⚠︎注意
・iris 青桃 BL
・一応レイプです
────────────────
🍣side
🍣「あー、まじでどこだここ…」
目の前に広がる暗闇。
夏の夜の暑い空気が肌を撫でていく。湿った緑の香りがする。
今日はりうらと少し遠出の旅を楽しんでいたのだが、雑談しながら歩いていたら知らない森に迷い込んでしまった。
生憎スマホも圏外で、俺たちがどこにいるのかさっぱりだ。
🐤「変なとこ入っちゃったねー。」
🍣「よくそんな冷静でいられるな。」
🐤「まぁ…別に死ぬことないでしょ。」
🍣「いやかなり危ういけどね?クマとかに襲われるかもしれないよ?」
🐤「そんなのないくんがどうにかしてよ。」
🍣 (こいつ終わってるわ…)
辺りは真っ暗な上に薄っすらと霧がかっている。
1時間ほど前からずっと歩き続けているが、正直登っているのか降りているのかも分からない。
🐤「…そういえばさ、この山って幽霊が出るって噂の山じゃない?」
🍣「は、なに?俺をこれ以上怖がらせるなよ。」
🐤「そんなつもりじゃないんだけど…」
🍣「はぁ…いいから解決策考えてよ。お腹空いてきたわ。」
🐤「普段食べ過ぎだしこんくらい我慢する方が良いんじゃないの。」
鳴り始めたお腹を抑えながら道を歩き続ける。
🍣「りうら〜、もう無理だよ〜…」
・・・
🍣「…?りうら、どうした?」
りうらの返事が無くなったことを不思議に思って振り向けば、りうらは忽然と姿を消していた。
🍣「…え、嘘でしょ。ガチで言ってる?」
手を広げて周りを走り回ってみるが、りうららしきものは見つからない。
🍣「まずいって…幽霊に連れて行かれた感じ?」
🍣「違うよね、りうらだけ先に帰ったはずだよね。そういうことにしとこう。」
遂に一人になってしまった。嫌な汗が頬を伝う。
かくなる上は、最終手段を使う時である。
🍣「よし…ヒッチハイクするか。」
────────────────
🍣「…全然捕まんないじゃん!」
ヒッチハイクを始めて早くも30分。
こんな意味の分からない森を通る人間が沢山いる訳がなく、そもそも車がほぼ通らない。
三台くらい車が通ったが、誰も俺を乗せようとはしてくれなかった。
一台目の時は声を掛けながら手を振ってみたが気付かれなかったようだ。
二台目はもっとギリギリまで近付いてみたが、これも無視された。
三台目が来た時には車の前に躍り出て叫んだが、運転手は恐ろしい形相をして避けて行ってしまった。
🍣 (俺幽霊じゃないから!)
スマホの電源を入れると22:00の表示。
いよいよまずったな…と考えていると、再び車の走行音が聞こえてきた。
🍣 (次で決める…!)
車がやって来て、俺はまた同じように車の前に飛び出した。
🍣「道に迷ってるんです!止まってくれませんか!」
するとその車は急ブレーキをかけて止まった。
俺がそれに驚いていると、中から運転手が現れた。
🤪「こんなところで何してるんですか。」
🍣「えっ、あの…この山に迷い込んでしまって。」
🤪「あぁ、そういうことですか。」
🤪「なら、俺が送って行きますよ。」
🍣「本当ですか!ありがとうございます!」
高身長でイケメンな人だ。こういう人って性格も良いんだなぁ。
助手席に乗せてもらうと、車は走り出した。
🤪「すみませんが、お名前は?」
🍣「ないこっていいます。」
🤪「ないこさん。…俺はいふです。」
🍣「いふさんですか、なんか良い名前ですね!」
🤪「それ結構適当ちゃいます?笑」
いきなり関西弁でツッコまれて面食らう。
いふさんはそれを見て穏やかに言った。
🤪「あぁ、すいません。関西出身なもんでつい…」
🍣「全然、むしろそっちの方が好きです!」
🤪「…本当ですか?」
🍣「はい!良ければタメ口でお話しとか…」
🤪「…せやな。歳も近そうやしそうするか。」
🍣「…!」
なんだこの男は。顔も性格も良くて、おまけに関西弁というギャップ付き。
普通に声も良いし、無敵すぎて恐ろしい。
🤪「で、ないこはなんでここで彷徨ってたん?」
🍣「実は俺、友達とこの辺に来てて───」
────────────────
しばらく走ったところで、いふさんは車を止めた。
🍣 (ここが山の出口なんかな?)
