テラーノベル
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rtttが電話する話
sikの一人称が不安定
大捏造
元々プリ小説に出したものですがそちらのアカウントが使えなくなってしまったため
こちらに載せます
本文伏字なし
最近恋人のリトくんに会えていない。
お互い任務がとても忙しく、話す時間どころか会うタイミングすらない…
おかしい!!!!おかしいだろ!!!!
同じチームに所属してるにも関わらずどうしてこんなにも会えないんだ!!!
僕とリトくんは付き合っているが同棲しているわけではないので会う時間は限られている。でも!!アジトでも本部でも会えることが滅多にない!!こんなのってないだろ!!!
正直言うとめちゃくちゃ寂しい
リトくんの顔を見たい、あの大きくて優しい手で『よく頑張った』って言って欲しい、撫でて欲しい、抱きしめて欲しい
…あの声が聞きたい
メールこそほぼ毎日やり取りしているものの、やはりそれとこれとは別問題であって
「…リトくんに会いたいなぁ…」
これを本人に言ったら迷惑になることぐらいわかっている。でも大好きな人とこれだけ会えないと寂しいし、不安になるわけで、
僕のこと嫌いになったんじゃないかって思ってしまう。そんなことはないのに。
「はは…君のこと疑ったりしたくないのにな…」
連絡先に登録されているリトくんの文字を眺めながら呟く
「せめて…電話で話すくらいならしてくれるかな」
そう思い、早速電話をかけようとして連絡先を開いたところで僕は自分の手を止めた
「待て待て、リトくんだって忙しいんだぞいきなり電話なんてかけられたら迷惑だろうが!!!」
自分で自分に説教をする
当たり前だ
いくら恋人とはいえ、いきなり電話をかけられたらリトくんだって困るだろう。それで嫌われたりしたら…ダメだ考えないようにしよう
「あーーもう!!リトくんのバカ!!可愛い可愛い恋人をおいて任務に没頭しやがって!!」
意味もなく携帯の画面に向かって怒鳴ってみる
もちろんなんの返答もない
「…あーあ!リトくんなんて知らない!!俺は明日久しぶりの休みだもんね!!もう寝よ!!!おやすみ!!」
そう言って勢いよく携帯を布団に投げつけた放り出された携帯は薄い布団の上に鈍い音を立てて落下した
その瞬間、俺の携帯から着信音が聞こえた
「…えっちょっと!!待って待って!!やばい!!!」
慌てて携帯を確認するとそこには宇佐美リトと書かれた画面と着信中の文字
携帯を投げた反動でかわからないがリトくんに電話をかけてしまっている
急いで切ろうと思った瞬間、プツリと音が止み代わりにずっと聞きたかった声が聞こえてきた
『もしもしーテツ?どうかしたか?いきなり電話なんてかけて』
「え”っやっり、リトくん?!?!えっとですね、これは…その…」
『お前焦りすぎだろw落ち着けってw』
リトくんは鶏のような特徴的な笑い声をあげてきた。くっそー…俺の気も知らないで…
相手が目の前にいるわけでもないのに俺の目線はぐるぐると回っていた
だがそれと同時にずっと聞きたかった声を前に安心感を覚えていた、やっと声聞けた…
「えっと、その…リトくん、今時間大丈夫?いきなりかけちゃったし、その…迷惑だったり…?」
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『なぁに言ってんだよ!むしろ逆!テツから電話してきてくれるなんて俺めっちゃ嬉しいよ』
先ほどまで鶏だった男がいきなり落ち着いた甘い声で喋るものだから脳がパンクしそうだ、
『で?普段電話なんてかけてくれないだろ?なんで急にかけてくれたんだ?』
「えっと…それはですね…間違えて…」
『はぁ?じゃあ何?ほんとは俺以外に電話しようとしてたわけ?』
リトくんは明らかに不満そうな声色でそう言った。
「いやっ!そういうんじゃなくて!!ほんとに!」
やばい僕の不注意で彼の機嫌を損ねてしまうかもしれない、今度こそ嫌われるかも…
、とにかくここは弁明をしなければ
「えっと、最近リトくんと会えてなかったじゃん?!それで僕寂しくて!!電話なら声聞けるって思ったんだけど!!でも迷惑かなって思ってかけるの辞めようとしたら間違えてかけちゃって!!だからほんとに!!リトくん以外にかけようとしてたとかじゃなくて!!間違えたっていうのは」
『わーった!わかったから!!一回落ち着け!!』
「う、うん…」
リトくんの声で少し冷静を取り戻した
…
まてよ俺もしかしてすごい恥ずかしいこと吐露したんじゃないか今?!?!
