朝、普通に目が覚める。
若井と涼ちゃんと一緒に仕事をして、ファンを喜ばせるために色んなことを考える。
そんな毎日が続けばいいなと思ってた。
でも、、
俺はタヒんだ…。
何が何だか分かっていない。
ただ、いつも通りの朝を迎えた。
その日は珍しく、配達が来た。
インターホンで確認して、ハンコを持ってドアを開けた。
その瞬間、腹部に何かが刺さった。
配達員は俺の顔を見て、ニヤッと笑って、走って行ってしまった…。
痛みは感じなかった。
でも、ナイフが深く刺さっているのがわかった瞬間、痛くなった。
え?俺…タヒぬの?
今日はレコーディングがあるのに…。
あの二人に「また明日」って言ったのに…。
もう、会えずにこのままタヒぬの?
そんなの嫌だ…。
腹部からものすごい血が出てすごく痛い。
スマホはリビングに置いてきてしまった…。
歩く体力もなくて、呼吸が出来なくなって…苦しくなっていく…。
涙が止まらなくて、声が出なくなって…目の前が真っ暗になった。
嗚呼、誰にも知られず、ただ一人…静かに朽ちていく…。
脳裏にチラついたのは…若井と、涼ちゃんと、スタッフさんと、ファンのみんなと、両親と……。
嗚呼。俺は今日、この世界から居なくなってしまった……。
コメント
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ガチで泣きました😭