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第8話
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ギュビンside
kg「…しつこ」
鳴り続けるスマホの通知。
ぜーんぶはおひょん。
ねぇはおひょん
お礼はいらないよ笑
離れてくれてありがとうとか
口が裂けても言わないで。
kg「………」
今も震え続けるスマホにうんざりする。
電源を切ろうとした時だった。
zh『お願い。1回だけでいい』
はおひょんから来た淡白な連絡。
なんでこんな焦ってるかは知らないけど
このまま何も言わずに消えたら
ゆじにの迷惑になるかな。
kg「…またあの子のことばっかり」
もううんざりだ。
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ジャンハオside
zh「…!!きた!!」
あいつからの返事を
こんなに待ち望んだのは初めてだ。
kg『住所送る。ゆじなには言わないで』
なるほど。
中途半端な覚悟じゃないんだね。
hy「はおひょん?」
hy「なに大きい声出して…」
不思議そうに見つめるゆじに。
言う訳ないじゃん。
戻って欲しくないし
こっちを見て欲しいんだもん。
zh「…ううん。なにもない」
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ギュビンside
夜遅くにはおひょんを待つ。
ここには酔っ払いと変なやつしか居ない。
2人には無縁であるべき所。
だから、ゆじにには言わないで。
これからは
綺麗な世界だけを見続けて。
zh「…ぎゅびな」
なんだかぎこちないはおひょん。
kg「…ほんとに1人で来てくれるとは」
正直秒でゆじなにバラされるかと
その可能性も考えてた。
kg「…で、しつこく連絡してきて」
kg「なんの用?」
こんな自分じゃ
はおひょんと顔を合わせられなくて
パーカーのフードを被って誤魔化した。
zh「…なんで?」
kg「…なんでだろーね」
俺もわかんないし。
あの時は焦りで頭が真っ白だった。
kg「嬉しい?」
zh「…?」
kg「消えてくれてありがと~って」
kg「思ってんでしょ笑」
思ってくれなきゃ困る。
かっこいいままで終わらないで。
zh「…うん。」
kg「…!」
zh「すっごく嬉しい 」
zh「一番に良かったって感情がきたから」
zh「ね、かっこよくないでしょ 」
kg「……」
予想外だった。
kg「…それを言いに来たの?」
zh「……そうしたかった」
何それ。
素直に嫌な奴のまま帰ってよ。
俺は元からあんたなんか…
はおひょんなんか…
zh「でも無理だった笑」
kg「…!」
zh「ゆじにが嬉しそうじゃないし」
zh「それなら俺だって嬉しくない」
zh「戻ってきて欲しいよ」
あぁもう。
本当にあんたなんか
嫌いにさせてくれ。
俺なんかに笑いかけないで。
kg「…ごめんね。」
kg「でも無理だよ」
kg「仲良く~なんて出来たら」
kg「あんなことしないでしょ笑」
思い返した自分の数々の失態。
終いにはあの子を襲った。
kg「…近くにいたら傷つけちゃうから」
kg「俺は戻らない」
戻れない。
zh「そう言うと思った笑」
zh「たた元気かどうか見たかったの」
kg「……変なの」
これだからはおひょんは
ゆじにの隣にいられるんだ。
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コメント
7件
見るの遅れてごめんねぇ…最高すぎる!やっぱ書くのうますぎ笑
げへへ💓←逃げて 最高すぎて死ィぬゥ←古い
まじ最高です !! 続き待ってます 🙌🏻💞