画面越しのリトくんがため息をついたのが聞こえた、やっぱり迷惑だったのだろうか…
「り、リトくん…?やっぱり迷惑だった?」
『いやそういうことじゃなくてさ…じゃあ何?テツは最近俺に会えなくて寂しくて、声聞きたくなっちゃって電話してくれたってこと?』
「は、はい…そういうこと…になるね…」
改めて復唱されると余計に恥ずかしいなこれ
『はぁ〜〜〜〜〜〜……なにそれ可愛すぎ』
「…え?」
こいつは今なんて言った?可愛い???
『え、だって俺の声が聞きたいがためになれない通話しようとしてやっぱり止めようとして結果的に間違えてかけちゃったんでしょ?そんなの可愛い以外の何者でもないだろ』
「じゃ、じゃあ…迷惑かけては…ない?」
『最初からそう言ってるだろ!テツから着信なんて滅多にくるもんじゃねえし!見た瞬間任務の疲れも吹っ飛んだわ!お前あれだぞ?あんまり可愛いと次会った時食っちまうぞ?』
『それに…』
「それに?」
『俺もテツと話したかったから』
その瞬間顔にブワッと熱が集まるのを感じる
見なくてもわかる。俺の顔は今、茹で蛸もびっくりの赤さなのだろう
ついにかろうじて耐えていた脳もショートしてしまったようで俺の口からは意味のない声が漏れ出てくるばかりになってしまった
「え、あ…ぅ…」
『なぁにテツ照れてんのー?笑ほんっとわかりやすくて可愛いなぁお前』
「…もうやめろよぉ……!!!」
君の声が聞けただけでも張り裂けそうなくらい嬉しいのにそんなことをいわれ続けたら俺は完全に使い物にならなくなってしまう
『なぁテツ』
「…なに?」
『俺、多分明日で任務一区切りついてまたゆっくりできるからさ。明日、任務終わったら直接お前のとこ行ってもいい?』
「…わざわざ答えなくてもわかるでしょ?…当たり前じゃん、いいよ。」
『ありがとテツ。…まぁ断られても無理矢理行ったけどね』
「ダハハ!!僕が君を誘いを断るわけがないだろ!」
「というか僕不安だったんだからね!!君が僕のこと捨てて他の女に行っちゃったんじゃないかって!!」
『はぁ??それこそないだろ俺が好きなのはテツだけだよ』
「なっ、ないってことないだろ?!わかんないじゃんか!!…とにかく、明日は俺様に寂しい思いさせた責任、ちゃんと取ってくれよ?」
『ったりめーだろ?いやって言われても責任取るのやめねーからな』
なんだそれ、と2人して笑い合った
あぁ…君の声が聞こえるだけでこんなに幸せになれるのか、僕は幸せ者だな
幸せを噛み締めながらふと時計を見ると結構な時間が経とうとしていた。
「あっ…リトくんそろそろ寝なきゃじゃない?僕は明日休みだけど、リトくんは明日も任務でしょ?」
『あっ!そうじゃんやっべ!!』
この幸せな時間が終わるのかと思うと少しまた寂しく感じる、でも明日には君に会えるから
それまでは我慢してやるよ
『テツ、愛してる』
「…僕も、愛してるよリトくん」
だから明日は、僕がイヤになるくらい構ってくれよな
プツリと切れて暗くなったスマホの画面を見つめながら俺も布団に入った
翌日、爆速で仕事を終えた宇佐美がすごい速さで佐伯の家に来て嫌になるくらい甘やかされました
コメント
1件
うわぁ……めっちゃ可愛かった🤍💦 リトくんの声が聞きたくて電話かけようとしてやっぱやめようとしたら間違えてかかっちゃうテツ、完全に恋する人間の泥臭くて愛おしい仕草そのものだよ。 電話越しのリトくんの反応も、「なにそれ可愛すぎ」とか「俺も話したかった」とか、全部テツの不安を溶かす甘さで構成されてて、読んでてこっちまでほっぺた熱くなった。 「君の声が聞けるだけでこんなに幸せになれる」ってセリフ、そのままだよね。 明日会える展開も、重たくなくて、それでいてしっかり心があったかい… 連載続きめっちゃ気になるけど、今はこの1話の余韻に浸ってます🌙