帰り道
森には2人の足音がずっと響いていた。
無陀野
「(辛かったね…か、、何も知らない部外者がよく言う…)」
ガラガラ
親
「私は部屋に戻るわね」
無陀野
「分かった…」
無陀野達は無事、帰って来れた…
無陀野も部屋へ戻ろうとした時、廊下で声をかけられた。
花魁坂
「あ、帰ってきた!」
馨
「お帰りなさい」
無陀野
「ああ…」
紫苑
「なんか疲れてね?」
無陀野
「まぁ…この格好で歩いたからな」
真澄
「その白い浴衣みたいなやつで登るのかよ…ますます行きたくねぇな」
京夜
「行った事ないからなぁ挨拶も親が勝手に行ってたし」
真澄
「で、なんて言われたんだよ」
無陀野
「辛かったね。と、何かあればこちらへ来ていいと言っていたな、、あとは母親だけと話していた」
紫苑
「何それ、、怪しすぎるだろ」
京夜
「親だけねぇ…俺らが信用してないの知ってんのかな?」
馨
「どうでしょうね…」
そう各々が考え込んでいる時
ガラガラ
再びドアが開けられた
唾切
「おや、何を大人数で、しかもここは廊下だよ?」
京夜
「つばっちおかえり〜ていうかどこ行ってたん!?」
唾切
「ただの買い出しさ、頼まれてね」
そう言って買ってきた物が入ったビニール袋を見せる
紫苑
「また変な雑草とかとってきてねぇよな?」
唾切
「何を言ってるのさ、僕は雑草なんてもの取らないよ」
無陀野
「草を持っているが?」
唾切
「これは雑草じゃなく、薬草だ。この薬草は〜〜」
真澄
「おい、うるせぇ…」
唾切
「まぁ君たちには関係ないさ…」
無陀野
「そうか」
京夜
「……あ、ダノッチに言わなきゃいけないんだった!!」
馨
「あ、本当ですね。神の子の一族の話で忘れてました」
紫苑
「え〜w馨記憶力落ちたんじゃn」
馨
「お前も忘れてただろ(圧」
紫苑
「怖ぇよ…」
唾切
「なら、僕は部屋にもど、、」
真澄
「お前も参加しろぉ?」
唾切
「はぁ…仕方ないな、、」
京夜
「でも、ここ廊下だし…一旦大広間行こっか!」
スタスタ
無陀野
「それで、なんだ?」
京夜
「学校あるって言ったじゃん?あれ、明日からになった…」
無陀野
「は?」
真澄
「さっき、あの黒いスーツ野郎が来てそれだけ言ってった」
馨
「どうやら拒否権ないような感じなんですよね…前々からですけど」
紫苑
「お前、一族から聞かんかったん?」
無陀野
「学校のことは一切…けれど明日からか」
唾切
「制服は、配られた白い浴衣のような袴のようなものを着ていけばいい。教材はすでに用意されているだろう…」
無陀野
「何を学ぶんだ…学校では」
京夜
「え、っと…うん、、多くて覚えてない。つばっち〜泣」
唾切
「はぁずっとぼーっとしてるから入ってこないんじゃないのかい?」
京夜
「ギクッ」
唾切
「まぁいい…学校では、中学校などと同じ数学などでそう変わらない、まぁ社会などの歴史などでは神の子についての学習が入ってくるって感じだよ」
無陀野
「本当、どこへ行っても神の子だな…」
馨
「呆れますね…大の大人が、強制して指導する…それこそ神様は許していいんですかね?」
真澄
「知るか、」
唾切
「それだけ、神の子は大切で、ある意味愛されているのかもしれないね…ボソ」
そう呟いた唾切は、少し俯き加減で、悲しそうだった
京夜
「愛されてるねぇ…(つばっちて、なんかたまに儚い感じで、なんか考えてるよね…顔がいいからそんなオーラになってんの?そう思うとなんか腹立つな💢)」