🍣「いふさん、ここまでありがとう。」
🍣「あの、連絡先の交換とか……是非お礼したくて。」
🤪「ええで。」
LINEを交換すると、いふさんの不思議なアイコンが画面に映った。
🍣 (真っ暗…なんだこれ?)
スマホの画面を明るくして、拡大してみる。
すると俺の顔が画面に浮かび上がってきた。
🍣「は…?」
今の俺が反射で画面に映っているわけじゃない。ここに映る俺は楽しそうに笑っている。
🍣 (あれ、この写真……今日りうらといた時の?)
お昼、りうらと一緒に行った喫茶店でパスタを食べている時の俺だ。
突然、いふさんから何やら可愛らしいスタンプが送られてきた。
恐る恐るいふさんを見るが、何か忙しそうにスマホを弄っている。
ここは圏外だからスマホでできることなんて限られているのだが。
🍣 (…通信できないのに、なんでいふさんからのスタンプ受け取れたんだ?)
何かがおかしい、ここから逃げなくてはならないと脳が警鐘を鳴らす。
🍣「あの…今日は本当にありがとう。」
🍣「じゃあ俺はこれで失礼…」
素早くドアを開けようとするが、ドアはびくともしない。
🍣 (鍵はかかってなさそうだけど…なんで?)
すると、肩に誰かの手が掛けられた。
振り向けば、いふさんが俺を真っ直ぐに見ていた。
🍣「…いふさん?」
🤪「ないこさ、お礼してくれるって言うたよな。」
🍣「え、まぁ…」
🤪「じゃあ、今お礼してもらおっかな。」
🍣「何言って…?」
いふさんはいきなり俺を後部座席に軽々と投げ飛ばした。
そしていふさんも後ろに来て、俺に詰め寄ってくる。
🍣 (は……俺今投げられた?成人男性の俺が?)
🤪「…じゃ、始めてええかな?」
🍣「いやいや何を?」
そう言うといふさんはつまらなそうな顔をして俺の首元に顔を近付けた。
ジュッ
🍣「ふぁ”…っ!?」
いふさんが俺の首に吸い付いている。
🍣 (なんだこれ、どういう状況?)
俺が混乱している間に、首筋にでろりと生温い感触が走った。
🍣「ぅあ”…?いふさん、何してんの!」
慌てていふさんの頭を引き剥がせば、いふさんは舌舐めずりをした。
🍣 (え、俺舐められてた?)
🤪「…なんや反抗的やな。」
🤪「もうちょっと焦らしたろ思ってたけど、もうええわ。」
そう言うといふさんは俺のシャツのボタンに手をかけた。
🍣 (お礼って……セックスするってこと!?)
今更気が付いてももう遅い。
いふさんはあっという間に俺の服を全部脱がしてしまった。
🍣「ちょっ、それは聞いてない…っ!」
🤪「言ってへんし。」
🍣「待って、俺じゃ無理でしょ?バリバリに男ですけど。」
🤪「それが何や?ないこめっちゃ可愛ええで。」
🍣 (こいつ目がおかしくなってるって!)
いふさんは全く俺の話を聞いてくれない。
押し問答しているうちに、いふさんは俺の顔に近付いてくる。
そして、いふさんは長い舌を俺の口に突っ込んできた。
🍣 (舌なっが、死ぬんですけど!)
