テラーノベル
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春の光が窓から差し込む教室の中、私はゆっくりと通学路を歩いた。新しい高校、新しいクラス、胸の奥の小さな緊張、ひそやかに広がる。
私は小川環奈。人見知りです。昔から極度の人見知りで話しかけられると口がごもったり視線を逸らしたりしてしまうので勘違いされることが多いです
正門をくぐろうとした時、後ろから声がする。
「おーい!環奈!」
ふと振り返るとそこには幼馴染の黒木翔太が居た。翔太は中学三年生の時から中高生モデルをやっていて中学の時も人気もだったおちゃらけタイプで誰とでも仲良くなれるタイプだ。彼は小さい頃から家が隣で生まれた病院も同じで家族も仲がいい。1番私のことをわかっているのは翔太だ。
「お前小さくなりすぎだろ。もっと堂々と胸張って歩かなきゃ」
その大きな声に新しく入ってきた私たちと同じ1年生たちは大騒ぎ。
「きゃー!!!あの翔太くんがいるんだけど!!?」
と黄色い声が上がりまくる。
私は恥ずかしくてもっと縮こまる。
「し、静かにして、、、」
と小さな声で言うと翔太は
「あーごめんごめんじゃあ教室まで一緒に行こうぜ」
と言われる。私は周りの目線を気にしながらも小さく頷くと翔太は微笑んで、一緒に教室まで行くことになる。
「俺、A組だわ」
と、クラス表を見ながら言う翔太。
私もクラス表を見るとA組に名前がある。
「私も、、、」
と今にも消えそうな声で言う。
「ほんと?やったなまた一緒だな」
そう言って会話をしていると女子たちの群れが来る。
「あ、あの、翔太くんですよね?さ、サインください、!!」
と一人の女の子がいい、その後に続き他の女の子たちが私も私も!!と言っている。
「あーわりぃ、今無理なんだわまた後でな」
という翔太。みんなはそれでも嬉しくては、はい!!と元気よく去っていく。私は気になったなぜ断ったのか。
「なんで断ったの、?」
と小さな声で聞くと翔太は
「なんでって、お前こういうの嫌いだろ?」
と言う。私はびっくりした。私のことなんて気にしなくても良かったのに、と
どうでしたか?ちょっと最後の方区切るところが分からなくて一旦ここで区切りました。まだまだ続きますよ!!
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