「…ねえ、ここどこ?」
そこは、まるで廃墟のような場所であった。
いつもの所で、とあるユニットが、練習を始めようとしていた。
「よし!全員集まったな!」
「そうだね、じゃあ、練習を始めようか」
彼らは、『ワンダーランズ×ショウタイム』というショーユニットだ。みんなが笑顔になるように、日々ショーをしている。
「はいはい!あたし、ぐにゃりーごみたいなのやりたい!」
「なにそれ…戦隊もの?」
「ほう、面白そうだな」
「でも、ぐにゃりーごだけを参考にしたら、物語がかぶっちゃうねえ」
「じゃあ、少し変えなければいけないか…」
「うーん、うーん…!思いつかないよ~」
「私も、思いつかないや」
「どうするか…」
「そうだ!『セカイ』にいる彼らに聞いてみたらどうだい?」
「あ!それいいかも~!」
「私も、それに賛成」
「そうだな、じゃあ『セカイ』にいくぞ!」
と、意気込んで再生ボタンをタップしたら…
「ここは何処なんだ!?!?」
こうなってしまった。
「うーん、学校みたいだけどねえ」
「あ!もしかして、司くんならしってるんじゃない?」
「まったくわからん!!なぜ『セカイ』にいこうとしたのにこんな場所にいるんだ!!」
「それがわかってないから聞いたんでしょ…バカ」
「誰がバカだ!誰が!!」
…そう、ここがどこかが、誰も分からないのである
「それにしても、どうしようか。この状況なら、練習なんてもってのほかだしねえ」
「けどけど!『セカイ』にいこうとしたから、ここは『セカイ』何じゃないの?」
「セカイにしてはボロすぎじゃない?」
「もしかしたら、このセカイの創造者の気持ちがここに現れるかもしれないね」
「じゃあ、やっぱり司くん…?なにかあったの?」
「何か…。特に思いつくものはないな」
「ええ~!じゃあここはどこなの~!」
と、困惑してるそのとき
ナニカが、えむや司の近くに生えてきた
「うん?なにこれ?」
「真っ黒だな…なにも見えないぞ」
「ひっ…!」
「えむくん!司くん!それは…」
類の阻止を聞かずき近づき…
『ギャアアアアアアア』
そして、奇声を発してきえた。
「「…え?」」