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さぁ、早速やって参りました、リカルドくんとの初仕事です。
あれからリカルドは自分が周りにリカルドと呼ばれていることを私たちに言った。
ていうか、アレフ。ほんとに聞いていなかったとは。
「いい?リカルド。私たちはできるだけか弱く見られるようにするの。」
「か弱く?強くじゃなくて?」
「うん。たしかに強奪しちゃえば早いけど、それって1度きりでしょう?後でまたいるかなって思ってもらうことが大切なの。」
それに小説じゃ気づかなかったけど、リカルドはかなりの美少年。
文でイケメンと書かれていても、想像するのは難しいからね。
儚い美少年が頼ってきたら、誰だってものあげたくなるでしょ。
「でも、か弱いと虐められるんじゃないか」
「そうね」
「あっさり認めんのか」
「でも、母さんのが怖いから」
「・・・」
「ほらやるよ!」
リカルドは話していくうちに警戒を解いてくれた。
相変わらず、お前とかあんた呼びだけど、
今日はリカルドの美少年パワーなのか、御夫人方がかなりものをくれた。
うん、私の時より稼げてる。
これならルチアも納得してくれるはず。
「ただいま〜」
「・・・」
「おかえりフェーデ。リカルド、あんたはまともに挨拶もできないのかい」
「いや・・・」
「もう家族なんだからさ」
「家族・・・?」
「そうさ!」
「だから、今まで義姉ちゃんが耐えてきたことを義弟のあんたが耐えるのは当たり前のことだよね」
「母さん!」
まさか・・・!
バシンっ
「い゙っ!」
そんな
「何するの母さん、やめてよ」
「この礼儀のなってないガキに教えてやってるだけさ」
こんなのあんまりだ
それにこのままじゃ、リカルドに殺される可能性が高くなる。
なら
「リカルドのための”教育“も今までどうり私が受ける!」
「「!」」