そんな呑気?な事を京夜は考えていたが、ずっと見ていると唾切が気付きそうだったので考えても仕方がない。と言い聞かせて、自分を現実に引き戻す
京夜
「まぁ学校は置いといて…ダノッチ着替えてきたら?疲れてるんならそのまま部屋で休んでもいいし」
無陀野
「そうだな…そうさせてもらう」
唾切
「僕も自室へ帰るよ」
紫苑
「あ、俺これから宿題やらなきゃだわ…おわったぁぁぁ」
京夜
「俺もじゃん…最悪〜」
真澄
「俺はもう寝る」
馨
「なら、僕は2人の監視でもしましょうかね…朝になって紫苑に騒がれるとうるさいので」
紫苑
「なんで俺だけ??」
馨
「さぁ?」
無陀野
「それじゃぁな…」
次の日
無陀野
「…学校か、、」
馨
「京夜さん…起きてください」
京夜
「ふわぁぁぁ、、ねむぅ」
馨
「起きろ紫苑、ベシッ」
紫苑
「イッタ!!」
唾切
「君たちは朝から五月蝿いなぁ…おや、新入りはもう起きているのにいいのかい?」
京夜
「マジじゃん…おはよ〜ダノッチ」
無陀野
「ああ、おはよう…」
真澄
「…イライラ」
唾切
「君は保育園児かい?服も着替えていないし…」
真澄
「誰が保育園児だ…服なんぞいつ着替えてもいいだろぉが」
唾切
「寝癖もなおさずに…1人ならまだしもそれがまだ2人もいる…」
馨
「まずは京夜さん、布団から出ましょうか…」
京夜
「ん〜」
馨
「紫苑はさっさと起きろ、そうじゃなきゃ服破くぞ」
紫苑
「馨の変態」
馨
「お前には言われたくない」
無陀野
「…唾切は、何をしている?」
唾切
「?何って、、寝癖をなおしてるんだよ、」
無陀野
「そうなんだな…?」
真澄
「ケッいつもいいって言ってんのによぉ世話焼きが」
唾切
「真澄、動くな…京夜達も早く起きてくれないかい?遅れる」
「「は〜い」」
唾切
「さて、早く行こうか」
無陀野
「ああ…」
馨
「紫苑さっさとしろ。遅れる」
紫苑
「俺の扱い酷ッ」
京夜
「れっつご〜!」
先生
「それでは今日も神の子に感謝をして過ごしましょう…」
無陀野
「子供は少ない方か…」
京夜
「そうだよ〜」
真澄
「この村は年寄りばっかだ」
紫苑
「それじゃ、俺たちこっちなんで」
馨
「それでは」
唾切
「僕もこっちだ。京夜と真澄だが、まぁこの学校の事ならわかるはずだよ」
無陀野
「わかった」
真澄
「唾切ぃ今お前喧嘩売ったろ」
京夜
「まぁまぁ、、それじゃ行こうか 」
5時間目
先生
「今日は、5時間で終わる。最後の授業は歴史を教えます…ブツブツ」
無陀野
「歴史…(神の子か?それにこの学校もどの生徒、先生も純白の服、教師はクマをつけてずっと何か唱えている…)」
先生
「知っての通り神の子の歴史です。今の神の子の名前は
終わり
やっと出せた!!
四季を!やっとだよ…
本当長くなるわでごめんなさい
飽きてたらすみません
見続けてくれているからありがとうございます
本当、感謝感激✨
感想コメント&♡押してもらうとめっちゃ喜びます!
ずっと口角上がります
それではまた次回!!
コメント
12件
唾切さんが、優しい〜馨くんの紫苑さんの対応が、面白かったw 四季くんが出てきた!、これからどうなるのかめっちゃ楽しみ〜🎶
ちゃっかり面倒見が良い唾切さん優しい… 馨さんの紫苑さんへの対応が、凄く面白い 唾切さんの憂いの表情…なんだろう、1番長いこといるしやっぱり神の子の事かな… 四季様、出てきた この後どうなるか凄い楽しみ
良すぎて口角ずっと上がってた 顔筋つりそう笑💕 まじでた最高でした😖💕