テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
なにわ男子 長尾×西畑 BL ※短編×非エロ
start
┈
長尾謙杜side
昼休み明けのフロアは、やけに静かやった。
コピー機の音と、キーボード叩く音だけ。
――大吾くんの様子、朝からちょっとおかしい。
目合うたら逸らすし、声かけたら必要最低限。
それが、逆に気になってしゃあない。
「……大吾くん」
小声で呼ぶと、
「ん?」って、いつもの柔らかい返事。
「少し、お時間いいですか」
自然を装って、トイレの方へ誘導する。
個室やなくて、手洗い場の奥。人が来にくい場所。
ドア閉めた瞬間、
空気が変わる。
「謙杜……?」
「さっきから、俺のこと避けてません?」
言葉は敬語のままやけど、距離は近い。
「そ、そんなこと……」
大吾くん、目泳ぐ。
……可愛い。
「嘘ですね」
一歩、詰める。
洗面台に手つかせる形で、
逃げ道、なくす。
「俺、なんかしました?」
「……してへん」
「じゃあ、なんで」
声、低く落とす。
「俺のこと見てくれへんのですか」
大吾くんの喉、こくって鳴る。
「仕事中やろ……」
「はい。でも」
顔、近づけて。
「大吾くんが気にしてるの、俺やって分かってます」
耳元で、囁く。
「……好きな人に無視されるの、結構きついんですよ」
肩、びくっと跳ねた。
「謙杜……」
呼ばれただけで、
胸が熱くなる。
「大吾くん」
顎に、そっと指かける。
「顔、上げてください」
ためらってから、視線が合う。
――もう、反則。
キスは、軽く。
触れるだけ。
「……っ」
離れようとした瞬間、
大吾くんの服、掴まれた。
「……待って」
その一言で、理性が削れる。
「……俺、敬語外れそうです」
そう言って、もう一回。
さっきより、長く。
唇、ゆっくり味わうみたいに。
首元に顔寄せて、
小さく息吐く。
「大吾くんの匂い、落ち着きます」
「やめ……声」
「聞かせてください」
囁いて、
首筋に軽くキス。
肩、腕、
服の上からなぞるだけやのに、
大吾くん、息乱れてる。
「謙杜……ここ、会社……」
「分かってます」
耳元で。
「せやから、ここまでです」
一瞬、間を置いて。
「……続きは、帰ってから」
額、こつんって当てる。
大吾くん、顔赤くして、
小さく頷いた。
その表情見て、
胸がいっぱいになる。
――守りたいし、
独り占めしたい。
今日は、それでええ。
┈
finish
追記
みおさんすいません!!💦
ここ1週間ほどインフルになってました…
ようやく落ち着いてきたのでやっと投稿できます!!
ほんと遅くなって申し訳ないです…(T^T)
改めてリクエストありがとうございました✨
もうひとつの方も投稿させていただきます、…
コメント
3件
夕暮れ待ってましたぁ ~ っ!!✨️ インフル辛いですよね ~、、 無理はしないでください !!🙏