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そのとき、
夕「ただいま〜」
気まずい空気を作って去って行った張本人が気まずさを破りに帰ってきた。
は「おかえり」
夕「なんの話してたの?」
スカートを折って自分の元いた場所に座る夕海。
掘り返すんかいっ!
雪「樋口さんがお嬢様みたいやねって話」
夕「雪ちゃんガールズトーク聞いてたの?えっち」
は「何そのテンション」
雪「男はみんなえっちやで?」
夕「否定してくれ頼む」
蒼「トイレから戻ってきたら何、雪セクハラしてんの?張っ倒すよ?」
雪「ちゃうちゃう!」
蒼くんも帰ってきて話が脱線しまくって逆に和やかな雰囲気になった。
涼風くんは顔にしょーもなって書いてあるし、樋口さんは苦笑いしてる。
…このメンバーで2泊3日か。
楽しみかも。
ていうかすでに楽しいかも。
樋口さんの問題はあるけどね。
雪「でも確かに樋口さんてお嬢様みたいやんなぁ?」
楓「ま、まぁ…」
笑顔の雪くんがそこ掘り返すのなんだか恐怖。
樋口さんもちょっと顔の表情がかたい。
蒼くんはチラッと2人のやり取りを見た後に、自分の荷物を手に持って私たちに声をかけた。
蒼「あ、ほらみんなもう出るって。荷物持って、急ごう」
夕「まじか、いそげ〜」
雪「ほないこか〜バスバス♪」
各自荷物を持って緑風館を出て、先ほど通過した正門へ向かう。
雪「こけへんようにな〜」
は「私はあなたのが心配だよ、フラグっぽくて」
雪「僕運動神経いいから大丈夫」
夕「自信満々じゃん」
雪「ないよりええやん」
蒼「喋ってないで行くぞ〜」
蒼氏、あまりにもパパすぎる。
子供たち、こんなで大変でしょう。
今回のリーダーは樋口さんだけどね..一応。
みんなでぐだぐだと喋りながら歩いてたらバスの前まで来ていた。
順番に荷物を預けてバスの中へ乗り込む。
あー、やっと座れる!快適快適。
隣によいしょ、とよく知った声が降ってくる。
蒼「はるちゃんの隣。2時間よろしくね、あ、はるちゃん窓際の方がいい?どっちがいい?」
ニッコリ笑う蒼氏。ぐは。顔もだけど気遣いがイケメンすぎる。