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<凌太>


季節がひとつ進んで窓の外には雪がゆらゆらと落ちていくが、高層階からは地面までその雪が到達しているのかわからない。


「クリスマス、どこかに出かけなくて良かったのか?」


個人でクリスマスを祝うなんてきっと学生の頃以来だろう。

ホテルで食事でもと思っていたが、瞳がこの部屋で過ごす最後のクリスマスだからここが良いと言うことでクリスマスも正月もこのマンションで過ごすことにした。


あれからじいさんとの養子縁組の手続きが進んでいる。

そして、親父も認知取り消し請求をしたようだ。亮二も素直に受け止めている。

親子関係が0%であり、三島貴子もわかっていて親父を騙していたと言うこともありそちらもスムーズに進むようだ。

親父としてはそれでけじめをつけるから、俺とじいさんの養子縁組を取りやめてほしいと言ってきたがそういうものではない。


そして来年春に瞳と結婚をする。


瞳の両親に改めて挨拶に行き、複雑な家庭についての説明をし、祖父の養子となり年明け早々には社長に就任することを伝えた。



瞳の父親にはかなりキツイことを言われたが、言われても仕方がない事をしてきたし、俺に娘ができたら俺のような男には絶対に嫁がせたくないと思うから納得だ。

それでも、最後には「今度こそ、瞳には幸せになってほしいし、絶対に幸せにしてくれ」と頭を下げれられ、しっかりと受け止めないといけないと改めて背筋が伸びた。

親父は長きに渡り愛人に会社の金を使っていたことで退任することが決まり甲斐Egを町田Egと社名を変え甲斐から切り離した後その社長となる事に決まった。

本来は亮二に与えるはずだった会社を自分が運営していくことになるとは皮肉なのか、それとも行き場所ができてラッキーだったのかはわからない。



雪の降るまちを見下ろすってなんか神秘的だね」


「ここが良いなら」


「凌太は戸建てがいいんでしょ」


瞳が宇座に襲われた時、すぐに出られないことにイラついたのは確かだが、俺の中に庭で子供と遊んだりする未来を考えたりしたが、それは俺がそうしたかったという願望なのかもしれない。


「でも、私もあの庭でワンコと戯れたいかも」


「そうだな。猫とか犬を飼うのもいいかもな」

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