🍣「んっ、ふっ……うぅ…っ」
長い舌が口の中を蹂躙し、喉を塞がれ上手く呼吸できなくなる。鼻も塞がれたら普通に死ぬ。
そして口から俺のとも分からない大量の涎が溢れていくのを感じる。
🍣 (全然気持ちよくないじゃん!もっとエロいの想像してたわ!)
苦しいキスに意識を取られていると、下の穴に何かが入ってくるのを感じた。
🍣「ん”っ…!?//」
細長い何かが…恐らく指だろう、ナカを掻き回しているのを辛うじて理解する。
一度だって性器を入れられたことのない、キツいナカをずんずんと開拓されていく。
それでもいふさんはキスを止めてくれない。
🍣「ぅ//、はっ…んん”〜っ//」
息が苦しい、ナカが気持ち悪い。
いや…もう下に関しては段々と快楽を拾い始めている気がする。
しばらくして俺の意識は朦朧とし始めた。
いふさんはそれに気付いたのか、漸く口を離してくれた。
🍣「っはぁっ、はぁ、死ぬ…っ」
🤪「こんくらいで死なへんって。」
🤪「……死ぬ時は、もっと苦しいで。」
🍣 (知らんがな。辛いもんは辛い。)
🤪「てか、処女なんやな。絶対キツいわこれ。」
🍣「キツいって思うなら辞めろや…」
🤪「別に、寧ろその方が燃えるやん。」
🤪「よし。ほな挿れよか。」
🍣「はぁ!?無理無理!」
🤪「さっきじっくり解したし、多分行けるで。」
そう言っていふさんは自分の服も脱ぐ。
恐ろしく立派なモノが現れ、俺はいよいよ本気で逃げ出したくなる。
🍣「やばいって…それは無理だろ。」
🤪「いける!」
🍣「何でそう言い切れるのか分からん!」
俺は必死に抵抗するが、なんせ車の中は狭くて身動きが取りづらい。
車中でヤるのはこれが狙いだったのか。
そしていふさんは遂に俺の穴にソレを充てがった。
🤪「じゃ、ゆっくり息吐いてな。」
🍣 (そんな冷静でいられるか。)
いふさんを睨みつけると、いふさんは楽しそうに笑って腰を動かした。
グプ、と嫌な音が鳴っていふさんが俺のナカに入ってくる。
🍣「ぁあ”〜〜っ//、う”ぇ、んぁ”ぁ…//」
🤪「めっちゃ鳴くやん笑」
🍣「はぁ”/……やばいこれ、もう入った…?」
🤪「ん〜、あとちょっと?」
🍣「いい、もう挿れなくていいってぇ”…/」
絶対ダメなところまで入ってるを毎秒更新しながらいふさんは侵入し続ける。
てか男の性器を俺のケツが飲み込んでるって絵面がもうグロい。キモい。
吐き気すら催しそうになった頃、やっといふさんの動きが止まった。
🍣「はい、ったぁ…?/」
🤪「ん、入った。よく出来ました。」
🍣 (それは俺というより俺の尻のポテンシャルなんよ…)
🤪「じゃ、動くけど大丈夫そ?」
🍣「ん、普通に無理だよね。もういっぱいいっぱいですけど。」
🤪「おけ。じゃあ続けるな。」
🍣「話を聞け」
だが挿れられてしまっているものはしょうがない。
いふさんはいきなりピストンを始めた。
🍣「んぁ”っ、う”っ/いきなりすぎだよお前…っ!//」
🤪「うん、やっぱないこのナカ気持ちええな。」
🍣「そういう、のっ、聞いてないからっ//」
ガチで苦しい。いふさんが動く度にナカが圧迫されてキツい。
けどちょっとだけ気持ち良い。
多分俺は今最高にだらしない顔をしているだろう。
目から涙が伝って流れていくのを感じる。
それを見てか、いふさんのモノがナカで一段と大きくなった。
🍣 (いふさんがどこで興奮するのか分かるのキモいぃ…)
しばらくするといふさんも余裕がなさそうな顔になってきて、腰を振る速度も速まっていく。
