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⚠️いきなり始まっていきなり終わります。
剣城兄弟って可愛くて好きで、書いてしまいました。
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光明院side
いつも通る道に仲の良さそうな兄弟が楽しそうにサッカーボールを追いかけているのを見た。上の子は5~7歳ぐらい、下の子は10歳ほど離れているんじゃないかと思った。
見かける度、微笑ましく見守っていた。
私の物心着いた時にはこのかがいたし、兄弟という構図が羨ましいとまで思っていた。
あくる日、私の方にボールが転がってきた。
コツン、とぶつかるボールを私は手で持って焦ったように走ってきたお兄さんの後ろに隠れる弟くんは、お兄さんの服を掴んで私を見あげる。
私は弟くんの方と目が合うようにしゃがんでボールを手渡した。そして、優しく頭を撫でてあげた。もちろん、お兄さんの方の頭も撫でてあげた。お兄さんは恥ずかしそうだったが、嬉しそうだった。
これが剣城兄弟との出会いだったと思う。
その頃から、時間がある時は一緒にサッカーをしたり、兄の方の学校の話、弟の幼稚園の話を聞いたりした。
「つづるねぇねの仲間は、どんな人たちなの?」
剣城京介(以下、京ちゃん。)が私の袖を小さな両手で可愛らしく聞いてくれた。剣城優一(以下、優くん)はそんな京ちゃんを窘める。
「……私の仲間、気になるの?」
そう聞くと2人はこくこくと同時に頷く。
私は吹き出してしまう。あまりにもタイミングが一緒だから。
「…優くんと京ちゃんみたいな、サッカー大好きな仲間たちだよ。」
そう答えると2人は首をまたも同時に傾げた。
「……私、1回ね、サッカーやめたんだよ。」
私が2人に笑いかけると、2人は「「え?」」と同時に言っていた。
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別side
なんでやめたのって?
前のチームの子達がね、私のせいで怪我したの。
みんな、立ち上がれないほどの怪我だったの。
立ってたのはGKじゃなくて、当時FWだった私と親友だったの。
そうあの人は言っていた。
良く、あの人は俺の頭を撫でながら綺麗ででも、目を離せば消えてしまいそうなあの人に、今思えば、初恋だったのかと思う。
俺はあくる日、あの人に言った。
大きくなったら結婚したいって。
あの人は、優しく笑って俺の頭を撫でてくれた。
「……君が大きくなっても思っていてくれたら、考えてあげてもいいよ。」
俺は嬉しくてあの人に抱きついた。
今となってはできなくても普通にやってのけたんだ。あの人は一瞬、ふふ、と口元に手を添えて笑ったと思ったら、ぎゅぅと抱き締め返してくれた。
「……サッカーを嫌いにならないでね。京ちゃん。」
「うん!!」
あの人は、学校が忙しくなって会えるのが月に何回かになってしまった。
別side終
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