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花弁が舞い散る…
木漏れ日が差す…
青空が広がる…
子供の声が聞こえる…
複数の子供の笑い声と…1人の泣き声が…
…、
「もうやめて!熱い!嫌っ!」
…泣き声が聞こえる…何処から?
「痛い…もう…辞めて…」
だんだん声が小さくなって行く…
…あの子は何処に居るの?
探さなきゃ…探さなきゃ…
でも…体が動かない…何も見えない…
もう、辞めてあげて…
「ッ!?…ゆ、夢か…」
私は勢い良く起き上がった…
…リセットしてから時間が経った、
1つ前の時間軸とは何かが違う…
何が変わった?変化した?
もうこの夢の時点で違う…
私が出会った人物も、状態も…
…部屋の外から人の気配がする。
「ミライ…大丈夫か?」
ディサピアが様子を見に来て私に声を掛けた。
「う、うん、少し嫌な夢を見てね…」
「そうか、どんな夢だったんだ?」
彼は私に優しくそう聞く、
「それは…あまり言いたくないな、」
私はそう言って苦笑した。
「そうか、なんかあったら言えよ?相棒なんだからよ。」
そう言い彼は微笑みを浮かべる。
「うん。」
私はそう言い頷いた。
「リビング戻るか。」
「そうだね、朝ごはんも食べないとだし。」
何気ない会話だ、1番安心する。
「ん、おはようミライ」
「あ、サイズ、おはよう」
彼はサイズ、長男で引きこもり。
「今日はカコ…起きるの遅いね。」
「そうだな…」
カコは私の妹、いつもなら朝ごはんを作って待っててくれてるんだけど…
「…私、カコ起こしてくるね。」
そう言いカコの部屋へ行った。