テラーノベル
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・自己満
・不穏
・mtp
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この世界で最愛の人は消えた。
この狭くて汚れた醜い世界に俺だけいる。
若井side
貴方を見た瞬間好きになった。一目惚れってやつ。
貴方はいつかフラッと消えちゃいそうで貴方の温もりがなくなっちゃいそうで怖かった。
『 す 、 き .. です ッ 。 』
貴方が俺の事を好きだと言った日。夢にも思わなかった。
貴方はいつから俺の事を思ってくれていたのか、俺のどこを好きになったのか。聞きたいことは沢山あった
「 いいよ 。 付き合おっか 、 !! 」 ((微笑
返事をするなり貴方の可愛い笑顔が一気に俺の瞳を吸い込んだ。
それからも貴方は俺を好きにさせる一方だった。
『 ね 〜 。 わかい 、 !! ぃ .. 一緒に帰ろ ッ !! 』
『 だ 〜 いすき っ !! 』
『 今日もかっこいいね !! 』
『 愛してるよ .. っ !! 』
『 んっ .. はっ 、 / .. わ、わか ッ ♡ 』
俺に囁いてくれる愛。
一つ一つの行動が可愛くて、可愛くて堪らなかった。
俺が喜んでいたら貴方も笑顔になる、逆を言えば俺が悲しんでいたら貴方も悲しい顔をする。
貴方の全てが愛おしい。
お願いだから、俺と永遠に居ようよ。ね!俺以外なんて有り得ないよね。.. ね?
『 もう、若井なんて っ .. きら ッ い .. !! 』
貴方が初めて俺を嫌いと言った。
嘘だよね?
俺のこと好きだもんね?
俺の愛おしい人はそんな事言わないもんね?
言うわけないもんね?
「 おーい .. ! 」
いくら名前を呼んでも、体を揺さぶっても貴方の反応はなし。
あーあ。やっちゃったな。
貴方が悪いんだよ?俺の事 “嫌い“ なんて酷いこと言うから .. 。
貴方の手の温もりが消えていく。
「 好きだよ 。」 ((手 握
そう呟いて数分後、貴方の顔は青白くなってとっくに呼吸が止まっていた。
目を閉じていても綺麗な俺の愛しい人
俺は貴方の瞼にそっと唇を落とす
⎯ ちゅ。
静かな部屋に響くリップ音。
「 俺も直ぐ行くから待っててね 、 。 」 ((微笑
これで貴方と俺の恋物語は最期。
貴方の温もりを感じたい。
俺は再び貴方の手を握る。当たり前に温もりなんて感じられない。
貴方の温もりが欲しい。
“ 貴方の温もりをもう一度 “
来世でも愛し合おうね。
おやすみ元貴♥
ー fin ー
コメント
2件
うわぁ … 好き … 。