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「ふふっまだ式神を殺す訳には行かないんですよ」


夕奈さんは余裕がある表情を浮かべ、周りに星をだす。

たくさんの星は俺たちに向かってくる。流れ星のように早く、美しい。それを美しい景色と思ってしまった俺はそれに目を奪われる。


「ッッ危ないッッ!!!!」


みぞれさんが氷の壁を作りだし、俺に来た星のひとつを壁で守ってくれたが、一撃でその壁は破壊され、俺はその衝撃で背後に吹っ飛ぶ。背中に激痛がし、俺は意識が混濁する。手足の感覚はもうなく、立とうとすら思えない。

段々と眠くなっていく。少しだけ寝てしまおう。俺は意識を暗転させた。



──────レイラー視点──────

いえもんさんに、星弾を氷の壁で防げなかったダメージが襲ってくる。

そのあと、尖った岩が多いこの洞窟で背中を思いっきり叩きつけ、背中からは血が溢れ出し、頭にも血が着いている。回復をしようにもその間にも攻撃でちかずくことすら出来ない。

星弾を交わすが、爆風の範囲が広く、狭い洞窟なら確定で当たるといってもいいほどだ。私の体は何回も宙に浮き、その度に身体を強く打ち付ける。いくら魔女だって、再生できる範囲には限りがあるし、回復だって間に合わない。


その時、私の目の前に今、もっとも来て欲しくなかったラテさんが炎の剣で私を切り刻む。脳は少し損傷し、腕と足、上半身と下半身は分離され、だいたい10パーツほどにわけられる。

私から溢れ出す血はとまらないし、脳の一部損傷によって中々再生できない。また、ラテさんの炎によって再生を妨害してくる。


師匠は陰陽師をやろうとするが、ケロベロスに道を阻まれる。だが、師匠はケロベロスに対してはラテさんに対する攻撃とは違い手加減をしない。死神の鎌をおおきく振り、一撃で倒す。

それでもなお、再生しようとするケロベロスをブラックホールで吸わせる。


ブラックホールに吸い込まれないようにと抗おうとするケロベロスに無駄だとばかりに鎌を振りあげ、心臓を的確に潰す。


ラテさんは走ってケロベロスを助けに行こうとするが、メテヲさんに阻まれる。

しかし、メテヲさんはだいぶ星弾をくらっていたはずだが、ノーダメージだった。


「なんでッッッ…!?ご主人様の攻撃が効いてないの…ッッ!?」

「ん〜効いてるけど?それを一瞬で再生させただけ」


メテヲさんは当たり前とでも言うようにラテさんがケロベロスに行こうとするのを防ぐ。ラテさんはメテヲさんに容赦なく炎を振るうが、当たっているはずなのに体に傷ひとつない。

