🎼様より🌸彡です
パクリパクられ❌
地雷の方🔙
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第1章 春の始まり
🌸○○side
春の柔らかい風が制服を揺らす新学期の朝
いつも見慣れたクラスメイトの中で、特に安心する横顔があった
LAN――小さい頃からの幼なじみ
でも最近、目が合うたびに胸がぎゅっとなる
ただの友達じゃない気がして、それが嬉しくて、ちょっと怖い
「○○、また遅刻しそうだったんだろ」
息を整えながら笑うLANの声は、優しくて少しからかい気味
聞くだけで胸がぽかぽかする
「うるさいな、LANも寝ぐせついてるよ」
返すと、LANがほんの少し顔を近づけてきて、指先が髪に触れた
「……直してくれるの?ありがとう」
耳まで赤くなるLANを見て、心臓が変な音を立てる
🌸LAN side
○○の指が髪に触れた瞬間、時間が止まった気がした
ただの冗談で近づいたつもりだったのに、なんでこんなにくすぐったいんだろう
昔はこんな感覚なかったのに、いつからか○○が笑ってるだけで落ち着かなくなる
「○○」
教室の後ろから手を伸ばす○○の声に、ついノートを渡してしまう
「じゃあ代わりにジュース奢れよ」
「ね〜、 ずるい」
拗ねた顔が可愛くて、でも言えない
言ったら全部壊れそうで
――ーー―