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『喧嘩の原因は?』
「プリンや」
『ぷ、プリン?』
「おん」
初めて聞いたかも、、
プリンで喧嘩する人達
『プリンで喧嘩するだ…』
『どういう感じで喧嘩になったの?』
「サムがプリンに名前を書き忘れとって
そのプリンを俺が食ったんや」
『そのプリン期間限定のやつ?』
「多分そうなんよ、パッケージが違ったわ」
『じゃあ、さ』
「ん?」
『日曜日、
私の家でプリン作る?』
「ええんか?」
『別にいいよ』
「でも、」
「家、分からへんよ?」
『𓏸𓏸公園集合にする?』
「それええな!」
「ほんまありがとう!」
『全然いいよ』
『その代わり土曜日あいてる?』
「空いてるで?」
『じゃあ、甘いもの食べに行こ?』
「ええで!」
「てか、俺気になることあんねん」
『え、なに?』
「なんでゆみちゃん関西弁ちゃうの?」
『あー、私東京生まれ、東京育ち?何だよね』
『中2の時に兵庫に来たんだよね』
「びっくりやわ-!」
__電車の中
『今日人いっぱいだね』
「そやな」
座れるとこ、、無いか
__ガタン
やば
「おっと、」
『あ、ありがとう支えてくれて』
「えーよ」
__外
『侑くん家どこら辺なの?』
「𓏸𓏸公園ら辺やで?」
『私も』
「家が前とか隣りやったりして笑」
『そんな偶然ないよ笑』
『本当に前とか隣だったら奇跡でしょ?』
「そやな、笑」
と一瞬会話が終わった後
隣でボソッと
奇跡、、か
と確かに聞こえた
でも、私と侑くんが出会えたのって
本当に、本当に
“奇跡” だと思う
もし、私が引越しをしていなかったら、
会えなかった。
世の中
“奇跡”が起きている毎日を
私達は”普通に”過ごしているのだと思う
___
そう考えているうちに家の目の前にいた
『侑くんは家どこ?』
「ここやで?」
侑くんが指を指したその先は
私の家の右隣の家だった
『私の家ここ』
「そんなん?!」
「ほんまにこれぞ”奇跡”やわ!」
『そうだね、!』
「明日の2時にここ集合でええ?」
『うん』
「また明日な!」
『またね』
こんなに奇跡って
いっぱい起きるものなのかな
いっぱい奇跡が重なり続けると
意味がわからなくなる。
奇跡が重なりすぎても
良くない気がするけど……
考え過ぎるのは良くないか…