テラーノベル
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と、八夜花から電話が来た。
『え、突然どうした…』
ケータイ「梵天の異能力者の情報!」
『…それ聞いて良いやつ?』
ケータイ「良いやつ良いやつ。」
『森さんが許してくれるとは思わないけど。』
ケータイ「え、でも遥奈って口硬いでしょ?」
『いや、これでも一応貴方の敵組織なんですけど?』
ケータイ「今の遥奈は業務外じゃん」
『まぁ、そうですけど。』
ケータイ「でしょー、じゃあ言うね」
『えぇ…』
ケータイ「まず、最初に璃弔。
璃弔は、精神から肉体を操る神経操作系の異能力者。目を合わせてしまったら発動する異能。
次にマリア。
彼は、記憶操作系の異能力者。この異能力は頭を直接触れられたら発動する。まぁ璃弔と合わせて厄介な異能力者だが、対策はできる。
そして最後に身体強化系の異能力者、麿[まろ]。
いちはん面倒臭そうなのは「麿」だね。」
これマジで全部の情報話してるな…
いや、断定するのは良くないんだけどさ。
『麿って一人称じゃなくて?』
ケータイ「コードネームが麿なのか、本名が麿なのかは謎だよ。」
『ってことは名称が麿?』
ケータイ「そそ、あと性別が不明」
『まじか…』
ケータイ「それよりさ、遥奈ってもう灰谷兄に会った?」
『会った会った、対応が面倒だった。』
ケータイ「やっぱり会ったんだ。」
『やっぱりって…』
ケータイ「いやぁー、だってさこの前町中で見たもん!」
ケータイ「女と灰谷兄がいるところ」
『その女って何処と無く所作が璃弔に似てなかった?』
ケータイ「あ、たしかに。」
『多分だけど、璃弔達に梵天は飲み込まれてると思うんよ』
ケータイ「まぁ普通はそうなるわな。てか、話ブッ飛びすぎね?」
『かわいそーに』棒読み
ケータイ「うわー、そんなこと1ミリも思ってなさそ~。てか、無視すんな?」
『思ってないなんて事は、ないないないないないない』
ケータイ「どっちだよ、てか無視…」
『どっちでも良いでしょ。それに、そう言うことは自業自得ってやつなんじゃない?』
ケータイ「いや、だから無視すんなよ。」
ケータイ「まぁ、それもそうかもね」
なんとかごり押しできた。
話をもとに戻すのは私と同じくらい苦手だからな。
ケータイ「あ、ごめん。お風呂たまったから入るわ。」
『八夜花ってお風呂入ってたっけ』
ケータイ「違う違う。明日休日だし、オキ◯漬けしようと思って。」
『え、今から?』
ケータイ「ううん、今日はバスボールっ!」
『あら、貴方いつの間にそんな乙女に…』
ケータイ「だから元から乙女だよッ!じゃあなっ!」
プツッ ッーッー
『…切れた』
八夜花、前から乙女だったんだ…!!
と、面白いネタが出てきたのでとりあえず喜んだ。
『記憶操作系…だからか…』
ー次回をお楽しみに!ー
2025.8.16.11:23(23:23)
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