その間に師匠はケロベロスの処理が終わったらしく、陰陽師の方に向かっている。

鎌を大きく振り回し、仕留めようとするが、のらりくらりとかわされてしまう。


「攻撃しなくていいんですか?このまま逃げ続けるんですか?」


師匠は煽るように彼女を見つめ、命を狩り取ろうとしている。心なしか、鎌は青白い光を帯びているように見える。


「いいんです。こうでもしないと勝てないので」


煽りをものともせず、冷静に笑顔で切り返す彼女に師匠は少し不機嫌そうな顔をする。


「ふーん…そうですか…」


なんて師匠が睨みつけながら、言う。しかし、師匠の顔には無表情が浮かぶ。

いや、無表情というが、その奥の景色を見ているような…?私もそこを見ると、かすかに景色がぼやけている。よく見ようと、目を擦る。

途端に師匠の顔を食べる巨大な犬のような生物が現れる。間違いなくさっき倒したケロベロスだ。

──────そのような様子を幻視したのは、私の焦りからかもしれない。


師匠はバク転で下がり、そのまま鎌を大きく振るう。

ケロベロスは爪でその攻撃を受けようとするが、その爪ごと切られ落ちる。

一瞬で再生するのであまり関係ないかもしれない。


それよりも問題は陰陽師を倒さなければラテさんとケロベロスが永遠に復活するということだ。

早急に対応せねばならない。


ただ、無情にも私の体の再生はちっとも早くならない。

私の視界にはいまだに赤色が見える。

手と胴体が繋がる。歩けないし、立つこともできないが、攻撃はできるようになった。

あとは標準を合わせる。

心臓を狙わなければ意味が無い。それ以外ならば、大抵は回復できるからだ。


「ダイボルト…」


私の再生を止めてまで魔力を優先した雷攻撃は陰陽師の頭蓋骨を割る。


その瞬間には陰陽師は痛みを顔に出すが、すぐにもどる。

代わりにラテさんが痛み出す


「あ”ぁ”ッッッ!?く”“る”し”ぃ”…ッッ!?」


ラテさんは膝をつけて頭を抑え始める。その間に、メテヲさんが光の縄?のようなものを出し、ラテさんを縛り上げる。

数秒の隙も、戦闘では命取りだということを目の当たりにする。

ラテさんは再生したが、後の祭り。身動きが取れなければ陰陽師を助け出すことも出来ない。死ななければ陰陽師の近くに行くことも出来ない。

ラテさんは歯を食いしばり、悔しそうにする。


師匠は確実に、そして容赦なく無慈悲にも鎌を振り落とす。心臓を斬り、陰陽師の目には血が濁ったような目をしている。絶命したことが分かる。

それと同時にラテさんは気を失う。

目をまわし、横に倒れる。


いえもんさんと誰にも気づかれずに倒れていたみぞれさん、眠らせたれいまりさんを回復させたり起こしたりする。


メテヲさんの光輪が眩い光を放ち、祈りを捧げるように手を組む。


いえもんさんとみぞれさんの怪我をしていたところや血が止血され、数回瞬きをした後に、2人は起きる。


「あ…れぇ…?」


いえもんさんは目を擦り、当たりを見回す。左から私、師匠、メテヲさんの3人がいえもんさんとみぞれさん、そしてれいまりさんを見つめている。

いえもんさんは状況を理解していないらしく、ぽかんとしている。


みぞれもんは静かに起き、申し訳なさそうな顔を浮かべている。


途端にメテヲさんの足が、溶け始める。

メテヲさんは一瞬目を見開き慌て出す。


「ぁ…れ…?メテヲの足…が¿」


最後の1音は声がうわずり、反転したかのような声が聞こえた。私にはうめきにも聞こえた。


「…」


ラテさんはしばらくして起きた。状況を理解していないようだった。


「は…ッッ?なんでめめ村集まってんの!?てか、なんで私捕まってるのッッ!?」


さっき戦闘していたのが嘘のように大きな声を出し、わめき出す。


「うおッッ!?てか服汚ッッ!?洗濯大変なんだぞ!?」


さっきまでのシリアスな雰囲気が一気に崩れる。相変わらず空気を破壊する力でもあるのかと少し呆れる。


「…てか、みなさんなんで来てるんですか?先に来るって言ってくれたらお茶でも出すのに」


ラテさんはいつものラテさんのように振舞っている。


「いや、あなたのせいですよ?ラテさん」

「は!?私!?」


師匠はこんな時にも冷静でそして鋭いツッコミを入れる。かっこいい✨

ラテさんは本当に状況を把握していないようだった。



一旦全員と情報共有をすることになった。









ここで切ります!明日校外学習があるので、物語は出ませんが、イラストだけ載せると思います!ぜひ!お楽しみに!


戦闘シーンが沢山かけてわたしは大大満足です!あ、あとちょっとした情報載せときます


──────人外について──────

人外は『魔力』を持っている。基本的には魔力を使って体を再生したり、魔法や技などが使える。

能力には通常なら魔力は消費しない。(例外あり)

人外を殺すためには、心臓を潰さなければならない。それ以外なら再生できる。しかし、脳には再生に時間がかかる。

魔力をかければかけるほど、再生が早くなる。魔力の多さはランクとほぼ比例関係にある。




こんな感じです!!まあ、追加されることはあってもよっぽどの事がない限り消えないので大丈夫だと思います!

それでは!おつはる🌸!!

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思ってたよりも泥試合ならなかったな…

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