ごつごつナカを抉れられるのがクセになってきて、全身が悦んでいるのを感じる。
🤪「ないこ…っ、中締めて。」
🍣「んぇ/、どうやんの……っん”//」
🤪「なんか…ギューってする感じ?」
🍣 (分かんねえよ…)
いまいち理解ができないが言われた通りにやってみる。
すると、途端にいふさんの形をより鮮明に感じるようになった。
そしてナカの圧迫感も2割増しくらいになる。
🤪「あ”ぁ〜っ、そう!ないこ上手いやん。」
🍣「うぅ/…なんか…キツくなったっ…//」
🤪「…」
🤪「…あかん、ないこ。出してもええ?」
🍣「へっ…?」
🤪「っもう我慢できへん…っ」
そう言っていふさんが息を吐くと、ナカに温かい感覚が流れ込んできた。
それが所謂中出しというやつだと理解するのにそう時間は掛からなかった。
少し遅れて、俺も昂っていくのを感じる。
そんな俺を見て、いふさんは俺の耳元に顔を寄せた。
🤪「…ないこ、イってええよ。」
🍣「んぁ”〜〜〜ッ//、うぅ”〜〜…/」
俺は深い絶頂を迎えた。
頭も一緒に真っ白になって、頭がぐらぐらと揺れる。
いふさんのがっしりした手が俺の頭を撫でたのを感じて、俺は意識を手放した。
────────────────
目が覚めると、見慣れた天井が目に入った。
🍣「あれ……俺ん家だ。」
さっきのは夢だったのかと思い日付を確認するが、ちゃんと昨日1日分の時間が過ぎている。
🍣 (…てか、りうらは!?)
家に帰っていなかったら相当まずい。俺だけ生還した可能性がある。
りうらに電話をかけると、3コールくらいで電話が繋がった。
🐤『こんな朝から何さ〜…』
🍣「りうら、昨日無事に帰れた?」
🐤『……昨日?なんで?』
🍣「だって急にりうらいなくなっちゃったから。」
🐤『何言ってんの?』
🍣「そっちこそ何言ってんの。」
🐤『りうら昨日ずっと家にいたけど。』
🍣「……え?」
🍣 (どういうこと…)
🐤『もしかしてりうらのこと好き過ぎて妄想見ちゃった感じ?キモ。』
🍣「勝手な想像で人を貶すな」
昨日は間違いなくりうらと一緒に出掛けたのに。
🐤『まーなんか勘違いしてるみたいだけど、りうらは無事だよ。』
🍣「そっ…か。なんか急にごめん。」
🐤『別にいいけど。悩みあるなら何でも話してねー。』
🍣「…うん、ありがと。じゃあまたね。」
🐤『はーい。』
俺が昨日一緒にいたのは誰だったのだろうか。
一緒にショッピングして、出店で買い食いして、それでも足りなくて喫茶店に行って…
🍣 (あれ、そういえば何でいふさんのアイコン俺が映ってたんだっけ?)
あの後のことですっかり忘れていた。
LINEを開いてもう一度アイコンを拡大してみると、やはり俺がいる。
🍣 (これ、りうらとご飯食べてる時なんだよな〜。)
構図的にりうらが撮った写真なのだが、なぜいふさんがこの写真を持っているのか謎だ。
🍣 (…ん?でもあれはりうらじゃなかった訳だから…)
あ、もしかして、と思った。
りうらが山で話していた、幽霊の話。
俺が映っている、りうら目線の写真。
この写真をいふさんが持っているということは、昨日一緒にいたのはりうらじゃなくて。
スマホに通知が届いた。
すぐタップしてトーク画面に行けば、『いふさん』の文字。
『やっと気付いたんやね。』
🍣「…やっぱお前だったか。」
多分、俺は昨日幽霊と性行為したんだと思う。
end
コメント
2件
上手いなぁっておもって誰だろうって作者見たら主様でびっくりしました、w今回も最高の小説ありがとうございます!次も頑張ってください!