💧🌙side
暇になった土曜日。
どうしようもなくて、おんりーチャンに声を掛けることにした。
💧🌙『おんりーチャン‼︎今日図書館行かない?』
折角だから勉強を教えてもらおう。
あの2人と同じレベルの大学に進学できるように。
思ったより早く返信が返ってきて、
🍌『りょうかいっ( ̄^ ̄)ゞ何時集合?』
って、可愛らしい絵文字付きの文章が返ってくる。
午後からかな…。
そう思って〝13時!〟と返しておく。
流石に、雨栗さん達に合わないよね…、。
何心配してるんだろう、僕。
雨栗さんには〝先約〟って言ってあるし、見つかってもそこまで…なはず。
こう言う時こそ堂々としておかないとっ、。
それこそ怪しまれちゃうッ‼︎
教材を鞄に詰めて、筆箱を持つ。
集合時間まで、参考書とか見に行こうかな、。
そう思ったのが間違いだった。
雨栗さんとの擦れ違いの原因だった。
🤡side
え ~ っと…。
あった、これこれ。
この問題だから…。
求めていた問題集も見つかり、レジに向かう。
その時に見てしまった。
隣の参考書コーナーに1人で本を探しているルザピの姿を。
てっきり〝先約〟って言ってたから、誰かと約束があると思っていた。
だけど今は1人だ。
声をかけようと思ったけど、必死に参考書と睨めっこするルザピの横顔を見ると、声を掛けることができなかった。
MENちゃんに相談してみよっかな…、。
そう思い、スマホをポケットから取り出す…。
あれ、ない…。
少し焦っていると後ろから肩を叩かれた。
🤡「…ぇっ、?」
そこにはおんりーチャンの姿。
🍌「これ、雨栗さんのですよね…、?」
彼の手には確かに私のスマホ。
🤡「…ぁ、ぅん。」
🍌「問題集コーナーに置いてあって…。見覚えのあるピエロのキーホルダーついてたんで、w」
そう笑いながら渡してくれた。
ルザピが作ってくれたピエロのキーホルダー。
ニコニコしながら、「おんりーチャンに教えてもらったんだぁ~‼︎」って言ってたっけ。
🍌「ぁ、じゃっ行きますね!俺、用事あるんでっ」
🤡「ぁ、うん…ありがとっ、!」
…ルザピ、。
やっぱり嫌われちゃったのかなぁ、ッ。
そんな不安と共に家に帰ることにした。
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