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ジレ
若井×大森
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大森side
某撮影スタジオにて
スタッフ『では若井さんお願いしまーす!』
今日の残りはこの個別写真撮ったら終わり。
今回の撮影も大変だったけどでもその分めっちゃ納得の出来栄えになりそうだなって考えながら若井の撮影風景を見ていたら隣に座っている涼ちゃんが話しかけて来た。
藤澤「ねえねえ、元貴」
大森「ん〜」
藤澤「今日の若井って色気ヤバくない?」
大森「ぶっ、、、!!!!」
藤澤「ちょ、汚っ!わ!衣装!!」
大森「ゴホッゴホッ……だ、だいじょ、ぶ」
藤澤「大丈夫?びっくりした〜」
大森「ゴホッ……ほんと、大丈夫。んで若井が色気?何そのパワーワード笑」
藤澤「パワーワードって笑 今日の衣装のせいなのかなんなのか男の色気?的なの纏ってない?僕とは本当真反対」
若井を羨ましそうに自分の衣装の裾をヒラヒラさせながら言う涼ちゃん。
大森「涼ちゃんにはそういう衣装が一番輝くんだよ。若井は若井、涼ちゃんは涼ちゃんでしょ?可愛いよ、涼ちゃん」
藤澤「もー/// 僕もカッコイイって言われたいのにっ!!でも褒めてくれてありがとう。元貴はカッコ可愛いよ」
大森「なによそれ 笑」
カメラマン『ちょっとジャケット脱いでみましょうか』
ジレ姿になった若井はスラリとした足の流さが際立っていた。
カメラマン『背中から撮ります。振り向きながら目線ください』
普段のオーバーサイズではなく、今日の衣装のスーツはジャストサイズ。ピッタリとしたジレで背中の曲線美と引き締まったヒップのシルエットの色気が確かに凄い。
ジレの背中姿を見てて、昨日の事を思い出す。
若井の背中に僕の付けた引っ掻き後があの下にある事を。
藤澤「ん?元貴?顔赤くな」
『次、藤澤さんお願いしまーす!』
藤澤「あ、はーい!元貴、僕行かなきゃだから調子悪いなら若井に言うんだよ!」
大森「……う、うん、大丈夫だから頑張って」
あーもうっ!変な事思い出すんじゃなかった……顔が熱い。
若井「終わったーーって元貴どいたした?!顔赤いよ?!」
大森「いや、大丈夫。さっきむせたからかな」
若井「何かめっちゃ咳き込んでたね笑 あの時涼ちゃんと何話してたの?」
大森「あー…………若井の色気が凄いって話笑」
若井「なにそれ笑 あ、……ボソッ……もしかしたら昨日元貴で充電したからかな」
大森「ちょ、ばっ」
若井「今日さ、ずっと背中が布が擦れて痛いんだよねーー誰のせいかなーー」
大森「…………若井のいじわる」
ニヤニヤとしている若井がムカつくからそっぽ向いて僕が膨れていると、若井が僕の耳元まで近づいてきて
若井「涼ちゃんと仲良く話してたから妬けていじわるしたくなっちゃった。ごめんね……でも……元貴も今日色気ヤバいから気をつけて」
『大森さんお願いします』
僕はその日、中々赤みが引かなくて撮影が大変だった。
後で若井には現場でエロい事言うの禁止令を出したのは言うまでもない。
end