こんばんは🌛*゜カンヒュ好きです!
今回は、りりやん様から頂いたリクエストでございます!!
🇰🇭×🇯🇵です
注意⚠️
政治的意図無し
一個人の解釈としてご閲覧ください
それでは、どうぞ!!
カンボジア「ただいま」
日本「…!!」
日本「おかえりなさっ……!?」
この優しそうな彼はカンボジアさん
優しそうだなんて紹介すると、少しハードルが上がったりしますが、彼はそんなのヒョイと飛び越えられるくらい、とっても優しいのです
カンボジアさんは、1週間外交的な仕事でフランスさんの所まで行っていました
正直、1人で食べるご飯はあまり美味しくなく、甘いはずの卵焼きも甘くなかったです
私、彼のあの笑った瞳を見つめていないと、可笑しくなってしまいそうなんです
結構依存しちゃってますかね?
そして今日は、そんな彼が今日1週間ぶりに帰ってきましたというのですが…
私はいまいち挙動不審で、直ぐに抱き着いたりなど、いつもは行っていたであろう行動をすることが出来なかったのです
だって…
日本「か、かんぼじあさん…服…」
カンボジア「ん?あぁ、服」
成程と言わんばかりにネクタイを緩めながら、カンボジアさんは話を続けた
カンボジア「フランスさんの所に行った訳ですからね、服着替えさせられたんですよ」
カンボジア「あの人、ファッションに厳しのでね。着せ替え人形にされてしまいました」
へにゃりと口角を笑わせ、困ったような眉になる。子犬のようなその愛らしい笑い方に、自然とそちらへ手が伸びるが
残念ながら、私は今日。中々素直になれないらしい
日本「〜〜っ、!」
1週間会えなかった反動が来たのか、はたまたそのせいで甘え方を忘れてしまったのか、
寂しい思いが怒りへと変わり、なんで自分だけ。などと汚らしい思いがウジのように湧いてくる。そう思えば思うほど、自分の口はキュッと紡がれ、じれったく一歩を踏み出せずにいた
カンボジア「…」
カンボジア「あ〜私、長旅で少し疲れてしまいました〜」
カンボジア「こういう時、可愛い可愛い恋人が抱き締めてくれたら回復するんですけどねぇ〜」
カンボジア「…チラ」
日本「…!!」
日本「も〜!しょーがないですねぇ!」
そういい、私は潔くカンボジアさんを抱き締めた。先程までの気持ちが全て嘘だったかのように
カンボジア「…(なでなで」
やっぱり私、彼のこういう所が大好きだ
紳士で誠実で、彼の優しさに触れると、愛で胸がいっぱいになります
カンボジア「ん〜、やっぱり日本が一番落ち着きますねぇ」
日本「私も…、カンボジアスさんが一番落ち着きますし…」
日本「……だいすきです、////」
カンボジア「ん〜?なにか言いました?よく聞こえませんでしたねぇ〜(にやにや」
日本「も〜お!!(ぽかぽか」
こういうところは意地悪ですが…
カンボジア「………ねぇ、日本。ところでなんですが…」
カンボジア「フランスさんって…誰か分かりますか?」
日本「…え?」
日本「そりゃあ分かりますよ、フランスさんは…」
あれ、フランスさん?
フランスさんって…
“誰でしたっけ”
日本「あれ、あれ?なんで…」
聞き馴染みのある、覚えのある名前のはずだ
その証拠に、先程カンボジアさんが言っていた「フランス」という名前に違和感がなかった
だから…決して他人では無いはず…だが、
何も覚えていない
大切なはずの何かを…ぽっかり無くしてしまっているような…記憶の喪失感がある
あれ?ていうか私って…なんでカンボジアさんの家に?私って…
ぎゅ
日本「!」
カンボジア「思い出せないならいいんですよ。思い出そうとして、いらないことまで思い出したら…嫌でしょう?」
日本「…?はい」
カンボジアさんは、私の知らない世界全てを知ってる、でもそれを暴かせてはくれない。そのミステリアスな瞳を、時々ぎらりと私に魅せた
その度に私は、羽をもがれた鳥になったような、可笑しく不自由な気分になる
カンボジア「じゃあほら、部屋に戻りましょうか、日本」
日本「はい!」
カンボジア「…」
あぁ、可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
もうとっくに私に懐いてくれてるじゃあないですか!
