テラーノベル
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5.『貴方は』
もし僕が彼に会ったら今度こそ捕まえてみせる
僕が好きな彼を
ほをとにここ何処?
????『おや?ここに人が居るねぇ』
晴明『あ、貴方は!清明さん!』
清明『君、僕のこと知っているのかい?』
晴明『もちろんです!だって僕は、……僕……は、あ、貴方の事が……す、好きなんですから……///』
清明『おや、おや、それは可愛い、けどごめんね?僕は男には興味無いんだ』
晴明『そ、そうなんですね、』
僕の中で何かが渦巻く
何か
ドロドロしたものが
気持ち悪い
晴明『はは、すいません、もう、元の世界に帰らなくては』
清明『何処に帰るんだい?』
晴明『元いた世界に』
清明『帰り方は知っているのかい?』
晴明『もちろんです、ここにいる……ねこ、またを……』
清明『いないね?』
晴明『どうしよう!』
清明『良かったら、来るかい?』
晴明『め、迷惑だしいいですよ!』
晴明『それに、貴方が好きな人とはあまり居たくないでしょう?だって男だし』
清明『けど、もうそろそろ雨降りそうだけど、』
晴明『大丈夫です』
清明『はぁ、僕が来て欲しいんだ?良いかい?えーと』
晴明『晴明です。安倍晴明どうも初めてまして御先祖』
清明『おや、君は子孫なのかな?』
晴明『はい』
僕はいつまでこの人の隣に入れるのだろうか
この人は僕の事がすきじゃない
なのに、僕はこの人と婚約する約束をした
なぜ、この人は好きでもない男にそんな約束をしたのか知りたい
そう思ってしまう
あぁ、僕のダメなくせだ
分かっているくせに知っている癖に分かりたくないくせに
分かりたいと思っている
清明『さぁ、入って』
晴明『し、失礼します』
僕はでかいお屋敷に着いた
コメント
4件
ちょっと苦しくてやっぱ良いお話ですね~…! まぁふつう?ではないけど同性を好きになることってあんまないですもんね…( ´・ω・`) 私は腐ってますが( ^q^ ) 最高でした!!!続きも楽しみに気長にお待ちしています✨