感じつつ、
汚れてしまッている芥川の服のことを謝ッた。
此奴の外套は、太宰から貰った物。
何よりも大切な物だろうし、
謝る必要があると思ッた。
芥川「……………」
ーー数時間前、芥川視点
森「やァ芥川くん。すまないね。」
首領室に入ると、そう云われる。
『否、大丈夫です。其れより、
どう云うご要件で…、?』
其れに答えたのは、首領でなくら尾崎幹部。
尾崎「中也が…花吐き病で倒れたのじゃ。」
尾崎「身の回りの世話を
1人でするのは大変であろう故、
お主に頼もうと…できるであろう???」
………、半分脅しでそう頼まれ、
首領、エリス嬢、尾崎幹部に
目で圧を入れられる。
その皆さんは、
どなたも焦っているように見えた。
此の組織の上層部は、
中也さんが大好きである。
僕も、中也さんのことは大好きであるが、
此の方々はセコムか、
と言いたくならレベルで
溺愛しておられる。
………中也さんに物凄い危機が迫ッている、
と云うのは判ッた。
尾崎「後、
出来れば中也の花吐き病を
治して欲しいのぉ」
尾崎「中也をお主が惚れさせるとか……」
尾崎「お主も中也が好きなようだし…」
『〜〜〜〜〜/////』
しれッと僕の恋愛事情を
暴露するのはともかくとして、
其れはそうであッた。
中也さんの好きな人は…、太宰さん。
此の組織では常識レベルである故、
僕も存じていた。
ただ、
それで花吐き病など成る程に好きなのだ、
と聞くと、尾崎幹部の其の言葉は、
藁にも縋る想いで言われたとわかる。
ハナから、僕は期待などはされていない。
……ただ、太宰さんが居なくなり、
誰よりも自分が苦しい筈なのに、
僕や、周りを気遣うほど優しい彼の人を、
僕は放ッてはおけない。
ーー現在
目の前の中也さんは、ボロボロで、傷だらげ。
先刻着替えさせた時に見たのは、
僕なんかでは比べ物に
ならないほど傷ついた体。
任務での傷の他に、
爪か何かで引ッ掻き、
自分で血を出したような跡、
鋭利なナイフかカッタァで、
傷を着けたような跡、
隈も酷くて、腕、脚、
腹部等、部位は関係なく、
到る所に傷がある。
美しい赭色の髪はボサボサで、
顔は窶れている。
そして、その顔には
大きい切り傷が入ッており、
見ていて痛々しい。
碧い、魅入るような美しい眼に光はなく、
全てに絶望したような、そんな顔。
其れなのに、僕や、
部下、首領に、尾崎幹部。
誰にでも優しく接し、
決して心配をかけないように、
気丈に振る舞ッた。
明るく、優しく、中也さんよりも、
何倍も悲しみの薄いであろう僕に、
誰よりも寄り添ッてくださッた。
あの頃の、
手のつけられない程荒れた僕を、
見捨てなかッた。
………手を差し伸べて呉れた。
………自分のほうが、何倍も重症なのに。
中原「服、悪ィな。」
中原「迷惑かけて悪ィな。」
………やめてください。
なんでそんな事を云うのですか。
貴方は何も悪くない。
何で、そんなに優しいのですか。
気がつくと、僕は中也さんに抱きつき、
不敬ながら説教をしていた。
『やめてください、何で謝るんですか。』
『貴方は…何も悪くありませぬ。』
『貴方は優しすぎます。』
『もう少し…
自分を大切にしてください……』
『服なんかよりも、中也さんが大切です…』
『花吐き病に成る程、
太宰さんが大切だッたのは判ります。』
『ただ………、…』
少し早口で、そう云ッた。
ただ、
太宰さん、
其の言葉に、
中也さんがパニックを起こしてしまッた。
中原「だじゃい…太宰…
ッッ!!!!!ぁ…………ご、ごめんなさい、
ごめんなさいッ…おねが、すてないで、
だざ…い…ごめんなさい…ごめんなさいッ、
ゃだ、一人にしないで、おいてか、
ないで…ッ… お願い、すてないで」
中原「やだ…ッ、やだっ、だざ、だざッ…い…やだ、
おねッがッッ、ひとり、ッも、やだの、おねがいッッ
おれ、ッッおれが、俺が、おれッッがいけないから、
だから、ッおねがいなから、いなく、
いなくならないで、、おねがい、ッだざいっ、」
そうつぶやき、
どんどん其れが大きくなっていく。
『中也さん、?中也さん!』
『僕です!芥川です!
太宰さんじゃないです!』
そんな声も聞こえて無いようで、
どんどんヒートアップしていく。
中原「ぁ…やだ、ごめんッ、ごめんなさい、ッッ…!
あ、ッッ、やだッ、しな、ッッなきッッゃ、
死ななッッきゃ、ごめんッッ、、ごめんなさい、
ごめんなさいッ…、切らなきゃ、かッたぁ、
なッい 、、どうしッッよう、ッ…!!
、やッッだッッ、ごめッんなさい、
ッッごめん、ッだざいっ…!
ッッごめんなさい、ッッ…!!」
そう云いながら、
どんどん自分の爪で自分の
腕を切ッていく中也さん。
止めなければ傷だらけになッてしまうと、
腕を掴み止める、
そしたら、中也さんは過呼吸を起こした。
中原「ッハッッハッーッヒューッカヒュッぁっ…カヒュッカヒュッ」
中原「ヒューッヒューッヒューッカヒュッカヒュッヒューッッハッ」
中原「ぁッ…ヒューッやだ、ッ
ッ…カヒュッカヒュッくるじ…ッカヒュッ
もぅヒューッカヒュッカヒュッ、
やだ…カヒュッきえ、なきゃッ……!!!!
カヒュッカヒュッヒューッヒューッカヒュッ!」
此の儘じゃ中也さんが死んでしまう、
そう思ッた僕は、中也さんの
腕を掴んでしまッて居るため、腕が使えない。
其の為…
チュッ
…………僕は、中也さんの口を、僕の口で塞いだ。
不可抗力である、しかし、すいません……
そう思いながら、
気絶した中也さんの傷を応急措置した。
………太宰さんが、
盗聴器越しでキレてるとも知らず…
太宰「……は?????(超低音」
ーー
今回長い…
Next↳♡100
コメント
1件
取り敢えず♡600まで押しました、! 本当に、最高です!(*´﹃`*)いつも神作見させて頂いております!全て神作過ぎて物凄く尊敬します!!続き楽しみにしております!ゆっくり待っておきます!まじで作品大好きてす!!尊い、、(ノ´∀`*)