前は小一時間でも猶予を与えたら、すぐにでも逃げ出そうとしたのに…
今では逃げる所か、私がいない空間を寂しいとまで感じてくれている!
あぁ、やはり私以外の記憶など、無い方が良かったのですね。少し可哀想でしたが、やった甲斐はありました
まぁ今日は…少し危なかったですがね
フランスさんのこと、少し覚えていたようなので、驚きましたよ
まあ、また忘れちゃいましたが
愛しげな瞳で日本の頭をさらりと撫でた
日本「?どうされました」
カンボジア「いえ、何でも…」
日本の頭には、まだ私が傷をつけた痕が痛々しく残っている。頭は記憶を司っている…その大事な部分をえいと殴ったら、今までに培ってきた記憶も思い出も何もかも、一瞬でぱぁですからね
カンボジア「日本、私がいない間。ちゃんとお薬飲めましたか?」
日本「勿論!ちゃんと飲めました」
日本「……私の病気って…やっぱり治らないんですかね、」
カンボジア「……きっと、治りますよ、」
記憶を無くしてからは簡単でした
日本には自分が重い病気にかかっているという嘘をすり込ませ、私はそんな日本を世話している同棲中の恋人…という設定。病気が悪化するからと言って、良い風に日本を外に出させないことに成功しました
日本「!じゃあ、じゃあ治ったら、」
日本「いつか、お天道様の下、一緒に歩きましょうね!」
カンボジア「…」
日本「広い野原へ行ってお昼寝して…お花の冠も作るんです」
日本「…きっと、楽しいだろうなぁ、」
カンボジア「はい。はい…、たくさん遊びましょうね、日本」
もし今の状態で私が日本と外へ出たら、務所送り…いや、色んな国に速攻リンチですよ
日本「えへへ、はい!」
こんな笑顔を、私が独り占めにしてしまっている背徳感…なんと心地いい。
貴方に対する私の全ては、嘘で固まりできているというのに…貴方はこんなにも素敵な笑顔を私に魅せてくれている
もう背徳感程度の言葉じゃ足りないかもしれません
ちなみに、フランスさんの所へ行ったというのも嘘です。貴方が居なくなったからと世界が荒れ始め、世界会議が起きたので…家を1週間空けなければいけなかったのですよ
皆さんの焦り、怒る姿と表情ときたら…
上がる口角を下げるのも、楽ではなかったです。病気という設定のせいで、手を出せないのは辛いですが…
そこまで望んだらバチが当たってしまいそうですよね
カンボジア「あぁ、私の可愛い日本…」
カンボジア「本当に可哀想に…」
日本「ん〜、私は別に可哀想じゃないですよ!」
カンボジア「ほう…それは失敬でしたね、ですが何故?」
日本「辛いのは辛いですが…私には、カンボジアさんがいますから!」
カンボジア「…!」
なんて馬鹿で可哀想なんだろう
そんなことを簡単に言うから…私達みたいなのに好かれるんでしょうね
カンボジア「そうでしたか…」
カンボジア「私にこんなことを言える資格があるかは分かりませんが……、」
カンボジア「私も愛していますよ」
カンボジア「世界で……1番♡」
これからも、私と日本のこの共同生活……
同棲生活は続きます
めでたしめでたし
おわり
いかがだったでしょうか!!
どちらかと言えば🇬🇧×🇯🇵っぽい…??申し訳無いです🙇♀️🙇♀️
みなさん、リクエストがあったらたくさんしてって下さい!お願いします!
それでは!!
コメント
24件
初コメ失礼致しますっ!!どれも最高でした……リクエストって大丈夫ですかね?出来たら……出来たらで良いので印日出来ますでしょうか?!(´;ω;`)
かわいいィィィどんどん新たな扉が開いてゆく!カンボジアさんのおっもおもの愛もいいですが日本くんが健気に信じ続けているのも最高です。