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佐藤「さて、なんでここにいるのかな?」
モダンな雰囲気の店内。ハイスツールに座らされ佐藤から尋問を受ける。これではバーではなく取調室と一緒ではないか。今にも「カツ丼食うか?」と尋ねられそうである。
上田「えっと連れに、、誘われて」
佐藤「ふーん。なるほどね」
佐藤「まぁいいよ、今日は飲んでいきな。この前奢ってもらったし奢るよ」
微笑みかけられる。よく見ると佐藤はかなり上質な服を着ていることに気がついた。黒色のシャツにスラックスを履き、人差し指についている指輪が遠慮気味に輝いている。開いたシャツから覗く鎖骨がなんとも色っぽい。
上田「佐藤先輩はここの常連さんなんですか?」
佐藤「ん〜、どうだろね。マスターいつもので」
いつものって…常連確定じゃねーか。
佐藤「ほら、上田も飲みな」
ピンク色のカクテルを渡される。…すごく甘かった
佐藤「美味しいでしょ?僕のお気に入りなんだよね」
相当な味覚音痴か、はたまたかなりの甘党かあるいはその両方という可能性もある。
佐藤「他にも飲んでみる?カクテルってジュースだからいくら飲んでもいいんだよ」
なるほどジュースなのか。俺は色々なカクテルを飲み干して行った。